海外でも人気の高い宮崎駿監督作品。
「ルパン三世カリオストロの城」に対する
海外の反応はどうなのでしょうか。
海外の大物監督の評価から
一般の方のレビューまで
気になる海外評判について調べてみました。
「ルパン三世カリオストロの城」海外の反応は?
スピルバーグ監督が絶賛した?

https://www.waltdisneystudios.jp/studio/ghibli/0239
本作の海外評価として有名なのが、
名匠スティーヴン・スピルバーグ監督が
史上最高の冒険活劇の1つ
映画史上最も完璧なカーチェイス
と称賛したという噂です。
この発言については確かな証拠がないため、
信憑性は低いという意見もあります。
スピルバーグと宮崎監督は交流があった

Wikipediaより
しかしながら、
スピルバーグ監督が宮崎駿監督をリスペクトしているのは
事実です。
「レディプレイヤー1」のPRで来日した時に、
特に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」は
ディズニーのどの作品よりも素晴らしい
と大絶賛したのです。
さらに最近宮崎駿監督に対面したことも判明。
アニメに携わっているというスピルバーグ監督娘は、
宮崎監督と話すことができて「天国だ」と喜んだことも
明かしました。
この名監督二人の対面は公になっていなかったため、
驚きの声が上がったそうですよ。
このような事実を聞くと、
「カリオストロの城」を称賛したことも
本当かもしれませんね。
ピクサー映画の監督も絶賛
こちらは事実として報じられている話題です。
「トイ・ストーリー」や「カーズ」など
数多くのディズニー/ピクサーのアニメを手掛けてきた
ジョン・ラセター監督。
1987年に初来日した時から
宮崎監督と交流があり、
宮崎監督の大ファンなんだそうです。
東京国際映画祭の「ジョン・ラセターが語るクール・ジャパン」に登場した際には、
とにかくびっくりし、何度も何度も見ました。
特にすばらしいのは、冒頭のカーチェイス。
日本独自の節約の美学とクレバーさに興奮し、
これぞ僕がやりたいことだと強く感じました。
と、「カリオストロ城」を大絶賛しています。
本作がきっかけとなり、
ジブリとピクサーの関係は親密になったとも言われています。
ちなみに、
ジョン・ラセター監督の一番のお気に入りジブリ作品は
「となりのトトロ」なんだそうです。
ピクサー作品「カーズ」には、
さつきとめいというキャラクターが登場しています。
ラセター監督のジブリ愛が感じられますね。
海外映画サイトでも高評価

有名な海外の映画レビューサイトの「トマトメーター」では、
・肯定的なレビュー
・否定的なレビュー
の割合を数値化したトマトメーターという数値を出しています。
このトマトメーターを見ると、
・批評家の平均評価:95%
・観客の平均評価:88%
という結果となっています。
批評家の点数は厳しくなる傾向がありますが、
95%という超高評価を得ていますね。
もちろん観客の評価も高いです。
さらにAmazonの海外レビューを見ると5点満点中4.8。
こちらもかなり評価が高いですね。
海外の方々は、
いったいどんな部分を高く評価しているのでしょうか。
気になる内容を次の章でご紹介しましょう。
「ルパン三世カリオストロの城」海外版人気の理由10
1つ目:今まで観た中で最高レベル

世界には素晴らしい映画が溢れていますが、
その中でも1番素晴らしいレベルと
称賛しているコメントがいくつもありました。
アニメ映画の中で1番ではなく、
すべての映画において1番というところがすごいです。
日本において宮崎駿監督の作品は
アニメという枠を超えていますが、
海外の方もそのように感じているのですね。
2つ目:アクションがすごい

https://www.cinematoday.jp/news/N0097730
本作は素晴らしい要素がたくさんありますが、
やはりアクションシーンがお気に入りという
海外ファンが多いようです。
日本でも人気の冒頭のカーチェイスシーンは、
海外の方々にも高評価。
ハリウッド映画などド派手なアクションシーンを見慣れている
海外の方々も絶賛するということは、
やはり本作のアクションシーンは
クオリティが高いのですね。
3つ目:すべての要素がうまく詰まっている

