川治ダムでバイクで日本1週をしていたkotaさんが投身自死をしたということが、
ネット上で話題となっています。
kotaさんのTwitterや自死の理由などについて、
当時の様子も含めて振り返ってみたいと思います。
日光市川治ダムで男性投身自死
kotaさんの活動から自死後のご家族の対応までです。
- バイクで日本1週している22歳の男性
- ADHDの診断書とダムを見下ろす足元の投稿
- 日光市川治温泉川治ダム
- 仲間が20分後駆け付けた時にはバイクとお酒しかなかった
母親によれば「さようなら」の投稿は投稿者不明
→10/6 父親のツイートであることが発覚
改めてお礼でツイート
川治ダム投身自死当時の様子

こちらは自死直前に投稿されたkotaさんの画像です。
ダムを見下ろした形で足元が見えますね。
10月2日に日光市川治温泉川治ダムで、
飛び降りをした男性がいる
という情報が流れてきました。
ダム現地の様子がTwitterでライブ配信されていましたが、
配信は一時中断されました。

ダムの付近にはバイクだけが置き去りになっていて、
そのそばには缶チューハイの入った袋があったそうです。
その後パトカーが到着して捜索が始まり、
遺体が発見されました。
現場は日光市川治温泉川治ダム

川治ダム
〒321-2611
栃木県日光市川治温泉川治319−6
川治ダムは140mの高さで、
なんとダムでは国内で第4位の高さだそうです。
このダムの24時間カメラの様子です。
飛び降りたとされる時間帯に、夜間帯ながら
捜索で全てのライトがついています。
この男性はバイクで日本1週しているkotaである可能性が高い
10月5日にkotaの母親がTwitter投稿?

このアカウントの持ち主の母です。 息子の幸汰は2022/10/02に永眠致しました。 本人に変わりまして生前仲良くして頂いた方にお礼申し上げます。
(投稿日 10/5 )
幸汰の家族です。 今、このツイッターに初めてログインすることができました。 先ほどのツイートは母本人のツイートではありません。幸汰本人の予約投稿なのか乗っ取りなのか分かりませんが、多数の返信を頂いていますので、このまま残しておきます。
このツイッターは息子本人のものなので、これ以降の書き込みは控えさせて頂きます。 最後に今まで仲良くして頂いた方、本当に有難うございました。
最初はご両親も心の整理がつかず、
とても動揺されていたと思います。
数回の投稿を終えたのちに、
関わってくださった方への感謝を述べて、
書き込みを終えることをツイートされていました。
kotaさんの最後の投稿は診断書とダムの写真

10月2日20時42分。
kotaさんのツイートには遺書と思われるような、
このような文が書かれていました。
ここで僕の旅は終わり。 もう苦しみたく無いし悩みたくも無い。 最後に日本一周出来て幸せだった、楽しかった。 さようなら。
文章と共にダムを見下ろす写真があり、
kotaさんの足元も写っています。
また病院で受けた診断書も一緒に写っていました。
この投稿の前にはこのようなツイートもありました。
最後にご迷惑をおかけします、本当にごめんなさい。
この投稿は20時10分に投稿されていて、
最後の投稿の前のこの意味深投稿については、
まさか…
と心配するコメントもたくさんありました。

僕の日本一周は終わりです。 期間中に僕と会ってくださった方、ありがとうございました、とても楽しかったです。 特に家に泊めて頂いたフォロワーさんには感謝しかないです。 お陰様でゆっくり室内で身体を休める事が出来ました。 日本は絶景の宝庫、この5ヶ月間は本当に充実してました。
kotaさんの友人が投稿を見て場所がわかるまでに20分かかり、
その後その場所へ向かうまでに25分と、
ツイートから現場に着くまでに1時間くらいかかったことになります。
到着した時にはまだエンジンの熱で少し温かい、
kotaさんのバイクだけが残されていました。
直前まで「最後」という言葉が多かったので旅の終了かと思いきや
こういうことだったのかと納得する声もありました。
こうして見るといろんなところに「最後」という文字がありますね…
日本一周の旅の「最後」ではなく、
kotaさんの人生の「最後」を意味していたのでしょうか。
投稿された診断書はADHDと記載あり

