【時系列】自衛隊セクハラ事件の全容!五ノ井里奈の経歴やプロフィール!柔道女子

6月30日に街録チャンネルで配信された「隊員15人に囲まれ強引に…/隠ぺいする自⚫︎隊」。

内容はかなり衝撃的な内容であり、

被害者女性本人が出てくるという勇気に世間は注目を集めました。

9月10日追記:防衛省が把握しているセクハラ被害画像をアップ
9月29日追記:防衛省謝罪

10月17日追記:直接謝罪文章画像をアップ
12月15日追記:男性隊員5人を懲戒免職処分

目次

【時系列】自衛隊セクハラ事件の全容

陸上自衛隊に入隊
2021年6月
セクハラ事件発生

8月にも同様の事件が発生

8月
東北方面総監部相談窓口に相談
  • 大隊に調査指示
  • 警務隊へ通報
  • 被害届提出→捜査開始
8月
適応障害と診断
  • 悩んだ末に家族の事情ということで休職
2022年
退職後警察に行くももみ消される
  • 一課(総務・人事にあたる)に性被害の報告
  • 警務隊(犯罪捜査にあたる)へ被害届の提出
  • 3月16日:自死未遂
5月
不起訴処分
  • 嫌疑不十分
  • 検察審査会に審査申し立て
6月29日
依願退職
Youtube活動をはじめ告発
雑誌単独インタビュー掲載
  • Twitterで再び話題となる 前編・後編
  • 東北方面の部隊に事実確認:広報担当「現在、部隊で調査中のため回答は差し控える」
7月中旬
ネット署名開始

