映画「Drコトー診療所」が残念で泣けないという、
そのような声が聞こえてきました。
なぜそのように言われるのか理由について、
わかりやすくまとめてみました。
映画Drコトー診療所が残念・泣けない理由7つ!
1つ目:全体的にストーリーが暗い

Drコトー診療所は2003年にドラマからスタートしました。
2003年の第1期が実は一番評判が良くて、
2006の2期から話が暗いという声あがっていました。
さらに映画では追い打ちをかけるように不幸が続いて、
残念過ぎるという意見が多く見られたみたいです。
- コトー先生は白血病。
- 剛洋は医師になってないうえに、警察に追われる。
- 剛洋の父剛利は足のケガで手術、杖なしで歩けなくなる。
- 彩佳は44歳で高齢出産なのに、働きすぎて切迫早産になる。
- 彩佳の母も脳内出血による半身まひが残ったまま。

映画Drコトー診療所ではほのぼのとした、
彩佳と子どもと先生の日常だったり、
原親子の笑顔を期待していた人が多かったみたいですね。
ストーリーが終始暗くて逆に泣けない結果になってしまいました。
2つ目:剛洋が医者になってなかった

視聴者が続編として特に気になっていた部分は、
剛洋が医者になったのかどうかだったのではないでしょうか。
しかし映画で剛洋が登場したのはいいのですが、
早速嫌な予感のする暗い部屋にいる姿でした。

案の定剛洋は医者にはなっていなくて、
それどころか警察に追われている状態でした。
剛洋には医者になっていてほしかったという願いは、
残念ながら叶っていなかったのです。

原親子はドラマで十分しんどい思いをしてきました。
父の剛利は息子の学費捻出のために借金を背負い、
剛洋も勉強面で苦労もしたけど頑張って乗り越えたのです。
そこまでしたのにまさかの勉強についていけず、
奨学金を打ち切られての大学中退でした。
「医者じゃないから助けられなかったと思うなら、
君は医者にならなくて良かった」(コトー先生の言葉)
剛洋がかわいそうであまりに報われない原親子に、
そろそろ幸せにしてあげて。
と思う世間の気持ちもわかります。

剛洋の役を演じた富岡涼さんはずいぶん前に引退をしていたけれど、
監督から声をかけられてDrコトー診療所に戻ってきました。
現在の仕事を休職して15㎏痩せてまでして、
せっかく俳優として戻ってきた富岡涼さんなのに、
剛洋はあんなに不幸でないといけなかったの?
あまりの展開にそう感じた人もいたようですね。

また最後のたけひろは医者をまた目指したのか、
はっきりわからない感じで終わっていました。
大学に戻ったならお金はどうなったの?
という疑問も残ります。
コトー先生と一緒に医師として働く姿を見れず、
残念に思う人が多かったようですね。
剛洋の幼馴染のくにちゃんが代役だったことも、
残念という声が目立っていました。
3つ目:産婆のみどりさんに違和感

知らない産婆さんが昔からいた設定になっていたことで、
ドラマとの繋がりに違和感を感じた人もいたようです。
島の唯一の産婆さんと言えばドラマでは「内さん」という、
確固たる役がありました。

でも仕方ない部分もあって内さんを演じていた、
千石規子さんは2012年に亡くなっています。
そのため今回出演できないのはわかります。
だからといって昔からいた設定の産婆さんがいきなり出てきても、
感情移入できないという意見があったようです。

また今回の産婆のみどりさん(藤田弓子)は、
彩佳の赤ちゃんを取り上げるまでは死ねない。
と言いながら薬は飲まないし、
台風の中ウロウロする身勝手さもあり見ていた人を、
モヤモヤした気持ちにさせてしまったみたいですね。

しかしこれについてはみどりさんは高齢なこともあり、
認知症の設定なのではないかという解釈がありました。
そのため薬を頻繁に飲み忘れたり、
勝手な行動をとってしまったのでは?
という意見がみられました。
4つ目:和田さんの良さが消えていた

Drコトー診療所で大切な役割をしてくれる、
コトー先生のサポートが上手な和田さん(筧利夫)ですが、
今回はいまいちその和田さんらしさが見れなかったですね。
こんな時は和田さんがこうしてくれるのに、
という場面でいつもの和田さんらしい言葉もなかった気がします。

