母の亡骸の横で主治医を射殺。
母の弔問に訪れた医師を人質に11時間にわたり立てこもった渡辺宏容疑者。
犯行を決断した背景や動機は何だったのでしょう。
今回の事件の経緯
1月26日(水)
92歳の母死去
1月27日(木)
「焼香に来て欲しい」と鈴木さんらクリニックの関係者7人を指名し呼び出し
弔問にスタッフがくる
医師に銃を発砲して殺害
1月28日(金)
自宅に医師・理学療法士・医療スタッフ3名が焼香に行く
死後1日以上(30時間)が経過していた母親に蘇生措置を行うよう求める
鈴木医師が蘇生できないことを説明する
1月29日(土)
警察突入、渡辺容疑者逮捕
埼玉立てこもり犯人は渡辺宏!

母が死んでしまい、この先いいことはないと思った
自殺しようと思い、自分だけではなく医師やクリニックの人を殺そうと考えた
この意味をどのような考えで訴えたのでしょうか。
自分本位の人生であるのか、母が生きがいだったのかどちらとも取れます。
捜査本部は計画性があったとみて調べていますので、
何かしらきちんと理由が存在していたというのが確かでしょう。
この犯人がここまで母親に執着してたのは、単に精神的に母親に依存していたマザコンなのか、それとも母親が死亡することで年金が受けられなくなることだったのか。
— 玲良(LAYLA)🍐🌻👑🏴☠️💎🌏🦎🐪 (@layla_274) January 30, 2022
埼玉・立てこもり事件 死亡の母に“蘇生措置”要求か(TBS系(JNN))#Yahooニュースhttps://t.co/d0ewljqubo
動機は年金?
今回、渡辺容疑者の母親(92)は後期高齢者であることから年金受給者であることがわかります。
在宅介護(看護)を受けていることにより介護保険も受けていた可能性が高いです。
また、渡辺容疑者は無職である可能性が高いため母親の年金で生活していた
可能性もあります。
2016年に渡辺容疑者は母親が住む自宅であるふじみ野市に移り住んだそうです。
そして無職であるため、生活費・介護費の捻出が必要だったと考えられます。
自治会の集金に対しても介護をしているからという理由でつっぱねています。
これは、金銭的な理由だったのではないかという見方もできます。
#埼玉県 #ふじみ野市 #立てこもり #医師殺害事件 で逮捕された容疑者は亡くなった母親の年金で生活していたのでは?「母が死んでしまい、この先良いことがないと思った」と話しているのは、母親の年金が無くなって食べていけなくなるという意味ではないでしょうか?🙄
— エミール (@Om9QTFdh8LwbBUr) January 29, 2022
医療措置に不満て医師関係無い…
— 富士額 (@fujibitai) January 29, 2022
母親が亡くなった悲しみは理解出来るけど
良くある母親の年金が受給出来なくなって困るといった身勝手な理由でこんな事件起こしたなら最悪だ
立てこもり事件 母親への医療措置をめぐり医師に強い不満か|https://t.co/9oZqNuIoDo
動機は母への愛?
近所の証言によると親思いの子だったと印象があるようです。
独身で仕事もない男性が、残る家族は母親だけだったことから
たった一人の肉親である母親をなくしたくない気持ちがあったのでしょう。
マザコンなの?毒親だったの?共依存かな?
— あや💉💉2回目接種済 (@____ayako____) January 29, 2022
「母に失礼をしたら…」 容疑者、別の病院で度々抗議 埼玉立てこもり(毎日新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/7V5V60bD2N
埼玉の立てこもり事件、本当に悲しい。あんなすばらしい先生が。犯人はマザコンにしかみえない。母を失う不安と自分の生活の不安と悲しみと、色々ごちゃまぜにしすぎ。本当に頭にくる。自分の問題に人を巻き込まないで。あんなに熱心に診察していただいていたら十分ありがたいでしょ。
— ぷいこ (@yahhoimaru) January 29, 2022
無理難題多すぎた在宅介護
病院でもモンスターっぷりを見せていた

