「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」は、
トム・クルーズの集大成と言えるアクションが満載です。
いつものようにスタントは使わずほぼトムが遂行しているそうです。
今回は、
トムがスタント無しで行った4つの大アクションシーンについて
解説したいと思います。







「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」スタント無しアクション4つ
1つ目:片手運転でカーチェイスシーン
映画序盤で、
・トム・クルーズ演じるイーサン
・ヘイリー・アトウェル演じるグレース
この二人が手錠で繋がれた状態で、
カーチェイスをするシーンがあります。
非常に危険なシーンですが、
スタントマンではなくトム自身が運転しています。
危険な要素満載のカーチェイスシーン

https://geektyrant.com/news/wild-featurette-for-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-focuses-on-epic-rome-car-chase-sequence
クリストファー・マッカリー監督が、
非常に危険なシーンだったが、
最高の仕上がりだ。
トムじゃなきゃできなかった。
と大満足したというこのシーン。
どれほど危険なシーンだったのかというと、
・運転しにくいことで有名なローマの石畳の道路で撮影
・片手運転(もう片方の手はヘイリーと手錠で繋がれている状態)
・運転席の扉が開いた状態
・ものすごくスピードが出る改造車ファアット500で走行
このように危険度マックスな状況です。
監督は、
あえて石畳で運転しにくいローマを選び、
撮影を決行したようです。
石畳にタイヤが取られてしまい、
思った方向にドラフトできない状態でのアクションは
かなり危険だったそうです。

https://411mania.com/movies/mission-impossible-dead-reckoning-part-one-video-car-chase/
トムと手を繋がれた状態で撮影した
ヘイリー・アトウェルは、
絶対忘れない経験だった
と語っていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a26760c2b3c22b0e5c8142879394ffcad1abfac6
トムとヘイリーは、
撮影する中で意気投合したそうで、
その後、交際が報じられました。
このようなとんでもない危険な撮影の中で
絆が深まったのかもしれませんね。
2つ目:断崖絶壁からバイクでダイブシーン

https://thewest.com.au/entertainment/movie-reviews/mission-impossible-dead-reckoning-part-one-review-cruise-performs-most-daring-stunt-of-his-long-career--c-11183361
物語終盤、
走行する列車に飛び乗るために、
断崖絶壁からバイクでダイブするシーン。
イーサンは、
崖の上に向かって猛スピードでバイクを走らせ、
バイクと一緒に大ジャンプ。
真っ逆さまに落ちていくというシーン。
あまりにもあり得ないシーンなので、
CGで合成しているんでしょ?
スタントマンが演じている?
と思った方が多かったようですが、
・CGなし
・スタント無し
というとんでもないシーンだったのです。
ケタ違いのアクションシーン

https://www.cbsnews.com/miami/news/tom-cruise-and-the-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-cast-discuss-that-stunt-covid-and-the-franchises-future/
ノルウェーヴェストラン地方の最北部、
ムーレ・オ・ロムスダールにある山の断崖絶壁で撮影されたこのシーン。
・海抜4000フィート(約1200メートル)の断崖からバイクに乗ってジャンプする
・地上から500フィート(約152メートル)のところでパラシュートを開いて着地する
このような桁外れのアクションです。
何より観客を驚かせたい
というトムの想いにより実現したといいます。
しかしそれまでには、
とんでもない努力、お金、時間がかかったようです。
・スカイダイブ500回
・バイクでのジャンプ13,000回
・1年以上のトレーニングを敢行
俳優人生で最も危険なスタント
と、トム自身が認めたといいます。
初日に危険シーンを撮影した驚愕の理由

https://www.cinemacafe.net/article/2023/05/01/84949.html
この超危険なシーン。
本作全体の撮影の初日に行われたそうです。
米Varietyの情報によると、
この危険なシーンはトムが重傷を負ったり、
最悪の場合は命を落とす可能性もあるから
という驚愕の理由なんだそうです。
もし撮影の中盤は終盤で
危険シーンによりトムが重傷、もしく死亡した場合、
多額の製作品を投じて行ったものが無駄になってしまう。
その損失を回避するために、
はじめに超危険シーンを撮影したといいます。
トムは主演と同時にプロデューサーでもあるため、
映画制作の事情も考慮しているのでしょう。
それにしても、
死ぬかもしれない覚悟で撮影に挑んでいるとは、
次元が違いますね。
サイモン・ペッグも心配していた

https://theriver.jp/mifo-pegg/
ベンジーを演じるサイモン・ペッグは、
いつか問題が起こって、
トムを失うことになったらどうしよう
といつも不安に感じていたといいます。
トムのド迫力アクションが見れるのは大感激ですが、
体だけは大事にしてほしいですね。
3つ目:パラシュートで急降下するシーン

https://geektyrant.com/news/behind-the-scenes-stunt-video-for-mission-impossible-dead-reckoning-focuses-on-speedflying
断崖絶壁からバイクでダイブしたイーサンは、
パラシュートを開き危険な山肌を急降下します。
このシーンも、
もちろんトムがスタント無しで敢行。
スカイダイビングのようなシーンですが、
スピードフライングというスポーツなんだそうです。
美しく繊細なスポーツですが、
とにかく超危険。
・時速80kmという猛スピードで滑空
・険しい岸壁スレスレを滑空
という一歩間違えば大事故に繋がるような
危険なスポーツです。
スカイダイビングはある程度動きが予測できますが、
スピードフライングは予測不可能。
ちょっとした風や判断ミスが
命取りになるといいます。
数年間にわたりトレーニングを積んできた

https://www.flickeringmyth.com/2023/06/tom-cruise-goes-speedflying-in-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-featurette/
よりスリリングな映像を届けるために、
トム・クルーズはスピードフライングを
数年もの時間をかけてトレーニングしてきたそうです。
壮大で美しくも恐ろしい山肌を
猛スピードで滑降するシーンは、
本当に息が止まるほどのスリリングなシーンでした。
4つ目:暴走列車のシーン

https://www.gqjapan.jp/article/20230719-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-review
本作のラストの大アクションシーンが、
暴走列車のシーンです。
見せ場は以下の2つでした。
走行する列車の上でのアクション

https://www.flickeringmyth.com/2023/06/tom-cruise-goes-speedflying-in-mission-impossible-dead-reckoning-part-one-featurette/
時速96.5kmで走る列車の上で、
イーサンがガブリエルと戦うシーン。
もちろんトムがスタント無しで行っています。
ガブリエルを演じたイーサイ・モラレスも、
スタント無しで行っているそうです。
イーライはこのシーンは
トムの熱望したアクションだと語っていました。
現在(2023年7月)二人の年齢は、
トム・クルーズ:61歳
イーサイ・モラレス:60歳
トムもすごいですが、
イーサンも還暦を越えてこのアクションはすごいですね。
落下しそうな車両の中でぶら下がる

https://www.latimes.com/entertainment-arts/movies/story/2023-07-14/mission-impossible-dead-reckoning-train-cliff-christopher-mcquarrie
こちらは、
グレイスを演じたヘイリー・アトウェルとトムのシーン。
トムもヘイリーもスタント無しで演じています。
90度の状態になった社内で、
腕の力だけでぶらさがっている二人。
ハラハラさせられるシーンですが、
実際にヘイリーはとてもきついシーンだったと
語っています。
もう無理、もうやりたくない。
怖すぎ。
と、このシーンの恐怖を明かしていました。
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まとめ
「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」で
さらに進化したアクションで観客を魅了したトム。
ほぼスタントなしで遂行している大アクションを観るだけでも
大満足の作品です。
大スクリーンで楽しみたいですね。