2018年より「週刊Dモーニング」にて連載を開始し、
「第2回電子書籍で読みたいマンガ大賞」の大賞受賞をした「あせとせっけん」。
しかし、一部読者からは「気持ちが悪い」と酷評もあります。
「あせとせっけん」が「気持ち悪い」と思う理由5つ
その1:においフェチ全開である名取

実際に多汗の方は心底コンプレックスであることが想像されます。
他人にずかずか入ってきていいテリトリーを超えた名取の行動に
拒否反応を示す方が多いものです。
そうでなくても、自分の汗のにおいを恋人以外の人にかがれることに嫌悪感がありますよね。
「ただしイケメンに限る」を地で行くところにドン引き。
(Amazonレビュー)
出会って数日で処女を奪うというセクハラ
(Amazon)
名取がさわやかイケメンだから通用するだけでその辺の男性が同じ距離感で
気持ちが悪いなと想像する人も多いです。
途中出てきた痴漢を男が撃退しますが偉そうに痴漢を
「ちゃんとしょっぴけばよかった」とか言える立場かなと。
そういうメーカの開発だから許されると思ってるなら大間違い
読んでいてものすごく不快だった
(Amazonレビュー)
時代に逆行した設定です。
個人的には、シンデレラのようにきれいではなかったら(麻子のにおいではなかったら)
そもそも恋愛が成就してなかったんじゃないかと不安です。
ただ、それくらいアグレッシブに好きなものに一直線な名取だからこそ
麻子の心を開いたという説もあります。
あせとせっけん実写化かぁ…
— 霧白 烏@きりしー (@kirisirokarasu) January 13, 2022
現実にいたらメチャクチャ気持ち悪い人だと思うし、漫画だから許される設定なのでは…
汗と石鹸とかいう漫画、最初主人公の男の方が女の子の臭い嗅ぎまくってるの見てドン引きして気持ち悪い作品だと思ってたんだけど、キュンキュンほっこりラブコメだよ とかいう投稿見かけたので読み直してみたんだけど…無理。
— 山灘は、悲鳴嶼姓を名乗りたい。 (@tatibana0117) August 17, 2021
その2:現実的な範囲を超えた出来すぎたデフォルト設定

このご時世によく書けるな。
(電子書籍レビュー)
会社の皆が理解がある、家族全員仲が良い、キス→セックス→同棲→結婚→子作りといった
現代の日本では揃えることが難しい条件が多く詰まっています。
そのへんがとんとん拍子に進んでしまうことに気持ち悪さを覚えている人も多いです。
このアプローチで良いって世の男性は思い込みませんか?
(Twitter)
男性本位なアプローチ・女性のいじらしさ(あまり主張をしない)といった内容です。
社会でバリバリ働く女性としては、
何黙ってるのといわんばかりにイライラポイント。
そして、恋愛ってうまくいかないことが多くありますが
それを全てパートナーが察してくれて抱擁してくれるという度量の大きさ。
こちらは女性が理想とする男性の理想像でしょう。
眼鏡女子巨乳っていうのが気持ち悪い
(がーるずチャンネル)
ネット口コミではもっとも多かった回答です。
できすぎた設定(モテメン会社員×地味眼鏡巨乳女子)でしたね。
ちょっと積み込み過ぎた感があります。
名取ができすぎ。
現実世界ではにおいだけで麻子を選ばないと思う。
女性の憧れとどんどん後付けが悪化していきます。
(Amazonレビュー)
名取さんがイケメン過ぎ且ついい男設定、若手ホープでみんなの憧れ、
売上すごい天才エリート・・・どんどん出てくる名取のすごさに
麻子との釣り合いの取れなさを感じます。
数間続いてもまだシュシュつけてましたもんね、麻子さん。
その3:麻子が気持ち悪い

巻数を重ねて成長する部分はしていますが、
「今そこ気になるの?」と言った内容で一喜一憂して
待ちの姿勢である麻子に気持ちの悪さも。
麻子さんいつになったら敬語やめるの?
やめていいんだよって言われるのを待ちそうだなこの人
(5ch)
女性にとってしたたかそうな感じにうつってしまうのも無理はありませんね。
名取ができすぎて察しすぎて優しすぎます。
いつまでもうじうじメソメソしている麻子さんに対し、
実際に恋愛に奮闘している女性は
ちょっとジェラシーを感じますね。
なんでも胸でかくすりゃいいってもんじゃない
(がーるずチャンネル)
麻子の持ち物(汗、胸)で全てを手に入れている感があってこれもジェラシーですね!
当て馬たちがさっさといなくなる展開がすごい
(がーるずチャンネル)
あせとせっけん読んでると麻子に男性の妄想が詰まりすぎてて気持ち悪いなって思う時がたまにあるけど…
— サブルなちゃん (@saburuna_chan) May 30, 2021
その4:性描写が生々しい

あせとせっけんっていう漫画、行為が結構分かりやすく描かれてるのが気持ち悪いな〜もっとぼかして欲しい。
— 佐倉 (@sakura_cheree) March 22, 2020
その5:スピンオフ「こどもつくる」の公式同人誌が気持ち悪い
一時期広告で「こどもつくる」という「あせとせっけん」のスピンオフ漫画が流れていました。
「そろそろ子供つくろうか」という話をした二人の本編終了後の後日談エピソードです。
本編が丁寧に気持ちの描写や性生活が描かれていたため
直球の作品名や描写が生生しいと感じた方が多かったようです。
以下、観覧注意でご覧ください。
ものすごい個人的な感想言うけど、「あせとせっけん」のスピンオフのウェブ広告で「今日から子作りのはずがー」って書いてあるのムチャクチャ気持ち悪いんだよな 子作りっていうワードチョイスのせいで一気にエロ漫画広告みたいになってる気がして作品の雰囲気と合わないって思ってしまう
— グレコローマン梅子💋 (@Hsrn_blm) July 11, 2021
山田金鉄「あせとせっけん」TVドラマ化!佐藤寛太&大原優乃W主演で2月より(コメントあり) 【https://t.co/zWI9MAiMW9】
— もさめ (@mosaimegane) January 14, 2022
漫画は好きだけど三次元でやったら気持ち悪いだけでしょ
フェチ物はアニメでギリだよ
子作りスピンオフもやるの? pic.twitter.com/J5yfhWSY0W
個人的には最初の方は丁寧に書かれていたイメージですが、
どんどん主人公にフォーカスできなくなり出来レースになっていった印象です。

まとめ
「あせとせっけん」はマンガ大賞を受賞するほどの人気の漫画です。
においフェチの石鹸企画部の名取と汗っかき緊張の麻子の恋愛をほんのりエロく描いています。
一部読者からは気持ちが悪いと酷評でしたが、
自分はこういうことが嫌なんだと違う解釈で見ることができます。
2月3日より佐藤寛太(劇団 EXILE)さんと大原優乃さんが
ドラマでどのように演技をされるか楽しみですね。