埼玉県川口市内で一部クルド人と住民のトラブルが相次いでいることが度々報道されています。
外国人との共生をめぐっては言葉や文化の壁が大きいとされていますが、
クルド人など一部外国人の場合、さらに難しい壁があるようです。
今回はなぜクルド人との問題が度々生じているのか歴史的背景から紐解いていきます。

日本で起きているクルド人問題
「不法滞在」ではトラブルの解決が難しくなる

クルド人の一部は難民認定申請中で、住民票や身分証明書がない「不法滞在」の状態で日本にいる人がいます。
トラブルが起きても身元がわかりにくく、警察の介入も難しい場合があり
住民が泣き寝入りするケースも目立ち始めています。
SNSで拡散されているクルド人による迷惑行為が目立ち始めた
こちらは実際に被害にあわれたケースをまとめています。
実際には、辛い思いをしているクルド人難民の方や日本の生活に馴染んでいる方も多いはずですが
一部のクルド人の動きによって印象がかなり悪くなってしまっています。
川口市長が問題行為を重要視し「犯罪外国人は強制送還を」と掲げる

こちらは令和2年の12月の産経新聞の記事です。
埼玉県川口市の奥ノ木市長は令和2年12月に上川法相に、
クルド人の困窮を救うための「仮放免者就労可能に要望書」 を提出しています。
しかし2年後の令和5年の8月に奥ノ木信夫市長と新藤義孝衆議院議員 が、
「犯罪外国人は強制送還を」斎藤健法相に直訴されています。
たった3年で政策を180度変更せざるを得ない危機的状況であることが伺えます。

一部のクルド人を念頭に、国や県などに「一部外国人」による犯罪の取り締まり強化を求める意見書を可決し、
警察官の増員や犯罪取り締まりの強化を求めています。
なぜクルド人は日本に来るのか?
観光ビザで一時的な滞在ができる日本に来る

在日クルド人の多くは観光ビザで来日しています。
その後、難民認定申請をすることで一時的に日本での居住が認められる制度があります。
そのため再度ビザの発行をしてもらわなくても
難民申請が受理されれば、日本で永遠に生活ができる永住権がもらえるからです。
トルコでは、長年、民族的な文化や権利が禁止されてきました。
その中で、多くのクルド国内避難民や難民となり故郷を追われました。
そういった迫害などから逃れるために日本に難民として逃れてきています。
日本以外の国にも分散して居住されています。
なぜ埼玉県に集まるのか

トルコやシリアを中心とした中東地域に暮らす人たちが埼玉県に定住し始めたのは1990年代のことです。
トルコ政府などによる迫害から逃れるため、一部が観光ビザなどで来日。
その後仲間を頼りにクルド人難民が次々と同地周辺に押し寄せました。
前述したように、川口市長が仮放免者の就労を要望するなど、
クルド人の方々にとって住みやすくなったことも1つの要因のようです。
まとめ
「クルド人問題をわかりやすく説明まとめ!歴史的背景や日本移住の目的は?」の記事でした。
歴史的な背景は深掘りすればキリがないのですが、
現在民族がおかれている状況を踏まえるとすぐに祖国に帰れないことがわかりました。
また、問題が大きすぎて日本にいる彼らの言動や行動の一部しかみれていないことで、
誤解が生じることも多かったのでしょう。
日本や埼玉県に移住した目的は