https://www.cinematoday.jp/news/N0097730
このように、
映画全体を称賛している感想も目立ちました。
モンキーパンチ原作のルパン三世を
宮崎監督ワールドに仕上げた本作。
ハードボイルドな作風を一変し、
コミカルで陽気なルパンを誕生させたことは有名です。
さらに宮崎監督ならではの、
・個性的で愛すべきキャラクター
・ワクワクする冒険劇
・心温まる人間ドラマとロマンス
このような要素をプラスして仕上げています。
文句のつけようがない作品と言えるでしょう。
海外の方々もそのように感じてくれているのが嬉しいですね。
4つ目:ジェームズ・ボンドに似ている
ジェームズ・ボンドの映画を彷彿とさせる素晴らしいアクション映画です。
このように、
007シリーズの主人公である英国人スパイ、
ジェームズ・ボンドと比べるコメントも目立ちました。
世界一有名なスパイと比較されるとは、
非常に光栄なことですね。
いかに魅力的なキャラクターなのかがわかります。
ジェームズ・ボンドシリーズ全てを合わせたより素晴らしくて楽しい作品!
このようなコメントをしている海外レビューもありました。
5つ目:時代をこえて楽しめる

https://www.cinematoday.jp/news/N0119980
本作が公開されたのは1979年です。
当時のアニメや映画を見ると、
どうしても古臭さを感じてしまいますよね。
しかし本作については、
古臭さがないだけでなく今のアニメ以上という
海外の方の感想までありますね。
日本でもテレビで再放送されるたびに
高視聴率を記録しています。
時代を超えて楽しめてしまうという感覚は
世界共通なのですね。
6つ目:ディズニー映画にはない要素がある

https://tmbi-joho.com/2020/11/18/cagliostroguns/
海外のアニメと言えば、
やはりディズニー映画ですよね。
本作の海外レビューを見ると、
ディズニー映画と比較するコメントも目立ちました。
ディズニー映画よりも、
・ストーリー性がある
・大人も楽しめる
・普遍的な面白さがある
このような感想をお持ちの方が多いようです。
ディズニー映画も素晴らしい作品がたくさんあるので
甲乙つけがたいところではありますが、
本作のほうが好みという海外の方は多いようですね。
7つ目:ヨーロッパの映像がリアルすぎる

https://amoitalia.com/area/emilia-romagna/sanleo/about-sanleo/
このような海外の方のレビューがありました。
宮崎監督作品はヨーロッパを舞台にしたものが多いですが、
いずれも素晴らしいビジュアルですよね。
本作の田園風景や街のシーンなど
ヨーロッパの素晴らしい描写が多く出てきますが、
海外の方にも受け入れられているようですね。
2019年フランスで初上映
2019年1月にフランスで初めて
本作が上映されたことが話題となりました。
「アルセーヌ・ルパン」シリーズの著作権の問題から
フランスでは長らく上映されていなかったそう。
2012年以降、
「アルセーヌ・ルパン」シリーズの著作権が消滅したため、
映画上映が実現したといいます。
フランスの大手紙「ル・モンド」が
一種の理想的なエンターテイメントを実現している
と、評価するなど、
フランスでも受け入れられたようですよ。
8つ目:プリンセス・クラリスがいい

日本でも大人気なキャラクター、クラリス。
ジブリのヒロインと比べると大人しいヒロインなので、
海外ではどうなんだろう…と思いましたが、
海外でもクラリス人気は高いようです。
健気で純粋なクラリスに恋をした男性は
世界中にいるようですね。
また、
お城の最上階に閉じ込められている孤独なプリンセルというのは、
「塔の上のラプンツェル」にも似ています。
海外の方々に受け入れられやすい
ヒロインなのかもしれませんね。
9つ目:宮崎駿へのリスペクト

https://www.waltdisneystudios.jp/studio/ghibli/0239
日本だけでなく世界中に多くのファンがいる宮崎監督。
そんな宮崎監督が初めて手掛けた長編作品が本作ということで、
監督へのリスペクトを感じるレビューがとても多いです。
ただし、
宮崎監督作品なら何でもいいというのではなく
きちんと映画の内容を見て
やっぱり宮崎監督はすごい
と、評価している方が多い印象を受けます。
10つ目:ジブリファンには物足りないかも
最後にご紹介するのは少しネガティブな意見です。
本作は素晴らしいけれど、
他のジブリ作品と比べたらちょっと劣るかも
という方の意見が見られました。
ジブリ作品は素晴らしい作品が多いので、
このように好みが分かれるのは仕方ないとも言えますね。














まとめ
今回は、
「ルパン三世カリオストロ」の海外の反応を
まとめてみました。
名監督の評価や、
一般レビューまで調べてみましたが、
日本人の本作への評価と
海外の方の評価はあまり変わらない
ということがわかりました。
良い映画は世界共通なのですね。
これからも、さらに多くの世界中の方々に
本作の魅力を知ってほしいですね。