・周りの患者よりも先に自分の母親を診て欲しい(診るのが当たり前)
→自分が待ちたくなかった?母親の負担を考えて?
・治療方針に口出しし抗議の長文
→副作用を理解していない、肺炎に関しての知識不足
・胃カメラ担当者変更訴え
→家族付添で現場まで胃カメラ検査についてきた?
胃カメラ検査が何時間あると思うのか、担当を変えろとは難しい問題
渡辺容疑者は、母親の衰えで食が細くなっていくことに耐えられず、
母親に胃ろう(お腹に穴を開けて栄養を入れる方法)をしてくれと求めていたようです。
しかし鈴木医師は母親が高齢であり今後の本人の希望などを考慮し
渡辺容疑者に対し反対したようです。
埼玉県ふじみ野市の立てこもり事件、母親が胃瘻できなかったことを逆恨みしての犯行だったのか。現時点では母親身体の問題なのか医師の判断なのかはわからないけど、経験上、胃瘻は本人の意思で決められるくらいじゃないとしない方がいいと思うよ。 #nhk #ニュース7
— KarasawaYasushi@北満辺境伯 (@ChatNoirPoirot) January 29, 2022
ここで、鈴木医師は家族の意見に対しきちんと意見を言える
まっとうな医師であったことがうかがえます。
埼玉立てこもり事件に巻き込まれ亡くなった鈴木純一さんが以前テレビに出られて涙を流していた時の映像です。
— みっち (@0919micchi) January 29, 2022
先生としても人としても素晴らしい方だったんですね。怖かっただろうな、と想像すると関わりのない私ですら胸が痛む。理不尽で許せない。
ご冥福をお祈りいたします。 pic.twitter.com/hSVcPYNEoM
“在宅患者の8割ほどにあたる約300人を診療していた。”
— 進化したあべ(夜型) (@abe3_mogu2) January 29, 2022
完全に地域医療のキーマン。この医師が亡くなったことで、間接的に300人の患者に死が近付いたかもしれない。
ふじみ野市の立てこもり事件 逮捕の男「医師らに謝らせたかった」 #ldnews https://t.co/9biOywjG6a
つらいなぁ…
— ひろ@Vストローム250 (@Vstrom250Hiro) January 29, 2022
立てこもり事件 亡くなった医師 コロナ患者など在宅医療支える | NHK 【NHK】27日夜、埼玉県ふじみ野市の住宅で散弾銃を持った66歳の容疑者が医師を人質にとって立てこもった事件。亡くなった鈴木純一医師は、およそ10年前から埼玉県富士見市などで、高齢者を https://t.co/11QFWPx43n
最後は鈴木医師に蘇生を命じる
最終的には死後1日経過した母親の心肺蘇生を医師に命じます。
医療業界にいる僕がこれを声を大にして言いたいです。
できるわけがない、と。
藤原容疑者の与えた地域への影響
1.地域を恐怖に陥れた
今回付近の住民は夜中に避難しており、小学校は休校になっています。
近隣50世帯110人が避難をしています。
このコロナがささやかれる時代に同じ場所に待機していたのです。
2.地域医療を崩壊させた
引越先では、訪問診療を受けることにしています。
その新しい主治医が今回殺された鈴木純一医師だったのです。
鈴木医師は人徳溢れる貴重な診療も行う在宅医でした。
300人の患者さんを診て回っていたということなので、
300人の患者さんが命を縮めてしまうといっても過言ではありません。
在宅診療
自ら病院へいくことができないがん終末期、難病、障害の患者を訪問診療し治療診断を行う。
診断を元に看護や介護へつなげていく。
埼玉の立てこもり事件で思うのは、
— 作りまくりまくりすてぃ+Usine (@Sunset_jpg_2019) January 30, 2022
医療従事者の保護を優先すること
も、そうだが
そもそも根本的なところの介護問題を
国が生活困窮者のための介護施設を作るとか、地域包括支援センターの強化、
老老介護認認介護を防ぐための政策づくりを早急に行うとか、
そこまでしないとまた事件は起こるんやで。
3.訪問診療・看護・介護・ヘルパーのなり手が減少

この事件をきっかけに、そもそも他人の自宅に1人で行くことが多い訪問系の職種。
この事件をきっかけに在宅医療や介護を支えるスタッフのなり手が減ってしまう可能性があります。
純粋な気持ちで在宅でみている家族に取っての不利益を生み出します。
将来訪問看護師として働きたくて看護学校進むんですが…
— fuku@4月から学生さん (@fukuchiyo1226) January 29, 2022
命懸けなのか…😢
埼玉立てこもり、撃たれた医師が死亡 逮捕の男「訪問看護に怒り」 https://t.co/bqDGXfOmfV
理学療法士も撃たれたって出てたらからもしかと思ったが逆恨み🥺
— オパル🐉@アッパーマス (@aonohonowo) January 29, 2022
この地域の方の医療資源の損失半端ない…
訪問診療してくれるお医者さんなんて神なのに…
埼玉立てこもり、撃たれた医師が死亡 逮捕の男「訪問看護に怒り」:朝日新聞デジタル https://t.co/GaFzGr399s
私も在宅の訪問診療と訪問看護やってる精神科のクリニックで働いてるから、今回の立てこもり事件といい、大阪の放火事件といい、少し怖いなーと思わざるを得ない🤔
— ひかる (@gxcxpaaa123) January 29, 2022
僕も医療に携わるものとして、純粋に医療行為ができないことは
患者の不利益につながると思います。
4.猟友会に対して世間の目が「銃の取り扱い」のみフォーカスされる

今回、散弾銃の使用だったことから猟友会に向けての
銃の保管方法がフォーカスされてしまいました。
普段きちんとお仕事をしている猟友会の方にも疑いの目や厳しい意見もありました。
猟友会に対する風当たりは過去1最悪だろうね
— AT-AT (@avaritia009) January 29, 2022
この情報化社会でこんな悲惨な状況の情報を出されたら、もう誰も止められないよ
その辺のお年寄りですらスマホでニュースを見てる時代なのに
【埼玉立てこもり】逮捕男と死亡の医師…母親の“治療方針”でトラブルの可能性も https://t.co/eyhJe0IqeZ
@nhk_nw9 #立てこもり #ニュースウォッチ9
— スズキヨ⚽326万💴 当選🤑 1等100円BIG (@kiyo_alchemist) January 28, 2022
猟銃を所有できる基準や保管方法など
警察の怠慢が招いた事件だと思う!
例えばクレー射撃の愛好家は銃を保管しても
弾は射撃場に保管されていると思われます。
猟友会などの管理体制と許可の基準を
厳密化するべき!
なぜ犯人は猟銃を所有する必要があった?
まとめ
埼玉県ふじみ野市で起きた猟銃立てこもり事件。
そもそも無理難題が多すぎたと話題でありそもそもの渡辺容疑者の人間性が
疑うことしかないこともありました。
そして事件の動機は黙秘を続けていることから憶測ではありますが
年金が欲しかった説と、母親への執着が予想されています。
撃たれたPTのスタッフや他のスタッフ、地域の方の心や体の回復を願います。