2023年7月24日に1つの投稿が炎上しました。
それは、妊婦むけに発送された市役所からの手紙が男性優位であり
妊婦であるお母さんの身になって考えられてなさすぎるという内容でした。
このページではその内容をまとめていきます。
【炎上】広島県尾道市の子育て資料のヤバい画像!
「男性」への配慮を求める手紙が妊婦宛に発送される
こちらは、妊婦宛に子育て支援課より発送された文書です。

妻にしてもらいたいこと
1位:何をしたらいいのか言葉ではっきり(具体的に)言ってほしい
2位:家事をそれなりにやってほしい
その他:無理しないでほしい、いい意味での手抜き、頼りにして欲しい

妻にしてもらって嬉しかったこと
1位:家事 毎日お弁当を作ってくれる、産後も変わらずご飯を作ってくれる
2位:育児
3位:マッサージ
その他:子供を産んでくれた事、いつも笑顔でいてくれる、仕事があるから夜はゆっくり寝ていいよ
ただ感謝のみ

赤ちゃん産んだばかりの妻に、マッサージしてもらって嬉しかったって、なぜ世話される側になっちゃってるのかな?

妻のこういう態度(言葉)が嫌だった
1位:訳も分からずイライラしている
少しのことでイライラしてあたられる
2位:赤ちゃんの世話で忙しく、家事ができていない
3位:何もしてくれない 子供の面倒を見てくれない
その他:「おかえり」「お疲れ様」の声かけがない
「抱き方が下手」と言われる
風呂が長い ストレッチが長い 買い物が長い
産婦を中心に大炎上

この内容のツイート主は、最初画像だけ掲載していたのですが
どこの自治体なのか教えてほしい
という要望があったことから公表に踏み切られました。
その後、経産婦を中心にネットではこの話題が一時トレンド入りする羽目に。

産前産後ってただでさえホルモンバランスとかで心身共に辛い時期なのに何で更に追い詰めるような事をするの妊婦さん虐めて楽しいのか…?ありえない。

ママを産後うつにしたいのかな?って思っちゃうほどの内容だ

尾道市の子育て支援課は何がしたかったんだろうね? こんなの母親に送りつけて、何が「子育て支援」だよ。
子供産んで育ててる最中の母親のこと、何ひとつ支援できてないじゃん。 他責思考もいいところ。
何でもかんでも母親のせいにしないでほしいよ。発想がママに甘えてる子供と一緒すぎる。
男性側が
だよね!みんなそう思って当たり前だよね!
と変な方向に捉えかねない可能性のある内容だと思いますよね。
以前も広島県のママブックは炎上していた

仕事も家庭も両立させたい女性を、行政が公然と「よくばり」と言ってしまうことに
違和感を感じるお母さんが多くいたようです。
また、仕事復帰をしたいお母さん向けにさまざまな心構えを発信しています。

まるで、産んだ母親1人がさまざまな責任や各所への連携を取らないといけないような内容です。
こんな風に思われているかも
という罪悪感を煽ってしまう内容に、ますます母親を追い詰めてしまうという意見も目立ちました。

同僚への仕事の負荷や会社の経営状態を考えるのは上司の仕事だし、そもそも父親が「手伝う」ってなに?親なんだから主体的に育児を担うべきでは?
この手紙が発送された理由は?

こちらは、「ママになるあなたへ」という内容の中に入っていた書類のようです。
しかも、100人に聞いたと記載されているということはアンケートもあったのでしょう。
そもそも「先輩パパからあなた(妊婦)へ」というスタンスがなぜなのでしょうか。
産後クライシスからの離婚を防ぐためなのでしょうか。
妻側に理由(責任)があると決めつけたような内容の手紙だけに、
産後うつやうまく身体を調節できない産婦さんへのプレッシャーになら無いことを祈るばかりです。
ただ、この書類に携わった職員は妊婦に対して攻撃的な気持ちがあったわけではなく
妻側としても工夫できることはあるよ
というメッセージだったのでしょう。
子育て支援には保健師・助産師・保育士とさまざまな子供のプロがいるにも関わらず
このような内容が発送され少なからず妊婦さんのプレッシャーや緊張を招いてしまったことは
やはり残念ですね。
しかし、ネットの一部では
男尊女卑の実態を知って、炎上して初めてその価値観は間違っていると分からせたい目的で
誰も何も言わなかったのではないか
と深読みされています。
以前は先輩お母さん→新米お父さんへの配布チラシもあった

こちらは、炎上以前に配布(送付)された先輩お母さんから新米お父さんへのメッセージだそうです。
こちらは、自然に読み進めることができる内容ですね。
NHK広島から取材依頼がくる
この一連の内容について話が聞きたいとNHK尾道からコメントが来ていました。
尾道市からの声明
炎上翌日に尾道市長から謝罪のツイート
このたびは、尾道市の妊婦さん向けの『先輩パパからあなたへ』の手紙につきましては、
妊婦さんや産婦さんなど、子育てに関わる方々の心情にそぐわない内容であり、
多くの方々を不快な思いにさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。早急に対応します。
7月24日 尾道市長 ツイートより
なんと朝の5時にこのツイートを出されています。
Twitterの話によると、議員の方からの声明は出ていないということで
予算組や子育ての話し合いをする議員からの声も欲しいという意見がありました。
ネット民が尾道市役所へ直接電話

以下、ネットで実際に尾道市役所へ電話し回答をもらったという内容です。
- 間違いなく尾道市健康推進課から発送したものである。(A4一枚)
- 課内に15名+課長がいるが、送付前のアンケート結果について全員に回覧したが、内容について「おかしい」といった意見は全くなかった。(出産育児を経験された女性職員からも異論はなかった)
- 今回のアンケート結果送付前に、逆パターンの「先輩ママから新米パパへ」のアンケート結果を送付している。
- 「男性はこう思っている」ということをお伝えし、あとは家庭内で話し合っていただければと考えていた。
- 尾道市行政は、そういう考え方だと思われても仕方ないと思っている。
- このアンケート結果を送った先のこと(クレームや炎上するなど)は特に想定していなかった。
まとめ
広島県尾道市の子育て支援課から妊婦宛に届いた手紙についてまとめました。
職員に悪気があったとは言えませんが、
子育て支援には保健師や助産師も携わっているだけに、
妊産婦さんを追い詰めるような内容になり発送までしているという事実に驚きを隠せません。
ネットでさまざまな議論がなされていますが、
自治体として子育てに優しい街づくりを今一度考えてほしいですね。