「ミッションインポッシブル/デッドレコニング PART ONE」は、
2部作の前編ということもあり、
後編へ続く結末となりました。
そのため様々な問題を後編に残した形になっており、
わかりにくい部分もあります。
今回は、
・結末のストーリー
・各登場人物のラスト
を中心に結末の意味を考察します。
さらに結末までのストーリーも確認しておきたいと思います。
ネタバレを含みますので、本編ご鑑賞後の記事をご覧ください。







【考察】ミッションインポッシブル/デッドレコニングの結末や意味は?
結末のストーリー

https://www.gqjapan.jp/article/20230719-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-review
ラストの舞台となるのは、
暴走するオーストリア列車の中です。
ホワイト・ウィドウに変装したグレース

https://natalie.mu/eiga/gallery/news/532968/2096601
2つの鍵を手に入れたホワイト・ウィドウは、
・イーサンと因縁のある謎の男ガブリエル
・CIA長官のキルトリッジ
と鍵の売買を予定します。
イーサンたちの作戦は、
・グレースがマスクでホワイト・ウィドウに変装
・イーサンもマスクで変装しグレースをサポート
しかしAIによる機械の故障で、
作れたのはグレースのマスクだけ。
仕方なくイーサンは別のルートで列車に潜入することにします。
ホワイトウィドウのマスクで彼女になりすましたグレースは潜入に成功。
最終的に2つの鍵をゲットします。
イーサンがダイブで合流

https://thewest.com.au/entertainment/movie-reviews/mission-impossible-dead-reckoning-part-one-review-cruise-performs-most-daring-stunt-of-his-long-career--c-11183361
そこに山頂からバイクでダイブして列車に乗り込んだイーサンが合流。
その後イーサンと宿敵ガブリエルは列車の上で対決し、
ガブリエルは逃走します。
ガブリエルは鍵を奪ったはずが、
ポケットの中は空でした。
イーサンとグレースは暴走列車を止めようとしますが、
橋の上から車両がどんどん落ち始めます。
パリスの情報で真相に近づく

https://www.cinemacafe.net/article/2023/07/04/86172.html
危機一髪のとこで二人を救ったのはパリス。
胸に傷を負っていたパリスは、
2つの鍵を使うべき場所は、
潜水艦・セヴァストポリ号
と言い、意識を失くしました。
IMFに入るグレース

https://natalie.mu/eiga/gallery/news/532968/2096603
イーサンはその情報をもとにエンティティの脅威を防ぐため、
一人パラシュートで脱出。
残ったグレースは、
キトリッジにIMFに入ることを告げるのでした。
各登場人物のラスト

https://lrmonline.com/news/m-i-director-explains-dead-reckoning-part-1-and-part-2-titles/
それぞれの登場人物のラストシーンは
どのような意味を持つものだったのでしょうか。
次回作への予想も含めながら考察したいと思います。
イーサン

https://www.btlnews.com/featured/mission-impossible-dead-reckoning-part-1-review/
人類の脅威となるおそろしいエンティティというAI。
恐ろしい力を持つものだとわかりつつも、
これにより世界を支配しようともくろむアメリカ政府。
イーサンはそんなアメリカ政府に
真向から立ち向かおうとしています。
・2つの鍵
・その鍵を使う場所は潜水艦・セヴァストポリ号という情報
ラストでこれらを手に入れて、
列車からパラシュートで脱出したイーサンは、
おそらく潜水艦・セヴァストポリ号に向かったのでしょう。
ベンジー、ルーサーのサポートを受けながら、
AIの暴走を止めるための、
過酷なミッションに挑んでいくはずです。
ガブリエル

https://natalie.mu/eiga/gallery/news/532968/2096602
本作の一番の敵でありながら、
正体が明らかにならなかったガブリエル。
・イルサを殺害
・仲間のパリスを裏切る
・イーサンを本気で殺そうとする
このような状況から、
完全なる悪人であると言えるでしょう。
エンティティに従って行動する彼は、
次回作でも大きな脅威になることは間違いありません。
さらにイーサンとの過去の確執も、
大事なカギとなるでしょう。
グレース

https://natalie.mu/eiga/gallery/news/532968/2096603
スリの名人で女泥棒のグレース。
これまでの悪事の数々を見ると、
金のためだけに動く人間だったことがわかります。
しかしイーサンと出会い、
その信念に触れることで、
ラストでは本当に大切なことに気付かされたのだと思います。

https://www.latimes.com/entertainment-arts/movies/story/2023-07-14/mission-impossible-dead-reckoning-train-cliff-christopher-mcquarrie
キトリッジとの取引の際、
アメリカ政府に鍵を渡して
そのまま大金を得ることもできました。
しかしそうすると、
危険なエンティティの力を得たアメリカ政府が
世界を支配することになってしまう。
それを防ごうと思ったグレースは、
取引に応じなかったのでしょう。
そしてIMFに入ることを決意したのです。
イーサンとともにAIの暴走を防ぐミッションに挑むことになるでしょう。
グレースは若い日のイーサン?

