2023年時点103巻を超える名探偵コナンでは様々なトリックが登場しました。
見事なトリックも多いですが、今回は中でも「さすがに無理だろ!」というありえないトリックを紹介します。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
名探偵コナンのありえないトリック10選
1つ目:「謎の凶器殺人事件」の離れたビルから錘で殺害

趣味の釣りをバカにされた犯人が、
30m離れたビルの屋上から、被害者の後頭部に釣り糸の先にくくりつけた錘を
投げ釣りでぶつけて殺害するというトリックです。
コナンはビルの屋上から竿を振った時に付く足跡を発見しトリックを暴きます。
ビルの屋上から30m離れた人に命中させることは相当コントロールが良くないと難しいし、
風や建物の影響も受けますよね。
これほどの腕があるならバカにされたぐらいでキレず、
プロの道を極めることが出来たでしょう。
加えて被害者がそのとき太極拳をベランダでしていたことにもツッコミの声が多数です。
2つ目:「辛く甘く苦い汁」の遠隔操作
棚の上に携帯を、その下にパソコンのマウスを置き、
外から電話して携帯のバイブレーションで携帯を棚から落とし、
その落ちる携帯が机のマウスのボタンを押してメールを送るというトリックです。
こちらYoutuberさんが実際行われていますね。
このトリックでアリバイ工作を犯人はします。
確実性があまりにも低く、
ギャンブル性が高いトリックです。
また携帯のバイブレーションも気まぐれでオフにしていたら実行不可能で、
成功は偶然の重なりとしか言えません。
3つ目:屋上農園の罠のレンガの罠

被害者の足を滑らしあらかじめ置いた桶に頭を強打して殺すために、
まず屋上の手すりに穴を開けて紐を通したレンガを吊り下げタオルで隠します。
そして犯人は被害者の携帯に電話をかけタオルまで被害者を誘導し、
それを見計らって下から紐を引くと、
はね上がったレンガが被害者の額に当たりはずみでよろけた被害者は足を滑らせるというトリックです。
Twitterでは「無理ある」や「都合が良い」という声があります。
確かに頭を強打させるための過程が複雑で、
どこか一つでもバレたらアウトな上、全てが成功するとも限りません。
4つ目:足跡がない砂浜のキャタピラ

犯人が足跡を残さないために、
被害者を担ぎながらダンボールをキャタピラのように動かし運んだというトリックです。
コナンは浜辺で押しつぶされた蟹と、
犯人の所持品にあったクレーン車でこのトリックに気づきます。
犯人がダンボールをキャタピラにして進んでいる姿を想像するとシュールだという意見が多いです。
5つ目:「山荘包帯男殺人事件」の生首で体型変化
コナンの中でもトップクラスに有名な事件ですね。
犯人は太っているように見えるが、実は標準体型 。
空気人形や知佳子の生首を腹に入れて運ぶトリックによって、
犯行を繰り返していたやせ型の包帯男の候補から外れるよう演出しました。
しかし蘭に着替えているところ、
つまり実際の瘦せている体を見られ蘭を口封じのため3度殺そうともしました。
生首を腹に入れ太って見えさせるというトリック自体も、
首あたりの痩せ具合などを考えうとありえないトリックです。
しかしそれ以上に生首を腹に入れたまま普通に過ごす犯人の狂気の方がありえないという声が多数です。
6つ目:みんなが見ていたのタブレット

拳銃自殺を演出するため、
スプレー文字で区切られた窓に、4台のタブレット端末を当てて4つの映像を繋ぎました。
犯人が拳銃を構えていた腕など、被害者の恰好を真似て撮影したもので被害者の顔部分はタブレット端末を振ることで撃たれたように見えました。
電子デバイスを用いた今風のトリックではありますが、
さすがに気づかないのはおかしいくらい無理やりなトリックであるという声が多いです。
再現可能なトリックが多い中、タブレットのトリックはさすがに二次元でなければ不可能でしょう。
7つ目:「毒と幻のデザイン」のゲシュタルト崩壊

