2023年の九州豪雨で、小郡のAEONが店ごと浸かってしまうという
なんとも悲しい出来事が起きました。
地元の人たちに慣れ親しんでいただけに、Twitterでは一時トレンドにも。
どんな状況だったのかまとめていきます。

【画像】小郡イオンがまたまた水没
【2023】福岡県小郡市にあるイオンが豪雨で水没

この画像の角度を動画にしたのがこちらです。
宝くじ売り場や自販機は完全に浸水しています。
もうイオンに入ることはできません。
下のツイートのように、大雨になると心配される存在のようです。
Twitter内でも「モンサンオゴオリ」と多くのコメントが寄せられました。
住民は困るだけではなく、お店の人もかなり大変ですよね。
店内の様子
小郡のAEONが「また浸かった」と言われる理由
実は今回で3回目の浸水

実は小郡のイオンは今回の浸水でなんと3回目なのです。
1回目が2018年、2回目が2019年、今回が3回目となりいずれも7月に起きています。
1回目:西日本豪雨(2018年)

こちらは2018年6月28日から7月8日にかけて、
西日本を中心に全国的に広い範囲で発生した台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨。
別称、西日本豪雨とも呼ばれます。
この時も広島などかなりの被害を受けていましたが、
実は小郡のAEONも浸水していました。
【2回目】九州南部記録的大雨(2019年)

2019年の6月28日から7月4日にかけて、
九州南部を中心に降り始めからの総雨量が1,000mmを超える記録的な大雨が降ったことがありました。
この時も小郡のAEONは浸水していました。
イオン九州では、2019年に大雨被害のせいで損失が4億6800万円近くでていたとのこと。
2021年は事前の対策で浸水を防いでいた
2度の浸水を経て小郡のイオンは土のうや防水壁にて対処していました。
その甲斐あってか2021年は浸水していなかったそうです。
2023年もこの壁などで対策を取られたということですが、
水の量が多く浸水してしまいました。
あえて標高を下げて低地にしたAEON

もともとこの地にイオンを建設する際に、地域住民から
花火が見えなくなる
というクレームを受け、やや土地を低くし建てたイオン。
しかし2度の災害に見舞われ、土地の高さを見直す時期にきましたが
Twitterによるとなかなか了解が得られなかったようです。
今回の3回目の浸水でイオンが撤退ということになれば、
地域住民はどうなるのでしょう。
お互いの利益を残した状態で残って欲しいですよね。
川2本の合流地点で田んぼの地域だった

こちらの画像は上から見た小郡のイオンです。
すぐ横には大きな宝満川が流れており左手には高原川が流れています。
2本の川が合流する低地で、もともと周りは水田だけで家はあまり建っていませんね。
川が氾濫した後低地になっている小郡のイオンに水が入りやすい構造となっています。
雨水を貯水する機能もあるんですね。
イオンだけではなく裏も冠水しているようです。
まとめ
福岡県小郡市のイオンの浸水まとめでした。
2度も浸水して、しっかりと地域住民の方に愛されるイオン。
3回目の浸水ではTwitterでは応援の声で溢れました。
この地で撤退することなく、地域の生活を支えているイオンに対し皆さんの愛情を感じます。
水害の影響が少しでも小さくなることを願っています。