10月30日韓国のソウルの繁華街・梨泰院でハロウィーンの心臓マッサージで
「心肺蘇生」が Twitter のトレンドに入りました。
しかし心臓マッサージの際に太ももを触る・めくるなどの行為が多数みられており
それはなぜだったのか検証していきます。
モザイクをかけていますが画像は自己責任でお願いします
【画像】韓国の心臓マッサージで太ももを触るのはなぜ?
こちらの映像・画像をご覧ください。

騒動に乗じて痴漢行為をしている?
とネットで騒がれました。
こちらの映像は、
太ももと胸部を露出された人たちの写真です。
写真上には軽くモザイクをかけています
ズボンを脱がされている人たちが大勢る画像も多く出回っていました。
上半身とパンツが露呈しているので
なぜズボンまで脱がせるのか
と話題になりました。
医療的な「血流促進」を意識しての行動?

このように太もも周辺には大きな血管が通っています。
この血管をマッサージし、血流を促し心臓へ戻る血液を増やすということでしょうか。
ネットでみてみると次の3つ説が濃厚のようです。
- 脈を検知している(脈検知の場所を探している)
- 韓国式(心臓ではなく太もも推奨?)
- 血流を戻す
- 熱中症や意識不明の対応と間違えた説
衣類を脱がせている理由は
- 人ごみの中引っ張り出される過程でズボンがはだけた
- 少しでも圧迫を取り除くために衣類を脱がせた
このような理由で脱がせてある可能性があるようです。
いずれにせよ、心臓付近より太ももを選択する理由が知りたいですね。
太ももを揉む人が多かった理由は徴兵制度が関係しているのはデマ?

太ももを揉みながら心臓へ血液を戻すという方法を
知らなかった人たちが大勢いた中、
韓国は徴兵制度があるから一般人でもその方法を知っているのでは?
という意見が目立ちました。
しかし、そもそも心臓マッサージを行わず太ももを触る理由はないという
医療従事者の意見もありました。
実際に徴兵で教わる内容なのか、公式の文章をみつけることはできませんでした
事実は不明で、ネットでも行為について議論が続いている為憶測の範囲での内容です
医療者・日本で太ももを揉むのは普通なのか

一般的に、心臓マッサージは胸骨圧迫と呼ばれます。
心臓を押しながら全身に血液を回し脳への血液量を確保する方法です。
その際医療者の中では太ももは血液ガス分析を行うために
露出することはありますが、
心臓マッサージの最中に太ももを触るという行為はないという意見が多くありました。
したがって、
- 痴漢行為などを恐れた人物が心臓マッサージの代替行為として行った
- 誰かが胸骨圧迫をしていて補助的に大腿部のマッサージをしていた
- 騒ぎに乗じた痴漢行為だった
という3つの説が濃厚でしょう。
【結論】心臓のみのマッサージ(胸骨圧迫)でいい

こちらは日本心臓財団の公式サイトに掲載してある内容です。
最近の研究では、成人の場合、一般の人が心臓マッサージと人工呼吸の両方を行った場合の救命率よりも、心臓マッサージだけを行ったときの救命率のほうが同じかやや高いことや、心臓マッサージによって心室の細胞が元気になり、AEDが効きやすくなることなども明らかにされています。
出典元:日本心臓財団 AEDで助かる命
つまり、心臓マッサージのみでも大きな効果を得られるということです。


まとめ
韓国ソウルの繁華街のイテウォン(梨泰院)で29日
大勢の人が折り重なるようにして倒れた事故で心臓マッサージをする映像が流れました。
その際太ももを揉む姿がクローズアップされ、
その意味を問う内容がTwitterで話題になりました。
韓国でそのように徴兵で指導されているかは不明ですが、
日本では心臓が止まっている方へは心臓マッサージのみでも効果を得られるため
第一選択は心臓を選びましょう。