https://ippento.com/4889-secrets-of-the-cast-of-the-first-mission-impossible-movie
本作で初登場したグレースは、
イルサのようなヒロインの立ち位置に見えましたが、
最後の流れを見ると、
若き日のイーサンのような立場になりそうです。
次回作は、
IMFのエージェントとなったグレースの大活躍が見れそうですね。
ルーサー

https://amass.jp/157787/
本シリーズ皆勤賞のおなじみルーサー。
チームのIT担当で、
イーサンの長年の親友でもあります。
イーサンが宿敵ガブリエルにとどめを刺そうとした時に、
思いとどまらせたのはルーサーでした。
しかし今回はIT担当者としての見せ場は、
やや少なめだったと思います。
それもそのはず。
今回の敵はAIです。
・偽のベンジーの音声がイーサンを誘導してしまう
・マスクを作る機械が使えなくなってしまう
このようにAIによって振り回されてしまいました。
次回作では、
ルーサーが何か秘策を見つけ、
AIに挑むことになるのではないでしょうか。
パリス

https://natalie.mu/eiga/gallery/news/531907/2096604
ガブリエルと組んでいた殺し屋パリス。
しかしガブリエルにあっさり裏切られ、
ラストでは重傷を負った状態でした。
そんな瀕死の状態にも関わらず、
列車から落ちそうになっていた
イーサンとグレースを助けたパリス。
ナイトパーティーの肉弾戦の場面で、
自分を助けたイーサンに恩義を感じていたようでした。
さらにイーサンに鍵に関する
貴重な情報を伝えました。

https://www.cinemacafe.net/article/2023/07/04/86172.html
冷酷非情な殺し屋パリスでしたが、
おそらく悪い人間ではないのでしょう。
イーサンならエンティティの脅威を防いでくれる
と確信して情報を与えたのだと思われます。
そして気になるのがパリスの生死。
息絶えたようにも見えましたが、
おそらく気を失っただけで、
次回作にも登場する予感がします。
キトリッジ

https://missionimpossible.fandom.com/wiki/Eugene_Kittridge
1作目ではIMFの監視役だったキトリッジ。
その後2作目以降は登場せず、
今回7作目にして25年ぶりの復帰を果たしています。
アメリカ政府のやり方に疑問を抱きつつも、
イーサンのように大儀を貫くことができません。
しかしラストで新たなエージェント、グレースが加わったことで、
次回作はイーサン側につくことが予想されます。
CIA長官という立場のキトリッジが、
どのような動きをしてイーサンをサポートするのかが、
見どころになりそうですね。
ミッションインポッシブル/デッドレコニングの結末までのあらすじは?
ベーリング海峡での不可解な出来事

https://pradt.co/mission-impossible-dead-reckoning-part-one
ベーリング海峡を進むロシアの潜水艦セヴァストポリ号は、
アメリカと思われる潜水艦を発見し魚雷が発射されるのを感知。
セヴァストポリ号も魚雷を発射して応戦。
しかしなぜか敵の魚雷も潜水艦も姿を消し、
発射した魚雷が旋回し自分たちの潜水艦を攻撃。
セヴァストポリ号は大破し船員は全員死亡。
船員の一人の首には十字架の形をした「鍵」が残されていました。
1つ目の鍵を探す指令を受けるイーサン

https://pradt.co/mission-impossible-dead-reckoning-part-one
IMFのエージェントイーサンは、
特別な2つの「鍵」を見つけるという指令を受けます。
その鍵とはロシアの潜水艦の船員が残した「鍵」。
2つで1つになる構造をしています。
船員の死体から何者かが盗んでいたのです。
1つ目の鍵は、
元MI6エージェントにイルサが持ってアラビア砂漠に潜伏中。
イーサンはアラビア砂漠へ行き、
懸賞稼ぎから追われているイルサと1つ目の鍵を回収します。
エンティティ(AI)に関する極秘会議

https://www.spotern.com/en/wanted/movie/mission-impossible-dead-reckoning-part-one/75618/striped-black-tie-worn-by-eugene-kittridge-henry-czerny-as-seen-in-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-movie-wardrobe
アメリカ諜報機関のトップたちは、
人類への脅威となるエンティティと呼ばれるAIに関する、
極秘会議をしていました。
このAIを制御するために必要なものは2つの鍵。
あらゆる国、機関がこの鍵を追っており、
アメリカ政府もエンティティによって世界を支配するために、
この鍵を追っていたのです。
そしてCIA長官のキトリッジ(元IMFの監視役)が、
その鍵を追う任務をイーサンに課していました。
この会議に潜入しアメリカの思惑を知ったイーサンは、
組織から離れ独自に動くことを決意します。
2つ目の鍵を追うイーサンのチーム

https://amass.jp/157787/
AIエンティティが悪用されることを防ぐために、
信頼できる仲間と鍵の奪還作戦を考えるイーサン。
2つ目の鍵の買い手が現れるという
アブダビ国際空港へ向かいます。
しかしそこで、
・イーサンから鍵を奪う指令を受けている女泥棒グレース
・過去にイーサンと因縁がある謎の男ガブリエルと仲間のパリス
・アメリカの諜報員
・イタリアの地元警察
これらの者たちが現れ大混乱。
グレースに鍵を奪われてしまいます。
その後、
グレースの雇い主であるホワイト・ウィドウが開催する
ナイトパーティーに潜入するイーサン。
前作も登場した裏社会の大物ホワイト・ウィドウも、
鍵を追うひとりでした。
そこにガブリエルとパリスも加わり、
・ホワイトウィドウ、ガブリエル、パリス
・イーサン、イルサ、グレース
が対立する形に。
ガブリエルは、グレースが持っていたナイフでイルサを殺害。
イルサの死に罪悪感を抱くグレースは、
イーサンに協力することにします。
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まとめ
今回は「ミッションインポッシブル/デッドレコニング PART ONE」の結末について
考察してきました。
本作は次回に続く前編ということで、
多くの謎が残されました。
まずはこの謎を理解して、
次回作に備えたいですね。