カメラでみんなを取ることが趣味な和田さんの写真は、
ドラマの中ではあらゆるところでいい感じに出てきたのですが、
映画ではそれもほとんど見られませんでした。
最後のエンドロールは和田さんの撮った、
みんなの笑顔の写真を流してほしかった。
何かまだ続きがあるかと思ったけど、
真っ黒のエンドロールで終わってしまった。
と最後に振り返りの写真などなかったことが、
残念に感じたようですね。
救いは和田さんとみなちゃん(蒼井優)が、
結婚して子だくさんになっていたことでしょうか。
5つ目:先生が倒れても見てるだけ

台風で人が殺到して明らかに人手が足りていないのに、
自分の順番はまだかと急かす島民の態度は泣けるどころか、
先生への配慮がなさすぎるという意見がありました。
また先生が力尽きて固い床に倒れても、
誰もかけよらずにみんなただ見ているだけでした。

この場面については、
普通かけ寄るのでは?
みんなでベッドに運んだりしないの?
と島民の行動に違和感を感じたようです。
さらに病で倒れた先生に対して、
まだがんばれという島民からの声に、
先生は意識を戻し立ち上がったのです。

そしてフラフラの状態で心臓の手術を始めました。
まるでコントを見ているような流れだと、
全く泣けない気持ちになってしまった人もいたようです。
6つ目:謎が多すぎる
コトー先生は生きてるの?

最後にコトー先生が子どもを抱き上げるシーンがありましたが、
あれは夢の中の出来事で先生は死んでしまったと捉えた人もいたようです。
また無表情で子どもを抱き上げたコトー先生の、
あの表情にはどんな意味が隠されていたのでしょうか?
白血病の後遺症で目が見えなくなったという説もあります。

手術を終えた後の先生の目は真っ赤に充血していて、
その後先生の顔が映らなくなったのは、
目が見えなくなったからではという意見もありました。
生きているのか亡くなったのかそこは謎にしないで、
はっきりしてほしかったと思った人もいたようです。
剛洋が蘇生させた

心肺停止になったのぶおじをコトー先生は、
いつまでも心臓マッサージしていました。
コトー先生が倒れた後は判斗先生が心臓マッサージしましたが、
結局戻らず諦めて手を止めました。
そして判斗先生が諦めてしばらく時間があいたのに、
その後に剛洋がマッサージ再開で蘇生に成功をします。

心臓マッサージ停止時間を考えると厳しいと思われる状況なのに、
剛洋よくやった!みたいに島民は盛り上がり、
映画館で見ていた人は置いてけぼり状態です。
そしてそのタイミングでコトー先生も目覚めて立ち上がります。
あまりにもできすぎた流れに、
逆に泣けなかった。
ポカーンとなった。
そのような意見がありました。
7つ目:話を詰め込みすぎ

いろんなテーマを詰め込みすぎて、
結局どうなったのかわからない、
解決していないことが多い気がしましたね。
診療所統廃合計画はどうなったんでしょうか?
先生が島に残っているということは、
結局何も変わっていない状態なのでは?と思います。

僻地医療の限界もテーマだったのに、
そこがラストでも結局うやむやでした。
判斗先生が残ったとはいえ御曹司なので、
ずっといるわけではないはずです。

結局コトー先生に負担がかかり、
コトー先生頼りの島民の姿が最後までありましたね。
先生が自らを犠牲にしてまで島民を助け、
そこをどう解決していくかは描かれませんでした。
判斗先生が一番冷静で正論を言っていた気がします。
それでも映画Drコトー診療所は好評

いろいろ書いてきましたが映画Drコトー診療所は大人気です。
ドローンで撮影した島の景色が本当に美しくて素晴らしいし、
16年ぶりにまたドラマのキャストが集結して、
それだけでもファンは嬉しいですよね。

コトー先生と彩佳が結婚して子どもが生まれたし、
これはドラマを見ていた人が一番嬉しかった未来だったと思います。
剛洋もきっと医者になって島に戻ってくるような、
そう思わせるような終わり方でもありました。

また今回から参加の髙橋海人さんは、
演技も上手で役柄も好評でした。
生田絵梨花さんも島民として馴染んでいましたね。
続編はないと言われていますが続編を望む声もあるようですよ。
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まとめ
映画Drコトー診療所が残念・泣けないと言われるのは、
世間が思っていた展開になっていなかったことや、
全体的に暗いエピソードが多かったことが理由のようです。
それでも感動した人の声もたくさんあり、
捉え方は人それぞれですね。