五ノ井里奈が告発する性被害について、第三者委員会による公正な調査を求めます」

8月31日
要望書の提出

防衛相に要望書と署名・ハラスメントアンケートの提出

9月9日
不起訴不当

検察官による捜査が行われる

9月29日
防衛省謝罪

五ノ井里奈氏の訴え認め謝罪し、頭を下げる

12月15日
男性隊員5人を懲戒免職処分

セクハラ告発の内容1つ目:山の中の訓練

山に登る訓練の際に、お酒が入った他の男性隊員。

2021年6月に山に入って訓練をしていた時のこと。

新人の五ノ井さんは夕食や酒のつまみを作る役割を任されていたそうです。

2~3人用のテントで、男性隊員が入れ代わり立ち代わり入ってきていたそうです。

多いときには5、6人くらいの隊員が所せましと座っていた状態。

料理を作るためにいた五ノ井さんはその輪の中に入れられて

このようなことをされたようです。

  • 胸をもまれる
  • キスをされる
  • 男性隊員の陰部を下着越しに触らせられる

内部では一時的に問題になったようですがすぐに言えない雰囲気になったようです。

他の女性隊員にもヘルプを求めるが来ない

逃げられないと思った五ノ井さんは、

別のテントにいる女性隊員にLINEで

はやく来てください

と助けを求めましたが女性隊員は来ずそのまま退職されたようです。

しかしこの女性も実は同じ時間にこのようなセクハラにあっていたとのこと。

  • 膝に乗って接待しろと言われた
  • ほっぺにキスしろと言われた
  • 「覚悟しとけ」と言われた

五ノ井さんを助けに行きたい気持ちはあったものの、

止めに入ることができなかったと後日話されています。

見て見ぬふり・告発した人は居づらい雰囲気に

山の中のセクハラ事件は同じ部隊でその場にいた隊員からの密告があったそうです。

一時的に問題となり、

告発した犯人探しが始まってしまったそうです。

お前がチクったんだろ

と言われるようになった五ノ井さん。

雰囲気が悪く仕事ができなくなってしまうのを恐れた五ノ井さんは

上司に事情聴取された際もだんまりを決め込んだそうです。

日常的にも柔道の技といいつつ腰を振られたりなどあったそうです。

  • 股を触られる
  • 行為のふりをさせられる(複数名)
  • 隠ぺいを促す

しかも、それは上司命令で皆で笑っていたとか。

最後は何十人も見ていたそう。

エスカレートしても止める人がいないなんてこれが国家公務員なのでしょうか。

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セクハラ告発の内容その2:1か月訓練

8月3日から地方で約1カ月間の訓練があったそうです。

訓練開始の日に、食事の準備をしていた五ノ井さん。

食事準備中にも関わらず男性隊員に呼ばれたそうです。

話の途中で格闘の話になり首をキメるという話になったようです。

首をキメる=締め技です。

その際に五ノ井さんを標的にして首キメをしてベッドにそのまま押し倒したそうです。

股を無理やりこじ開け、腰を振りながら陰部を押し当ててきました。

あえぎ声のような声を出して、それを見ている周りの男性隊員たちは笑っていたという状況。

逃げるに逃げれませんよね。

それだけではなく2人目、3人目とこの行為は続いたそうです。

そして屈辱的な行為だったと思います。

上の命令は絶対の世界で誰も味方にならず

訓練途中ではありますが、帰りたい旨を伝えた五ノ井さん。

最初先輩女性隊員は、最初は味方してくれたそうです。

しかし途中で男性中隊長が

訓練は訓練

と言うと、

そうだよ、訓練は訓練だから

と態度を変えたそうです。

やむを得ず実家の母が体調が悪いということにして帰ったそうです。

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警察に被害届を提出するも握り潰される

自衛隊内の組織に訴えるも話が通じない

適応障害と診断され、五ノ井さんは休職することになったのが1か月の訓練で性被害の後。

一課という総務・人事的な場所に性被害の報告をしましたが

誰一人証言が出てないよ

ということで回答がきたそうです。

今までのことについては証言があったそうですが、

一番ひどかった北海道の事件(行為の真似をした事件)については証言がなかったようです。

警務隊に被害届を出す

その後自衛隊の内部にも警察のような組織である「警務隊」に性被害を訴えた五ノ井さん。

警務隊の現場検証では、人形を使って再現しました

女性がこのような証言をするだけでも屈辱的ですが、

人形まで使って証言をしたそうです。

2022年も検察庁も以下のような視点で取り調べをしたとのこと。

冤罪ではないのか。
もし自分の証言が正しくても20人が違うと言ったら
それは違うことになる

複数の自衛官を取り調べたところ、
五ノ井さんを『首ひねり』という技で倒すところは見たけれども、
腰を振るようなわいせつ行為をしているところは見ていない

このように説明されたそうです。

その場で見ていた人がたくさんいたのに、なぜか腰を振ったという証言は出てこない。
単に技をキメて押し倒しただけで、どうして笑いが起きるのでしょうか。
その続きがなかったら、笑うわけがない。

その後不起訴処分に

五ノ井さんは6月7日付で、検察審査会に不服申し立てをしています。

雑誌のインタビューなどで五ノ井さんの事件を配属された東北方面の部隊に確認しているようです。

しかし、回答は差し控えられており何も進んでいないようです。

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女性の先輩に相談するも先輩もセクハラにあっていた

実は、被害にあっていたのは五ノ井さんだけではありません。

五ノ井さんが配属された東北方面の中隊は、隊員58人の中で女性は5人。

1人は育休中だったので、実質的に女性隊員は4人しかいなかったそうです。

同部屋の女性隊員からも

セクハラは覚悟して

と言われたので同僚である女性の先輩も警戒はしていたものの、

すぐにそれが現実のものとなったようです。

その際のメッセージのやり取りがあります。

思い切って上司の先輩(男女)に相談をしてみた五ノ井さん。

  • 他の女性の先輩は味方をしてくれない
  • 同調圧力に屈して味方をしてくれない

とりあえず母親が倒れた設定で帰ることにしたそうです。

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嫌疑不十分となり不服申し立て

21年8月に山の訓練中に3人の男性隊員から受けた性被害について

警務隊に「強制わいせつ罪」で被害届を提出している五ノ井さん。

しかし20222年5月31日付で

「嫌疑不十分」とされ男性隊員らは不起訴になっています。

この件で五ノ井さんはどこに助けを求めればよいのかわからなくなります。

レスキューチャンネルに助けを求める

レスキューハウス

国を相手にして裁判をするということは膨大な資金が必要になってきます。

裁判の用意をしようとして、

同僚の女性にコンタクトを取るも圧力に屈し、

しらばっくれられたりされたようです。

どうやら内部と五ノ井さんが接触不可になっているのではないかということ。

そこで、五ノ井さんはレスキューハウスチャンネルで取り挙げてもらったそうです。

証言が集まらない為、

弁護士を雇わず戦える方法を模索しているとのこと。

雑誌掲載・ネット拡散により広まる

五ノ井里奈さんの訴えは、雑誌にも取り挙げられ瞬く間にネットでも拡散されました。

その後、ネットで署名を受け付けるようになりました。

元自衛官・五ノ井里奈が告発する性被害について、第三者委員会による公正な調査を求めます

という内容でネット署名を行うようになり、

瞬く間に1万票以上の署名と寄付金が集まりました。

ネット署名も開始

#自衛隊は性被害を隠さないで 

というハッシュタグで現在Twitterに内容が拡散されています。

このように、ハラスメントに対する見解を議員から声明を出されています。

しかし、当事者である五ノ井さんに一切の連絡や報告はその後ないそうです。

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【9/10最新】五ノ井里奈の訴えその後

8月に防衛省へ要望書を提出

8月31日に防衛省に対し、

五ノ井里奈さんは要望書を提出されています。

提出内容は次の2つ。

  1. 調査のための第三者委員会の設置の署名
  2. ハラスメントアンケート

10万5千超の署名と自衛隊内におけるハラスメントの声を集めた

アンケートなどを木村次郎防衛大臣政務官に提出されています。

9月9日:不起訴不当で再捜査決定

検察審査会へ申し立てをして「不起訴不当」という事で

もう一度、検察官による捜査が行われることになりました。

  • 目撃供述がない
  • わいせつ行為の存在を裏付ける客観的証拠もない
  • 唯一の証拠は被害者供述のみ

これらの理由から被害者に泣き寝入りを強いることになります。

被害者供述の信用性を判断する上での捜査となるようです。

今後の捜査内容
  • 被害者供述の信用性を判断する上での捜査
  • 本件犯行の目撃者の存否に関する捜査のいずれについても、十分に尽くされたとは言い難い
  • その他捜査(十分に尽くされたとは言い難い点もあると言える)