犯人は被害者に「若」という感じを何度も見続けさせる事によって
一時的にその漢字を分からなくなる現象「ゲシュタルト崩壊」を利用しました。
彼女が国語辞典で「若」を調べるように仕向けたのです。
その字を調べる時にページに仕込まれた毒に触れてしまい、
それが付着した指を舐める事によって被害者は死亡しました。
仕掛けた毒が犯人の腕時計に付着し酸化還元反応を起こしたことを平次に見抜かれ、トリックがバレます。
そのあまりにも不確実且つ回りくどいトリックに驚きの声が多いです。
またこのゲシュタルト崩壊の前にこの話では
クレイジーダイヤモンドやジャストロー錯視が殺人現場で使われます。
この回の犯人はクレイジーダイヤモンドで自身の父親の殺しを隠ぺいされた報復として、
ジャストロー錯視とゲシュタルト崩壊というまさに「目には目を」で錯視には錯視で対抗したのです。
平次・和葉と大和・諸伏・上原の長野県警組という意外なキャラクターの共演が見られる、
注目度の高い回なので記憶に残っている方も多いでしょう。
8つ目:「工藤新一水族館事件」のニット帽

第1巻の「ジェットコースター殺人事件」の前日譚、つまり回想なのでコナンになる前の話です。
犯行のトリックというよりはアリバイのトリックです。
犯人は事件が起きていた時、動画を撮影し続けていたことを主張し容疑者から外れようとしました。
その撮影方法は被害者を刺殺する前に、
動画を撮影中に設定したスマホを彼氏のニット帽に何かついているよと言った隙に仕込みます。
そして殺害した後で騒ぎに乗じてそのスマホを回収するというものです。
これにより自らのアリバイを証明する動画を撮る事に成功するのです。
結果新一に魚の動きや観衆のリアクションを指摘を受け犯行がバレるのですが、
Twitterでは「さすがにバレる」という声や、
彼氏がニット帽してこなかったらどうすんだよ
とトリックの無理やり感とデキすぎている状況にツッコミの声が上がっています。
盗撮のトリックがもし広まったら危険なため、
あえて無謀なトリックにしたのかもしれません。
9つ目:「コナンと平次の鵺伝説」の犬

この話では平家物語などに登場する古の魔物「鵺」が人を襲って殺害したのでは?というテーマで話が進みます。
実際コナンや平次らが泊まるホテルが火事になりますが、
そこには黒煙の中から2メートルはあるであろう怪物「鵺」が出現し、側にあった立て札に噛み付きそのまま引き抜いて立ち去ります。
しかしこの鵺の正体は尻尾が蛇になっている熊の毛皮を着せられていた老犬でした。
ホテルの2階の窓からパースをきつくした窓の絵を垂らしておき、ホテルの側にあった立て札を小さいものに替えることで大きくみせていたのです。
このトリックについてTwitterでは
無理がある
声が犬
などトリックのあまりの無理さを指摘する声があります。
相当しつけた犬だったのでしょうか。
10個目:「風の確保」のサーモペイント

犯人が逃走に使う車に、
ボディーの温度が30度くらいが上がると色が変わる塗装「サーモペイント」を用いて、
犯人は途中で熱いお茶を大量に買い色を変え検問の目を免れようとしました。
検問の目を免れている前にTwitterで声である通り、
熱いお茶を大量買いする人の時点で不審なのに、
それを大量にかけているとなったら更に不審でしょう。
またそもそももっと目立たない車を使ってもよかったのではないでしょうか。
2023年4月現在未アニメ化ですが、
萩原研二の姉、萩原千速が初登場するシリーズなので間違いなくアニメ化されたら注目されるでしょう。
その際のサーモペイントのトリックへの反応も楽しみな回です。








まとめ
技術的に無理なトリックから、さすがにできすぎているものまで、
様々な「ありえない」を見ることができました。
青山先生の意向としてマネさせないことも重要視しているのかもしれません。
原作派の人もありえないトリックを見るためにアニメオリジナルにも目を向けると面白いのかもしれません。