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君たちはどう生きるかの石と積み木の表す意味とは?スタジオジブリ崩壊と監督のメッセージ!

「君たちはどう生きるか」の重要なポイントになる石と積み木

これらが表す意味について、

ネット上にある意見を参考に考察したいと思います。

ネタバレを含みますので、本編ご鑑賞後に本記事をご覧ください。

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目次

「君たちはどう生きるか」石と積み木が表す意味とは?

石の世界:スタジオジブリ

https://www.ghibli.jp/

主人公眞人がアオサギに導かれて迷い込んだ石の世界。

この世界はスタジオジブリを意味しているのでしょう。

この世界のシーンには、

・「風の谷のナウシカ」
・「天空の城ラピュタ」
・「もののけ姫」
・「ハウルの動く城」
・「崖の上のポニョ」

このような過去のジブリ作品を彷彿とさせるシーンが

散りばめられていることからも、

スタジオジブリの世界ということがわかります。

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13個の積み木:宮崎駿監督作品


https://ghibli.jpn.org/report/mononoke-9/

石の世界を維持しているものは、

たった13個の積み木です。

これは宮崎駿監督の長編作品を意味しているでしょう。

①「未来少年コナン 巨大機ギガントの復活」
②「ルパン三世 カリオストロの城」
③「風の谷のナウシカ」
④「天空の城ラピュタ」
⑤「となりのトトロ
⑥「魔女の宅急便」
⑦「紅の豚」
⑧「もののけ姫」 
⑨「千と千尋の神隠し」
⑩「ハウルの動く城」
⑪「崖の上のポニョ」
⑫「風立ちぬ」 
⑬「君たちはどう生きるか」

これらの作品でちょうど13作品になりますね。

石の世界(スタジオジブリ)は13個の積み木(13作品)で保たれている

という解釈ができますね。

大叔父:宮崎駿監督


https://www.oricon.co.jp/news/2219952/full/

石の世界を作り出した創造主の大叔父は、

宮崎駿監督を意味しているでしょう。

色々な形の積み木(ジブリ作品)を重ねながら、
石の世界(スタジオジブリ)を維持してきた

という解釈ができますね。

また現実世界のシーンでは、

大叔父は「本を読みすぎて頭がおかしくなった」と言われていました。

それぐらい本を読みこまないと、

アニメの世界の王にはなれないという自負が込められているのかもしれません。

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眞人:宮崎吾朗監督


Wikipediaより

石の世界に導かれた眞人は、

宮崎駿監督の息子である宮崎吾朗を意味しているでしょう。

大叔父は眞人に、

自分の代わりに石の世界を維持してほしいと言います。

跡を継ぐ者は血が繋がっていなければならない

という設定からも、

息子の宮崎吾朗に向けた言葉と言えるでしょう。

自分が作り出した13作品だけでスタジオジブリを維持していくのはもう限界。
お前が新たな作品を作り出して、
スタジオジブリを維持していってほしい

という解釈ができますね。

はじめは眞人は石の世界に拒否されていた?


https://www.ghibli.jp/info/013702/

石の世界で、

眞人とヒミがナツコを助けに向かう途中、

眞人が石の壁を触ると、

バチバチっとなるシーンがあります。

ヒミは眞人に対し、

石は歓迎していない

と言います。

これは、

宮崎吾朗はスタジオジブリに歓迎されていなかった

という解釈もできますね。

インコ王:鈴木敏夫プロデューサー


Wikipediaより

何とかバランスを保ちながら積まれていた積み木を

倒して壊してしまったインコ王。

このキャラクターは、

スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫

という説が有力です。

石の世界の組織体制の象徴のようなインコ王は、

スタジオジブリの長きにわたり統率してきた鈴木プロデューサーと、

重なるものがありますね。

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「君たちはどう生きるか」石の世界の崩壊が意味するものとは?

後継者がいないことへの焦り

イラスト

自分の後継者となってほしいという大叔父の申し出を断った眞人。

眞人はすでに出来上がっている世界を維持するのではなく、

現実世界で友達を作りながら新しい道を切り開くことを選びました。

そして焦ったインコ王が、

無理に積み木を重ねてしまい、

積み木が崩れたことで崩壊し始めた石の世界。

これは、

自分の後継者が育っていないことに対する

宮崎駿監督の焦りや落胆の気持ちがあるのでしょう。

後継者がいればこれからも繁栄し続けたスタジオジブリ。
それが叶わなかったことで、
一代にして築き上げたスタジオジブリという帝国は崩壊した。

ということを暗示しているかもしれませんね。

新たな世代への期待

石の世界が崩壊したことで、

この世界にいた鳥たち(インコやペリカン)は、

現実世界に開放されました。

やや不気味な風格だった鳥たちは、

現実世界ではただの鳥の姿に戻り、

楽しそうに飛び回るのでした。

この鳥たちはスタジオジブリのスタッフを意味しているのでしょう。

スタジオジブリから解き放たれた彼らは、

これから現実世界で地に足をつけて、

新しい作品を作っていくということなんだと思います。

本作の予告として、

スタジオポノック最新作「屋根裏のラジャー」がついていたことからも、

期待が込められていることは明らかでしょう。

スタジオポノックとは
2015年スタジオジブリ制作部の解散により退社した、
プロデューサーの西村義明や米林宏昌監督が集まって作られたスタジオ。
「君たちはどう生きるか」にも参加しています。
最新作「屋根裏のラジャー」の劇場公開が12月15日に決定。

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「君たちはどう生きるか」のラストの石の意味とは?

映画の内容は忘れられるもの

アオサギによると、

石の世界での出来事は現実世界に戻ると忘れてしまうといいます。

実際に眞人の母親(ヒミ)は、

子供の頃に石の世界に行っていましたが、

その記憶はなくしています。

つまり、

石の世界=スタジオジブリ=映画と解釈すると、

映画を観ている時は色々な感情を持つことができても、
その映画が終わり現実世界に戻ったら、
映画の内容は忘れてしまう

ということなのでしょう。

https://comic-kingdom.jp/ghibli-chutotoro/

子供の頃に見えた空想の世界は、

大人になると忘れてしまう

ということは、

「となりのトトロ」に繋がるものがありますね。

映画から得られたものは残る

https://www.ghibli.jp/works/nausicaa/

現実世界に戻った眞人は、

積み木の石を持ち帰ったために、

石の世界の記憶が残っていました。

この描写が意味するものは、

映画の内容は忘れても、
映画を観て感じたことは

心の片隅に記憶として残る

ということではないでしょうか。

子供の頃にジブリ映画を観て育った世代に日本人には、

体のどこかにジブリ作品から影響を受けたものがあるはずです。

映画の内容はハッキリ覚えていなくても、

ジブリ映画が持つ、

・日本人ならではの美しさ
・恐ろしさ
・あたたかさ

このようなものは残っているでしょう。

そんな映画が持つ不思議な力を信じている
それを持ち帰ってほしい
それを持ち続けてほしい

という宮崎駿監督のメッセージが込められているようにも思いますね。

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まとめ

今回は「君たちはどう生きるか」で描かれた

石と積み木が表す意味について

ネット上の意見を参考に考察してきました。

観る人によってさまざまな考え方ができる本作。

色々な角度からじっくり味わいたい作品ですね。

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君たちはどう生きるかの石と積み木の表す意味とはスタジオジブリ崩壊と監督のメッセージ!

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