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「ルパン三世カリオストロの城」元ネタは実話?クラリスのモデルとなった小説があった!

宮崎監督初の長編アニメ「ルパン三世カリオストロの城」。

カリオストロの謎をめぐる冒険や

ルパンとクラリスのロマンスなど

見どころ満載の作品ですが、

元ネタはあるのでしょうか。

モデルとなった小説について

調べてみました。

ネタバレを含みますので、本編ご鑑賞後に記事をご覧ください。

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目次

「ルパン三世カリオストロの城」元ネタは?

実話ではない



https://www.waltdisneystudios.jp/studio/ghibli/0239

ルパン三世というキャラクターは

実在の人物ではありません。

「ルパン三世 カリオストロ城」も

実話がベースになっている物語ではないということですね。

ルパン三世は怪盗アルセーヌ・ルパンの孫

https://www.cinematoday.jp/news/N0119980

ルパン三世というキャラクターは、

怪盗アルセーヌ・ルパンの孫という設定です。

アルセーヌ・ルパンとは、
フランスの小説家モーリス・ルブランの推理小説・冒険小説「アルセーヌ・ルパンシリーズ」の主人公です。

アルセーヌ・ルパンは、

・紳士的
・冒険家
・変装の名人
・大胆不敵な大泥棒
・脱獄の名人
・善良な人を助ける正確
・多くの女性と恋愛をしている

このようなキャラクターです。

ルパン三世の性格は

祖父譲りということがわかりますね。

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「緑の目の令嬢」が元ネタ


Amazonより

「ルパン三世 カリオストロの城」は、

アルセーヌ・ルパンシリーズの一つである

「緑の目の令嬢」が元ネタになっています。

1927年発表の小説です。

これは宮崎監督みずから明かしているので、

間違いないでしょう。

宮崎監督がこの小説を読んだのは中学生の頃。

お気に入り本だから何度も読み返したといいます

絶世の美女が出てくるという設定に

胸がときめいたそうです。

似ている描写が多い

「緑の目の令嬢」は、

ジョバンニ水というミネラルウォーター泉をめぐる物語。

主人公はラウール・ド・リメジー男爵ことアルセーヌ・ルパン。

つまりルパン三世の祖父ですね。

水の底からローマ遺跡が出現するというラストが

「カリオストロの城」と似ています。

それだけでなく、

「緑の目の令嬢」には以下のような類似点があります。

・ルパンは偶然街で惹かれた緑の目の令嬢オーレリーを悪漢から守る
・オーレリーの謎を解明するルパン
・その謎とは、かつて祖父たちが水の底に保存したローマ遺跡
・ルパンの女性を守る騎士のような姿が素敵

ルパンとクラリスの物語とそっくりですね。

宮崎監督は、

本作をずっと前から作りたかった作品

と語っていました。

中学生の頃からすでにこの小説を映画化することを

考えていたのですね。

「幽霊塔」も元ネタになっている


Amazonより

宮崎監督は、

黒岩涙香・江戸川乱歩著「幽霊塔」

という小説も

本作の元ネタであると明かしています。

1901年に刊行されています。

「幽霊塔」は、

隠された宝を巡って繰り広げられる探偵小説です。

・秘密の宝
・時計塔
・肖像画にのぞき穴がある
・地下室に落とし穴がある
・主人公と仲良しの犬がいる

このような描写が似ています。

「のぞき穴のある肖像画」

のように細かいネタがあるのが面白いですね。

宮崎監督作品が元ネタになったシーンがある

https://twitter.com/Ryomarux/status/1329801617168760834?s=20

本作は宮崎監督が手掛けた

・未来少年コナン
・長靴をはいた猫

が元ネタになっているシーンがあります。

・ルパンと次元のコミカル走り
・コナンとジムシーコンビのコミカル走り

そっくりなシーンですね。

さらにお城の屋根から大きくジャンプする無謀なシーンは

「長靴をはいた猫」が元ネタのようです。

実は宮崎監督は自ら、

「カリオストロの城」に関しては東映動画時代の”大棚ざらえ”なんですよ。
新しく付け加えたものなんて何もない。

こんな自虐的なコメントをされたことがありました。

過去に作ったアニメの場面を

いろいろつなぎ合わせるて作った作品でもあるのですね。

短期間で作る必要があった


https://www.cinematoday.jp/news/N0097730

ちなみに本作は、

たった4ヶ月半の製作期間の中で

作らざるを得なかったといいます。

そんなギリギリのスケジュールの中で

苦肉の策として

過去作品を元ネタにしたのでしょう。

しかしそれが本作の魅力の一つでもあると言えます。


https://www.cinematoday.jp/news/N0097730

「カリオストロの城」が魅力的なのは、

宮崎監督らしい世界観だからでしょう。

ルパンや次元という

モンキーパンチ先生が作ったキャラクターでありながら、

宮崎駿監督ならではの作品になっている理由は、

・宮崎監督が魅せられた小説が元ネタになっているから
・宮崎監督が手掛けた過去アニメが元ネタになっているから

このようなことが言えるのではないでしょうか。

カリオストロ伯爵の元ネタは実在の人物


Wikipediaより

ルパンやクラリスは実在する人物ではありませんが、

悪役カリオストロ伯爵は

実在の人物が元ネタとなっています。

その人物とは、

アレッサンドロ・ディ・カリオストロ

という18世紀に実在した人物です。

医師や山師などの複数の肩書を持つ、

謎に包まれた男だったといいます。

身分の低い家庭に生まれたそうですが、

富裕層に入り込み、

胡散臭い商売をして設けていたそうです。

カリオストロ伯爵というよりも、

ルパンに似ている面もありそうな人物ですが、

顔の雰囲気はカリオストロ伯爵に似ていますね。

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まとめ

今回は「ルパン三世カリオストロの城」の

元ネタについて調べてみました。

小説「緑の目の令嬢」「幽霊塔」が元ネタであること、

さらに過去の宮崎監督作品が

元ネタになっていることなどがわかりました。

このような豆知識を知っておくと、

本作をもっと楽しめそうですね。

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「ルパン三世カリオストロの城」元ネタは実話クラリスのモデルとなった小説があった!

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