毎年8月の終わりの恒例となっている24時間テレビ、
そこには闇と裏側と疑問などが多く、
様々な憶測や噂がされています。
今回は疑問に感じることや裏側について、
ギャラについても詳しく調べていきたいと思います。
24時間テレビの疑問つ
疑問1つ目:なぜ精神、発達障がい者は出演しないの?

24時間テレビでは、
- 被災などで家族を失った方
- 病気と戦う方
- 障がいを持った方
このような方の特集を組んだり取材をして、
チャレンジをすることで番組が構成されています。

ここで障がい者の枠の疑問になってくるのが、
番組に出演するのは身体障がい者と、
知的障がい者ばかりということ。
- うつ病
- パニック障害等の精神障がい者
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)、
ASD(自閉症スペクトラム)等の発達障害者は出てこない。
このような方たちも生きにくい障がいを抱えているのですが、
彼らで特集を組まれたことは今までないようです。
理由その1:目に見えない障がいだから

上にあげた精神的な障がいのある人たちは、
周りの人から理解にされにくい障がいでもあります。
知的に遅れがあるわけではないので、
一見普通の人と変わらないように思えて、
気づかれにくい障がいだと言えます。
しかしそれでは番組としては企画しづらいのです。
- 見えない障がいでは募金が集まらない
- 障がい者に見えないと苦情が入る
- 目で見てわかりやすい障がいのほうが、
視聴者の感情を揺さぶる
例えばADHDの子が苦手なことに挑戦して克服をする、
このような企画を立てたとしても、
それはとても地味でインパクトのない映像となるかもしれません。

そういう企画よりも、
身体に障がいがある方だと障がいがわかりやすく視聴者に伝わり、
企画も立てやすいと思われます。
そしてそれが募金額にも大きく影響するからではないでしょうか。
理由その2:撮影がスムーズに進まなくなる可能性

また鬱の人や発達障がいの人は、
気持ちがすぐに落ちたり不安定になりやすいです。
番組スタッフが撮影に向かっても、
体調が安定せず撮影にならないこともあるでしょう。
撮影に来てもらったのに迷惑をかけてしまった
と自分を責めてしまうことになるかもしれません。

生放送のその会場に気持ちが不安で、
出演できない可能性もあります。
自分に自信をつけて前向きになるための企画が、
逆効果にもなるかもしれないですね。
疑問2つ目:批判を受けてもなぜ番組を続けるのか

24時間テレビはどちらかというと批判されることが多く、
もうやめたほうがいい
嫌いだから見ない
障がい者を見せものにしている
という意見がよく見られます。
このような批判をされているのに、
なぜ24時間テレビを毎年放送しているのでしょうか。

その答えはわりとシンプルなものだと思われます。
- 多額の募金を集められる
- 視聴率がとれる
どんなに批判の声が聞こえてきても、
実際視聴率は毎年二桁とれる番組であり、
募金も9億円弱を常に達成しているそうです。
- ジャニーズが出演しているので若者の視聴者も多い。
- チャリティー番組を好んでみる中高年層からも人気。
- 非常に安定感のある番組で、長く人気を維持している。
その募金はしっかりと必要なところで使われており、
それによって助けられている方は多くいると思います。
こう考えると番組を続けているメリットの方が多そうですね。
寄付金の使い道については主に、
福祉、環境、災害復興に使用されています。
疑問3つ目:なぜジャニーズばかり起用されるのか

せっかく募金を募る番組をしているのですから、
テレビ局としても多くの募金を集めることと、
視聴率を維持するための策を練っています。
その最たるところが、
ジャニーズ事務所の所属タレント起用です。

チャリティー番組に興味があるわけではないけれど、
好きな芸能人が出ているなら見よう
と思う人も多いと思います。
そしてその大好きな芸能人が、
募金よろしくお願いします。
と言えばなんとか少しでも役に立てたらと、
募金する人も多いのではないでしょうか。

ジャニーズの起用は視聴率や募金だけではなく、
チャリティーTシャツなどの
グッズの売り上げアップにも繋がります。
ジャニーズ事務所のタレントの物販力は、
ずば抜けていると言われています。
今後もジャニーズ事務所のタレントを起用していれば、
番組の視聴率も募金額も安定といえるのではないでしょうか。
24時間テレビの闇と裏側3つのエピソード
1つ目:チャリティーマラソンのやらせ疑惑

なぜ走るのか意味不明
真夏のマラソンは非常識
このように評判があまりよくないチャリティーマラソンですが、
コロナの影響で中止となった年以外は、
ずっと継続して続けているメイン企画です。

