清原果耶さんの演技が暗いと言われているようですが、
なぜそのような意見があるのでしょうか。
清原果耶さんの過去の作品を振り返りながら、
その理由を探っていきたいと思います。
清原果耶(きよはらかや)の演技が暗いと言われる理由3つ
1つ目:役柄のイメージ
あさが来た

清原果耶さんのデビューは、
2015年のNHK朝ドラの「あさが来た」です。
当時まだ13歳だった清原さん。
朝ドラのオーディションを受けて落ちてしまいましたが、
別の役で声をかけられて出演が決まったそうです。

このドラマで清原果耶さんは「ふゆ」という女性の役を、
15歳~20代後半まで演じました。
この時はまだ女優業に慣れていなかったこともあり、
暗いとかいうよりも、
演技が下手。
という印象を持たれてしまったようです。
まだ13歳で経験も浅かったので仕方ないかなと思います。

透明なゆりかご

2018年NHKドラマ「透明なゆりかご」では、
注意欠陥多動障がい(ADHD)の難しい役を演じ、
その凜として透明感のあるルックスも話題になりました。
しかし重いテーマであるドラマの主人公だったため、
どうしても演じる側も暗い演技になります。
ADHDは生まれつきの脳の障がい。
注意力散漫で、不注意や多動性があり、
衝動的な行動に出てしまうこともある。
好きなことには集中できる人が多い。

命をテーマにしたドラマだったため、
感動と共に毎回重い気持ちになってしまう人もいて、
それが主人公である清原果耶さんの印象にも
結びついてしまったのかもしれません。
ドラマの評価はとても高かったようです。
なつぞら

その後2019年放送のNHK朝ドラ「なつぞら」で、
清原果耶さんは再び朝ドラに出演をしています。
この時のヒロインは広瀬すずさんで、
広瀬さんの生き別れた妹である奥原千遥役でした。
暗い過去を持っている役だったため、
この「なつぞら」の演技は視聴者から、
演技が全体的に暗い。
という意見がありました。
おかえりモネ

そしておそらく暗いと言われるようになった、
1番の理由のドラマが「おかえりモネ」だと思われます。
2021年の朝ドラ「おかえりモネ」で永浦百音役で
ヒロインを務めたのですが、
またまた暗い役を演じることになってしまいました。
永浦百音は自己主張をあまりせず
感情をあまり出さない役でした。
「おかえりモネ」のストーリーは、
東日本大震災をテーマにしていたため、
脚本が暗めだったこともあります。

ずっと同じようなトーンで話す演技が、
朝から暗い気持ちになる。
朝ドラのヒロインは明るい方がいい。
などとその暗さは視聴者にも伝わるほどだったようです。
2つ目:表情があまり変わらない

清原果耶さんの演技についての評判ですが、
どんなドラマや映画でも同じような表情の演技で、
暗い感じがするという意見がありました。
おそらく暗い役が多いので明るい表情の演技が、
少ないせいだと思います。

顔で感情を表したりする役ではないので、
どうしても同じような表情で演技をすることになり、
いつも同じ表情をしている。
表情のバリエーションが少ない。
という意見もみれられました。

3つめ:見た目が地味

清原果耶さんのルックスは派手ではないものの、
とてもかわいらしく清楚な印象があります。
しかし朝ドラヒロインなのに華がないという、
厳しい声も聞こえてきました。

しかし華がない女優さんが売れないかというと、
そうではないと思います。
見た目が地味な女優さんだからこそいろんな役で使われて、
息の長い女優さんになれたりします。
雰囲気が暗い女優さんほど色んな役をこなせる人が多いので、
女優としての幅も広がる可能性もありますね。

清原果耶さんは「Seventeen」でモデルをしていた時代があり、
その時は明るい性格だったと言われています。
ドラマの役の性格に合わせているうちにそっちへと、
気持ちが引っ張られた時期もあったかもしれません。

実際はよく笑う明るい普通の女の子のようです。
また暗い演技をする清原さんに、
視聴者が慣れてしまったのか、
明るい演技はあまり上手ではない。
と感じる人もいるようです。
演じた役によって持たれてしまったイメージは、
なかなか抜けないようですね。
演技の評価は高い

清原果耶さんの演技は多くの方から高い評価を得ていて、
女優として多くの賞も受賞しています。
- 2019年東京ドラマアウォード「主演女優賞」
- 2019年日刊スポーツ映画大賞「新人賞」
- 2018年コンフィデンスアワード・ドラマ賞
「年間大賞」「新人賞」 - 2020年エランドール賞「新人賞」
- 2021年第45回日本アカデミー「最優秀助演女優賞」
- 2021年毎日映画コンクール「女優助演賞」
- 2021年日刊スポーツ映画大賞「助演女優賞」
第34回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」は、
初の10代および史上最年少19歳での、
助演女優賞の受賞となりました。
清原果耶さんは暗い役を演じる時の表現力や、
内から出る感情を抑え込む役が上手だと言われています。

特に「透明なゆりかご」の清原さんの演技に、
心を打たれて涙した人も多かったようです。
まだ20歳という若さなのでこれからさらに
変化していく可能性を十分に秘めていて、
今後も様々なドラマや映画で、
活躍するのではないでしょうか。



まとめ
清原果耶さんの演技が暗いと思ってしまうのは、
演じてきた役のイメージが強かったことと、
暗い役が多いのが理由のようです。
でも確かな演技力と存在感で、
これからの活躍が期待されること、
間違いなしだと思います。