kotaさんはADHD(注意欠陥多動性障害)という診断を受けていて、
おそらくずっと生きにくい人生を送っていたと思われます。
- 落ち着きがない
- 集中力が続かない
- 忘れ物や紛失物が多い
- 衝動性がある
- ケアレスミスが多い
- 約束の時間を守れない
- 好きなことには集中力を発揮する
- 生まれつきの脳の障がい
ADHDの人が大人になるとうつ病になったり、
引きこもりになることもあると言います。
知的発達の遅れがない人が多いので、
一般の方と同じように生きてきて、
大人になって自分で気づいて受診して、
障がいが発覚する人も多いです。

kotaさんは以前より自死の願望があり、周囲に何度も止められていたそうです。
ADHDの人は生きにくさを感じて鬱になり、
自死をする人も少なくありません。
kotaさんは、キャンプの途中などに時折リツイートをされていましたが、
ADHDで辛いという内容のリツイートが多く投稿されていました。
自死に選んだ場所の投稿もあった

kotaさんが飛び降りる前の最後の投稿に写っていたものです。
下の方に靴が見えます。
ダムなので高さはかなり薄暗い状態です。

足元が写っており、柵を乗り越えている様子が写っていました。
kotaさんの過去ツイートを見てみると、
このような画像をリツイートされていました。
「川治ダムで投身したらでイッパツで死ねる。」と以前から友人に言っていたそうです。

警察が来てライトを照らし捜索して、
ダムからkotaさんの遺体が見つかりました。
引きこもりライダー隼の真似をした?
2018年の9月27日に「引きこもりライダー隼」さんが、
金山ダムで投身自死をしています。
ツイートの最後の数字「007981」の意味は、映画「007」でダムから飛び降りるシーンがあり、「981」はグッバイを意味しているそうです。
そして2021年8月にこの場所を訪れたkotaさんは、
このようなツイートをしていました。
やっとこの地に来る事が出来ました。
貴方様のツイートを見て北海道に憧れ、今こうやって北の大地を駆けてます。 本当にありがとうございます。
貴方様というのはおそらくこの場所から考えると、
引きこもりライダーの田代剛さんのことと思われます。
もしかしたら田代さんと同じように、
自分もダムで自死しようと思っていたのかもしれません。
kotaは22歳の熊本出身の坪内幸汰(つぼうちこうた)
フォロワー7000人のバイク好き男性

男性は熊本県出身の坪内幸汰(つぼうちこうた)さん。
22歳でバイク雑誌に載ったり、
KAWASAKIの走行距離の長さを競う表彰を3年連続受けており、バイク好きな青年でした。
2:45~から登場されますが、
kotaさんの生前の映像です。
kotaさんは熊本県出身でバイクが大好きで、
その繋がりで多くのバイク仲間がいました。
そして全国をバイクで走り,
日本一周の旅をしていたようです。
- kotaさんの本名は坪内幸汰(つぼうち こうた)さん。
- 22歳。
- 熊本県出身。
- バイク好きで有名。
- 雑誌にも載ったこともある。
- バイク仲間も多かった。
- バイクで日本一周を2回していた。
- ADHDと診断され発達障がいだった。
- 同棲を考えている彼女がいた。
kota氏の残した美しい写真や旅の思い出

kota氏のバイク活動や、その美しい写真にフォロワーのみならず
今回の事故で知った人たちも感動したという言葉で溢れました。
短い文章ながらに、その土地の良さや旅の様子がよくわかります。
旅の記録が上手にまとまっていて、
こちらの知らない世界を身近に作ってくれる素敵なツイート達でした。
まとめ
kotaさんの投身自死についてですが、
川治ダムの写真と共に遺書らしきツイートをしていて、
自ら決めて行動したことと思われます。
またADHDという障がいについて悩んでいて、
自死を今までに止めた仲間もいたようですが、
悲しい最後となってしまいました。