フラッカとは、別名ゾンビドラッグと呼ばれる合成麻薬です。
2015年前後から、
フリッカ使用者の衝撃的な動画やニュースが世界中を震撼させました。
今回はフラッカとはどんなドラックで、どうして急増したのか、
ゾンビ化するのは本当なのかなど、真相に迫ります。
動画の内容には過激な内容が含まれていますので、URL先は自己責任でご覧ください。
フラッカでゾンビ化した人間の行動が衝撃的すぎる
フラッカ使用者による異常な行動
フラッカ使用者の異常行動動画
※以下、Twitterリンク
・側溝に落ちても起き上がれない人物▶こちら
・車のボンネットに繰り返し突進する人物▶こちら
・地面で暴れまわる人物▶こちら
・地面で規制をあげる女性▶こちら
これらは、ゾンビドラックとも呼ばれている
「フラッカ」使用者による異常行動とされる動画です。
まさに人間がゾンビ化したような衝撃的な姿。
非常に攻撃的でもあるため恐怖を感じます。
のたうち回る様子は、悪霊に憑りつかれているようにも見えます。
これほどまでに人間を破壊してしまうフラッカというドラック。
いかに恐ろしいものなのか思い知らされるショッキングな映像です。
フラッカは別名ゾンビドラック
アメリカで2015年頃に急増した危険なドラック

フラッカは、スペイン語の俗語で「美しい女性」を意味する言葉です。
しかし、その美しいネーミングとはかけ離れた非常に危険なドラックです。
2015年前後からアメリカを中心に急増しました。
医療目的で作られた合成麻薬

フラッカはもともとは医療目的で使うために作られた合成麻薬でした。
主成分である「α-PVP」は、中枢神経に非常に強い興奮作用をもたらす成分で、
日本の厚生労働省も「麻薬指定」しています。
このα-PVPの効果により、非常に危険な合成麻薬となってしまったのです。
フラッカはアメリカで多く流通していますが、
アメリカ検察当局と麻薬取締局は、中国から流入したものだと発表しています。
中国で製造されたフラッカは、
「研究用化学物質」という名目でアメリカに輸出されているそうです。
毒性が非常に強いドラッグ

フラッカの特徴は毒性がものすごく強いことです。
大麻などの麻薬とは比較にならないレベルで、
専門家の間ではドラックというより「毒」であるとも言われています。
使用すると短時間で効果が出て、さらにその効果が長く続くのが特徴です。
麻薬常習者の場合は2週間も幻覚症状が続くとされています。
安い金額で入手できる

フラッカの主成分であるα-PVPは、
比較的簡単に合成できると言われています。
作ることはもちろん犯罪です。
しかし、容易に作れるドラッグということで、
次々に新しいドラッグを作れてしまったそうです。
さらにフラッカの大きな特徴は、値段がものすごく安いということです。
日本円にすると、1回分がたった350円ほど。
これは、コカインの約15分の1の値段なんだそうです。
アメリカでは使用者が急増

激安価格で簡単に入手できて、
さらに短期間で絶大な効果が出て、
その効果が長く持続するというフラッカは、
麻薬常習者の間で、瞬く間に大人気となりました。
特にホームレスなど貧困層を中心に驚異的な広がりを見せ、
取り締まりが追いつかない状態になったのです。
低価格で気軽に手に入れられるため、若者の間でも流行し、常用者が急増。
2015年には、アメリカでのフラッカ使用者が3年前と比べて780%も増加したそうです。
ゾンビ化させる恐ろしい副作用

コスパ抜群のドラッグとして大流行したフラッカですが、
その副作用は非常に危険で恐ろしいものです。
まるでゾンビのようになってしまうほどの恐ろしい症状が出てしまうのです。
幻覚や幻聴が起きる

フラッカを使用すると、すぐに幻覚や幻聴の症状が出始めます。
恐怖を煽るような強烈な幻覚が起きるのが特徴だと言われています。
強い恐怖に襲われパニック状態になり、
急に走り回ったり、叫び出したり、のたうち回るなどの奇行に走るようになります。
攻撃的になる

さらに、攻撃的になるという副作用もあります。
何かに襲われるという強い恐怖心を感じる一方で、
攻撃的になるのもフラッカの特徴です。
しかも、暴力的になるというレベルではなく、
人間とは思えないような狂暴的な行動をとるようになるのが、
フラッカの非常に恐ろしいところです。
感情も行動も自分でコントロールできないような状態に陥ってしまうのです。
我を忘れて周りの人に危害を加える姿はまさにゾンビのようです。
高熱が続く

フラッカを使用すると高熱が続くという副作用も報告されています。
風邪の時のような高熱ではありません。
意識が朦朧とするほどのひどい高熱が長期間続くため、
身も心も破壊された状態になるといいます。
耐え難い苦しみにより、自分の体を痛めつけてしまう人もいるそうです。
また、体がオーバーヒートしたような状態になるため、
暑くて服を脱いでしまうのもフラッカの特徴と言えます。
ゾンビ化した人が全裸で目撃されるのが多いのは、このためかもしれません。
フラッカが原因と思われるゾンビ化人食い事件が起きる
19歳の学生が男性の顔を食いちぎった事件