このチャリティマラソンについて、
よく噂になっているのがやらせ疑惑です。
- 車に乗せて途中移動しているのでは?
- 毎回時間ギリギリにゴール、
時間調整している?
途中こっそり車に乗せているという話は、
現実的ではないかと思います。
沿道に常に応援の人がいるような状態で、
人目を盗んで車に乗せることは厳しいでしょう。
そんなことをしたらスマホで撮影されて、
拡散されるに違いありません。

またよっぽど遅れていない限り、
車に乗せてまで急ぐ必要がないと言われています。
歩いても到着する距離を設定されていることと、
早く到着することが目的ではないからです。

実際にマラソンのゴールはエンディングの曲に合わせて、
ギリギリで入ってくるのがいつものパターンですね。
この計算されたようなゴールの時間については、
あまりに早く着きすぎてしまわないように、
エンディングに合わせて実際に調整していると言われています。
- ランナー本人には何も伝えない。
- スタッフが時間を調整する。
- 休憩時間を長くとる。
- 前方を走る中継車や
警備の自転車の走る速度を、
わざと遅くして時間を稼ぐ。 - 中継車をわざとゆっくり走らせたり、
急に速度を上げたりして、
ランナーの走る速度を上げ下げする。 - 一定の速度で走るより疲れるので、
真夜中には疲れがピークに達して、
明け方には本当に疲れ切った表情になる。

スタッフの絶妙な調整によって、
番組ラストに感動のゴールを持ってきていたわけですね。
- 間寛平さん
- ⾚井英和さん
- ⼭⽥花⼦さん
- 萩本欽⼀さん
- イモトアヤコさん
- 大島美幸(森三中)さん
- いとうあさこさん
2つ目:チャリティ番組なのにギャラが高額

24時間テレビのメインパーソナリティーともなれば、
高額のギャラが発生していることは有名で、
嵐だとそのギャラは5000万円と言われています。
拘束時間が長い出演者へは、
ギャラが発生していることをテレビ局も認めています。

24時間テレビは人気番組で知名度も高く、
多くの企業がCMをやりたいと名乗り上げるそうです。
深夜帯でも広告料が通常の1.5倍も貰えて、
CM収入は22億ほどです。
番組制作費が4億2000万、
ギャラが少なくとも1億3000万、
残りは利益となります。
この広告費からギャラが支払われているようです。
さすがに募金から支払われているわけではありません。
ちなみに海外のチャリティ番組は、
ノーギャラが当たり前です。
実際にボランティアをした人からの話を聞くと、
ボランディアスタッフへの扱いはひどいようですね…
・Tシャツは支給ではなく500円で購入。
・飲み物の支給はなし。
・弁当は保管場所がなく、
日ざらしだったのか腐っていた。
・企業の販促グッズとか食品販売が仕事だが、
女性へのナンパのような客引きを強要。
・シフトや仕事内容のマニュアルなどが整備されていない。
今まで24時間テレビのギャラを受け取らなかった3名
1人目:萩本欽一

そんな中でもギャラを受け取らなった方もいます。
萩本欽一さんは初代24時間テレビの総合司会を務めました。
出演に際し萩本欽一さんは、
ギャラが安い
と何度もオファーを断ったそうです。

ギャラのやり取りが何度かあり、
もうこれ以上は上げられない
と言われてやっと快諾したと言われています。
そして萩本欽一さんはこう言いました。
じゃぁそのギャラを全額寄付に回してくれ
と自分のギャラは全て寄付にと依頼したそうです。
YOSHIKI

Ⅹ JAPANのYOSHIKIさんは、
2018年の24時間テレビに出演されましたが、
ノーギャラで出演したことをご本人が明かしています。
さらに番組出演中に300万円の寄付もしています。
木村佳乃

木村佳乃さんは2018年の24時間テレビで総合司会を務めて際に、
オファーを受けた時からノーギャラを申し出ていたそうです。
もともと木村さんは東日本大震災の際に、
チャリティー握手会の発起人となったり、
募金を集めたりと、
福祉活動に積極的な女優として知られています。
さまざまな業界の便宜を図るため、
ギャラをそのまま寄付するのではなく、
ギャラと同額の寄付金を
ポケットマネーから出す形だったと言われています。
3人とも本当にかっこよくて、
人柄がとっても素敵ですね。
まとめ
24時間テレビの噂、闇や裏側について、
少し見えてきたような気がします。
番組が変わらず人気を保っている理由や、
ギャラを断った方たちの人柄も伝わってきました。
今後もたくさんの方が楽しめて、
寄付金で多くの方を助ける番組であってほしいです。