英国を拠点に活躍する4人組ボーカルグループ「イル・ディーヴォ」のリーダー、カルロス・マリンさんが19日(現地時間)、英マンチェスターの病院で死去しました。
様々な有名な楽曲を多国籍のメンバーと一緒にカバーしているヴォーカルユニットでした。
53歳という若さで新型コロナウイルスに感染したことが原因でした。
カルロス・マリン(享年53歳)
生まれ:ドイツ(両親はスペイン人)
バンド:イル・ディーヴォ(2004年に加入)
パート:バリトン
愛称:カリート
配偶者:ジェラルディーン・ラロッサ(2009年離婚)
10歳の頃に既にレコードを出しており、ミュージカルの世界へ。
ワールドツアーでは日本でも公演を開催、多くのファンに愛されてきたイル・ディーヴォ。
東日本大震災後には直接応援の声を届けようと被災地も訪れていました。
またカルロスさんは震災から10年を迎えた今年3月インスタグラムに動画を投稿、日本のファンにメッセージを贈っていました。
カルロスさんの今までの楽曲を振り返っていきたいと思います。
カルロスさんへの追悼メッセージ
ウドー音楽事務所(日本での事務所)
1967年の設立以来、数多くの海外アーティストを招聘し続け、
カルロスさんたち イル・ディーヴォ の来日公演も手配されています。
イル・ディーヴォのカルロス・マリンがご逝去されました(享年53歳)。
来日公演では素晴らしい歌声を披露し、その愛くるしいキャラクターで多くのファンを魅了してくれました。
カルロスの再びの来日が叶わず、ただただ残念でなりません。
安らかな眠りにつかれますよう、お祈り致します。
ウドー音楽事務所
イル・ディーヴォオフィシャル・アカウントより追悼文
It is with heavy hearts that we are letting you know that our friend and partner, Carlos Marin, has passed away. He will be missed by his friends, family and fans. There wiIl never be another voice or spirit like Carlos. pic.twitter.com/uyRFjXADF6
— Il Divo (@ildivoofficial) December 19, 2021
翻訳
私たちの友人でありパートナーであるカルロス・マリンが亡くなったことをお知らせします。
彼は友人、家族、ファンの方々から惜しまれることでしょう。
カルロスのような声や精神は唯一無二のものでしょう。
メンバーのコメント
For 17 years the four of us have been on this incredible journey of Il Divo together, and we will miss our dear friend. We hope and pray that his beautiful soul will rest in peace. With Love — David, Sebastien and Urs
— Il Divo (@ildivoofficial) December 19, 2021
17年間、私たち4人は一緒にイル・ディーヴォという素晴らしい旅をしてきましたが、
私たちの親愛なる友人がいなくなるというのはとても寂しいことです。
彼の美しい魂が安らかに眠りにつくことを願い、祈ります。
愛を込めて—デイヴィッド、セバスチャン、ウルス
イル・ディーヴォの有名なカバーソング
マイ・ガール
2021年7月にアルバムを出したばかりでした。
Hello(Hola)
こちらは2018年に発売されたアルバムに収録されているHelloです。
アデルの曲を活かしながらこんなに重厚感と広がりを見せることができる歌いっぷりはさすがですね。
Time to Say Goodbye(タイム・トゥー・セイ・グッバイ)
もう、さすがとしかいえません。
ヴォーカルユニットといえるだけあって、1人1人の声・パワー・広がりが素晴らしいです。
最後にメンバーと肩を組み、アイラブユーする際のカルロスさんの歌がなんとも印象に残ります。
ホールのお客さんも涙を流している方がいますね。
アメージング・グレイス
サビからカルロスさんの声の響き・迫力がたまりません。
そのあとからしっとり繊細に曲を4人で混声しているのも美しく感動を誘います。
花は咲く
日本の曲を英語で歌ってくれています。
心地良く誰の胸にも響く、胸を推してくれる力強さも秘めた素敵な曲に仕上げてくれています。
まとめ
芸術の域に達したこの曲をもうYoutubeでしか見れない・CDでしか聞けないことが残念です。
グループリーダーのカルロスさんの安定した歌い方や、重厚感がメンバー・曲を下から支えている様子が見えました。
世界に衝撃・悲しみを与えましたが、同じだけカルロスさんをはじめメンバーのみなさんは
世界へ感動や優しさを届けてくれたことに気付きます。
これからも活動を続けるメンバーを応援していきたいですね。