メディアでも多く取り上げられる

こちらはNEWS ZEROでの取材です。

五ノ井さんが防衛省へ嘆願書を渡す様子もあります。

認知度も上がって誹謗中傷も増えていく

知名度が上がるに連れて、

五ノ井さんは注目度も増していきそれに伴って誹謗中傷も増えていったそうです。

顔と名前を出して性被害の詳細を告白したことで、五ノ井さんは今、心ない誹謗中傷にも悩まされている。最初は「負けん気」ではね返すつもりでいたが、審査結果を待っている間は「つらい」とも漏らしていた。

AREA

9月29日:防衛省が謝罪

防衛省がおよそ100人に聞き取りを行った結果、複数のセクハラ行為が確認できたことを29日、明らかにしました。

引用元:NHKオンライン 元自衛隊員の女性への複数セクハラ確認 防衛省が謝罪 処分へ

陸上自衛隊トップの吉田圭秀陸上幕僚長が顔を出し謝罪されています。

その後五ノ井さんはこのように話されています。

今こうやって認められたというのは本当に遅いと思っています。
防衛省の方の謝罪はもちろんですが、
セクハラをした人たちも直接謝罪してほしい

男性隊員5人を懲戒免職処分

12月12日には男性隊員5人を懲戒免職処分とされました。

調査の結果、防衛省は12月15日、5人の男性隊員について五ノ井さんへのセクハラ、性暴力があったと認定し懲戒免職としました。 また、性的発言をした男性隊員を訓戒処分とし、被害の相談を受けたのに報告を怠った男性中隊長も停職6カ月となりました。

引用元:FNNオンライン 【速報】職場で元女性自衛官にセクハラ・性暴力…加害者の男性隊員5人を懲戒免職

調査の結果、五ノ井さんの部隊では他の女性隊員にもセクハラ被害があったと

ついに認められました。

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【10月17日】直接謝罪&手紙をもらうことが実現

謝罪直筆文書

こちらは直筆文章で五ノ井さんに対して直接対面で謝罪され、

手紙を渡されたそうです。

1人目

2人目

3人目

4人目

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五ノ井里奈の経歴やプロフィール

東日本大震災の被害・母親のがん・新聞配達の厳しい学生時代

名前:五ノ井里奈
年齢:22歳
職業:舞台俳優

宮城県東松島市出身の五ノ井里奈さんは、

小学校4年生の頃に東日本大震災にあいます。

小学校6年生の頃に両親が離婚し、新聞配達のアルバイトを始めます。

しかし、柔道が好きだったため柔道を続けていたそうです。

上のお兄ちゃん2人も新聞配達をしていたということですごいですよね。

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柔道の宮城県チャンピオン

小学校からずっと続けていた柔道。

柔道を始めたきっかけは、癌になってしまったお母さんだそうです。

お母さんがいなくても強くなって欲しい

このような思いから柔道をさせたとお母さんが話していたそうです。

新聞配達のアルバイトをしながら柔道の練習をしていたためなかなかハードだったとか。

そういうときは、新聞配達をした後に柔道の試合に途中参加していたとのこと。

お母さんががん治療をしていたため、

金銭的にも力が必要だったのかもしれませんね。

高校のときには、あまりにも強い五ノ井さんに対し嫉妬で柔道がしづらくなったこともあったとか

フルシカトされたこともあったそうです。

自衛隊に入隊したのは東日本大震災の経験から

五ノ井さんが自衛隊の「陸上」を選択された理由は、

東日本大震災での思い出があったからだそうです。

そこで被災者を救っていた女性陸上自衛隊の姿をみたことがきっかけだそうです。

私は小さい頃から柔道のオリンピック選手を目指していたので女性自衛官にそのことを伝えると、
『柔道は続けたほうがいいよ。頑張ってね』と応援してくれました。
私にとって憧れの存在でした

憧れで入った自衛隊でそんなことが起きるなんて、

気持ちを考えるだけでも辛いものです。

東日本大震災の記憶がよみがえり、五ノ井さんは自死を踏みとどまっています。

どうして被害者が泣き寝入りして苦しまなければならないのか。
性暴力に負けてはいけない

と組織と闘うことにしたそうです。

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まとめ

6月30日にアップされた街録チャンネル。

その内容は自衛隊に入隊した女性が受けたセクハラ。

そしてそのセクハラが国がらみでもみ消されてしまったということでした。

セクハラの被害から、残された女性隊員を守りたいという気持ちで告発に踏み切ったそうです。

主張むなしく不起訴となってしまったため、

現在裁判をせずに戦う方法を模索されています。

最近女性が辛かったことを声を挙げる動きが出ています。

勇気ある女性の声が世間で重く受け止め、社会が変わることを祈っています。

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