ロイター通信などが、米フロリダ州テケスタで起きた、
19歳の少年が男性の顔を食いちぎったというショッキングな事件を報じました。
19歳の男子大学生が50代の夫婦を殺害。
その後、夫の顔に食らいつき、
顔の肉を食いちぎるという、まるでゾンビのような行動をとったのです。
19歳の学生は殺害した夫婦と面識はなく、
危険ドラッグを使用していた可能性が高いとされました。
マイアミ・ゾンビ事件
こちらもアメリカ、フロリダ州で起きた猟奇的なゾンビ化事件です。
アメリカのメディアが報じたところによると、
マイアミビーチに向かう道路の脇道で、全裸になった若い男が
ホームレスに襲い掛かり、顔に食らいつくという事件が発生。
通報を受けて警官がかけつけるも、男の行動は止まりません。
警官が発砲してもホームレスの顔に食らいつく男。
男は警官によって射殺されるまで、ホームレスの顔を噛みちぎっていました。
ホームレスは顔の75%を失うという悲惨な状態になりましたが、奇跡的に一命は取り留めたそうです。
男がホームレスの顔に食らいついていた時間はなんと18分にも及んだといいます。
その犯行が映った防犯カメラの映像がネット上に拡散され、世界中に衝撃を与えました。
この事件は、男はフラッカを使用していたために攻撃的になっており、
猟奇的な行動をとったとされたのです。
フラッカでゾンビ化するのは嘘?本当?
フラッカを使うと傷みを感じなくなる

フラッカには、傷みを感じなくなる効果があると言われています。
フラッカ使用者には、電気ショックを与えるスタンガンを使っても
効果がないという研究結果もあるそうです。
さらに、車に轢かれても、銃で撃たれても、起き上がる人もいるといいます。
感覚が麻痺しているために、致命傷でない限りは
ダメージを受けることがないのです。
つまり、ゾンビ状態となったフラッカ使用者が暴れだすと、
それを止めるのは容易ではないということです。
まさにゾンビ映画のような恐ろしい状況ですね。
フラッカを使うと不死身になるのは嘘

フラッカを使うと、
・スタンガンが効かない
・車に轢かれても居たくない
・銃で撃たれても立ち上がれる
という情報があります。
まるで強靭で不死身な体を手に入れるように言われることがありますが、事実は異なります。
体が麻痺して傷みを感じていないだけで、実際には体はダメージを受けています。
フラッカによる麻痺の状態がおさまれば、激痛にみまわれるでしょう。
しかし、このような嘘を信じてフラッカに興味を持つ方も少なくないといいます。
ゾンビ化した異常行動が頻発

マイアミ・ゾンビ事件のような大きな事件以外にも、
フラッカでゾンビ化した人の珍事件はいくつも報じられています、
信じられないような異常行動をいくつか見ていきましょう。
何かに追われて窓から飛び降りた
何か襲われるという激しい妄想に憑りつかれたというフラッカ使用者。
何者かに追われていると思い込み、
逃げ惑った末に、窓の外に飛び降りたそうです。
自分の体を切り付けた
ひどい興奮状態になり、自分の体を痛めつけるという異常行動を起こした人もいます。
フラッカの副作用で傷みを感じなくなっていたため、
自分の体を切り刻み続けたといいます。
足を撃たれても歩いた
足を撃たれたというフラッカ使用者の男性。
しかし傷みを感じていないのか、撃たれた足を引きずりながら、
フラフラと歩く映像がSNSで投稿されました。
その様子は本当のゾンビに見えると話題となりました。
神になったと思い木とセックスした
フラッカを使用し異常な精神状態となった男性。
自分は神になったという妄想により、
街路樹とセックスするという異常な行動を繰り返したといいます。
男は全裸になり超人的な力で木に登ったそうです。
フラッカは日本にも入ってきている?
フラッカに似た危険ドラッグがすでに流通

フラッカによりゾンビ化した映像はアメリカのゾンビ映画のようで
現実味を感じない方も多いでしょう。
しかし、実は日本でもフラッカの主成分α-PVPが含まれている危険ドラッグが
流通されていることが報告されています。
身近に迫る危機として認識しておく必要があるでしょう。
低価格で購入できる「バスソルト」
2010年頃からα-PVPが含まれる「バスソルト」という危険ドラッグが
日本で広まったことが確認されています。
フラッカのように、幻覚や高熱という副作用があり、攻撃的になると言われています。
低価格で入手できるという点もフラッカと共通しているため、
今後さらに広がる可能性が危惧されています。
広島で摘発が多い「メリーちゃん」
「メリーちゃん」と呼ばれるドラッグも、α-PVPが含まれる危険薬物です。
脱法ハーブのように比較的簡単に入手できることから、
若者などを中心に流行。
広島県で多く摘発されたドラッグでもあります。
フラッカのようなひどい幻覚症状が出ることから、危険な薬物として警戒されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
別名ゾンビドラックとも言われるフラッカについて追ってきました。
まさに人をゾンビ化させる恐ろしいドラックであることがおわかりいただけたと思います。
ショッキングな内容もありましたが、
薬物は危険であるという認識を強めるためにも
覚えておきたい知識と言えるでしょう。