「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」で復活したキトリッジ。
しかしキトリッジって誰だっけ?と思った方もいたでしょう。
今回はキトリッジのおさらいや、
本作での役割について見ていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、本編ご鑑賞後に記事をご覧ください。







「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」のキトリッジとは?
1作目でCIAエージェントとして登場

https://missionimpossiblefanon.fandom.com/wiki/Eugene_Kittridge
ユージーン・キトリッジは、
IMFを監視するCIAエージェントとして1作目に登場しました。
IMFとは、CIAの極秘諜報部隊のことです。
IMFのベテラン工作員のジム・フェルプスは、
プラハで、あるミッションの指令を受けます。
ところがそのミッション遂行中に、
工作員たちは次々と何者かによって殺されてしまいます。
そしてたった一人生き残ったのが
若手工作員のイーサン・ハントだったのです。
このプラハでの任務のCIA監督役がキトリッジでした。
イーサンを裏切り者として疑う

https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/mission-impossible-classic-character-return-sequels-1275562/
IMF内に裏切り者がいる事実を掴んでいたキトリッジ。
プラハの任務は、実は裏切り者をあぶり出すためのものでした。
キトリッジと連絡をとったイーサンは、
生き残った自分が裏切り者として疑われていることを知ります。
イーサンはキトリッジを出し抜き逃亡します。
イーサンから真相を知らされる

https://theriver.jp/mi7-henry-czerny-talks-returning/
無謀なミッションをこなしながら、
自分を裏切り者に仕立てられた黒幕を探すイーサン。
ついにジム・フェルプスが裏切り者であり、
死を偽装していたことを突き止めます。
イーサンは事前にキトリッジに、
モニター付き腕時計を送り、
フェルプスが生きている証拠映像を流します。

https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13473543
キトリッジはついに真の裏切り者を
知ることができたのでした。
身の潔白を証明したイーサンに対し、
キトリッジはIMFへの復職を促しますが、
イーサンは組織を去ることを決断。
ところがラストでまたイーサンのところへ指令が届き、
結局次のミッションに向かうことになるのでした。
7作目でCIA長官として再登場

https://www.spotern.com/en/wanted/movie/mission-impossible-dead-reckoning-part-one/75618/striped-black-tie-worn-by-eugene-kittridge-henry-czerny-as-seen-in-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-movie-wardrobe
1作目で重要人物だったキトリッジですが、
2~6作目は登場しておらず、
特に彼の近況が語られることもありませんでした。
しかし7作目でまさかの再登場。
25年ぶりの復活です。
CIAのエージェントから、
CIA長官に出世していました。
エンティティをめぐりイーサンと対立する

https://amass.jp/157787/
7作目は、
人類への脅威となるエンティティと呼ばれるAIをめぐり、
イーサンたちが敵と戦う物語です。
エンティティを制御するためには2つの「鍵」が必要。
各国がこの「鍵」を狙い戦いを繰り広げます。
CIA長官となったキトリッジから、
アメリカ政府も「鍵」を追っている事情を聞くイーサン。
もう大義を守る戦いはない
と言うキトリッジ。
25年の間に、
様々な状況を見たきたキトリッジの
重みのあるセリフです。

https://www.duupdates.in/mission-impossible-7-czerny-reveals-the-secret-behind-kittridges-disappearance/
これを聞いたイーサンは、
独自のチームで動くために
組織を離れる決断をします。
イーサンとキトリッジは、
違う立場から鍵を追うことになるのでした。
イーサンとの特別な関係

Amazonより
イーサンとキトリッジは、
お互いの仕事ぶりや信念を認めながらも、
警戒し合う特別な関係と言えます。
敵のように見えて味方だったり、
味方のように見えて裏切ろうとするなど、
二人の関係はいつも複雑です。
イーサンとキトリッジのシーンは、
張り詰めた緊張感があり、
スパイの世界の厳しさを感じられます。
この緊張感こそ、
本シリーズの魅力とも言えます。
一番の理解者でもある?

https://www.spotern.com/en/wanted/movie/mission-impossible-dead-reckoning-part-one/75618/striped-black-tie-worn-by-eugene-kittridge-henry-czerny-as-seen-in-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-movie-wardrobe
キトリッジを演じるヘンリー・ツェニーは、
アメリカSlash Filmのインタビューにて、
キトリッジはイーサンに対して
何事も相談すべき相手だと理解している
と語っていました。
敵になったり味方になったりする関係であっても、
信念は同じであることをお互いに理解しているのでしょう。

https://www.duupdates.in/mission-impossible-7-czerny-reveals-the-secret-behind-kittridges-disappearance/
だからキトリッジは、
イーサンが組織から離れるとわかっていても、
アメリカ政府の真相を話したのかもしれませんね。
キトリッジは、
イーサンなら「大儀を守る戦い」できると
託したのでしょう。
キトリッジ空白の25年間は語られなかった
1作目で登場してから25年の時を経て再登場したキトリッジ。
CIAのエージェントから長官に出世したことはわかりましたが
それ以外のことは語られませんでした。
8作目で空白の25年間について描かれる可能性はありますが、
今回の7作目では彼の過去は謎のままです。
しかしながら、
イーサンとのやりとりから、
25年の間に、
・信念を貫き通してきたこと
・何かしらの形でイーサンと関わってきたこと
・CIAやアメリカ政府の内情を知り尽くしていること
このようなことが伺えました。
細かい説明がなくても、
自然に登場し本作の中心になったキトリッジ。
本シリーズのファンには嬉しいサプライズでしたね。
「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」のキトリッジの俳優は?
ヘンリー・ツェニー

Wikipediaより
生年月日:1959年2月8日
年齢:64歳(2023年7月時点)
出生地:カナダト・ロント
代表作:
「今そこにある危機」
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」
「リベンジ」(ドラマ)
「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」(ドラマ)
カナダで舞台俳優として活躍した後、
1994年「今そこにある危機」で映画デビュー。
コンスタントにハリウッド映画出演をしていますが、
ドラマ出演も目立ちます。

https://plaza.rakuten.co.jp/ryuunomai/diary/201303160000/
海外ドラマファンにはおなじみの俳優かもしれませんね。
最近はカナダのドラマを中心に出演しているそうです。
キルトリッジの復活は冗談だと思った?
長い間「ミッションインポッシブル」シリーズから
離れていたヘンリー・ツェニー。
キルトリッジとして復帰してほしいという連絡を受けた時には、
冗談だと思ったそうです。
クリストファー・マッカリー監督が、
キトリッジ復活について話したいと言っている
と言われ、
やっと本当のことだと理解したそうです。
マッカリー監督がキトリッジ復活を熱望

https://www.cinemacafe.net/article/2023/05/01/84949.html
5作目以降、監督を務めているクリストファー・マッカリーは、
ずっとキトリッジ復活を熱望していたといいます。
マッカリー監督からキトリッジを掘り下げたいという
オファーを受けたヘンリーは、
すぐに出演を決めたそうです。
次回作にも出演予定

次回作の、
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO」は
2024年公開が予定されています。
キトリッジはこの次回作にも出演予定となっています。
次回作では、
エンティティをめぐる物語がメインとなるでしょう。
しかし同時に、
キトリッジの過去やイーサンとの関係が
掘り下げられるかもしれませんね。
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まとめ
今回は、
「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」のキトリッジについて
1作目のおさらいや、
本作の役割などについてまとめてきました。
次回作にも出演が決まっていますので、
さらなる活躍に期待したいですね。