21日の衆院予算委員会で、岡本三成財務副大臣(公明)が
資料の読み間違いを連発し、審議が一時中断しました。
岡本副大臣はシティ銀行・ゴールドマンサックスの本社勤務で
スーパーエリートだったことをご存じですか?

日本の国会議員は世界で戦って勝った経験のない人が多いです。地盤看板カバンのお陰で国会議員に成っている人が大半なので、ダメなのです。私が知ってる限り、国際社会で結果を出して国会議員に成った人は、元ゴールドマン・サックスの執行役員だった今度財務副大臣になった岡本三成さんぐらいです。
— 🇯🇵🎉岡武🇯🇵🎌 (@zJGwoSuL8bSlH2g) November 20, 2021

1965年佐賀県生まれ。創価大学卒業後、シティバンクに入社。
同社勤務時に世界9万人の行員の中から2名だけが選出される「フェニックス・アワード」を受賞。
米国ケロッグ経営大学院にて経営学修士号を取得した後、ゴールドマン・サックス証券で勤務。
2012年、公明党公認で衆院選に立候補し、初当選。
以降当選を重ね、現在4期目を務める。公明党青年局次長、外務大臣政務官などを歴任。
現在は財務省副大臣・党新型コロナウイルス感染症 対策本部副本部長を務めている。
岡本三成副大臣はゴールドマンサックスにいた超エリートだった!
ゴールドマンサックスのニューヨーク本社勤務

創価大学を卒業後にシティバンクに7年、ゴールドマン・サックス(以下、GS)に15年と、
計22年間金融の世界にいた岡本議員。
ゴールドマンサックスでは40歳で役員になっていらっしゃいます。
岡本議員は2011年の夏頃に、公明党の幹部の方から「衆院選に挑戦しないか」と連絡が届いたのだそうです。
911テロを見ていたことが政治を目指すきっかけに
2001年の米国同時多発テロ事件の際、ゴールドマンサックスの本社ビルは
倒壊した世界貿易センタービルの数ブロック離れたところに位置していました。
2機目の飛行機が岡本副大臣の目の前でビルに突っ込み、
多くの人が亡くなる瞬間をみたそうです。
その際に誰にぶつけたらいいのか分からないぐらいの怒りや、
命を守るのは誰の責任なのかという思いなど、
色んな思いがあったことから議員を目指したそうです。
世界にネットワークを持っている人が国政に携わることでシナジーが生まれ、
今までの経験が政治の世界で役に立てるのではないかと思ったそうです。
「
ビル倒壊後、砂煙の中を走って逃げたうちの一人が私で、生きているのは奇跡。
私には目に焼きついて離れない光景があります。
飛行機がビルにぶつかった後、ビルから火の手が上がっていた。
ビルから飛び降りたら必ず命を落とすことが分かっているのに、暑さに耐えきれずに人が飛び降りていた。
あのような情景を目にしてしまうと『何か自分が役に立てるようなことがやりたい、命を守れるような取り組みがしたい』という気持ちになりました。
その気持ちが、色々な政策を前に進める上で原点になっています。
ロバート・ゼーリック氏との写真

ロバート・ゼーリック
国務省副長官、世界銀行総裁とキャリア・アップ。
マスコミには米国の財務長官か国務長官になると予想されている大物。
こ、こんな大物がなぜ岡本副大臣と一緒に写っているかというと、
岡本副大臣のゴールドマン・サックス時代の上司だそうです。
議員になって行った功績5つ
1つ目:「あおり運転」を厳罰化する法改正を実現
2019年12月に違反行為の明確化と厳罰化を求める提言を菅官房長官(当時)に提出し、
道路交通法の即時改正を求めました。
そして半年後に改正道交法は、他の車両の通行を妨害する目的で車間距離を詰める等、
10項目の具体的な違反行為を規定します。
2つ目:日本政策金融公庫の融資条件を大幅に改善
2015年日本政策金融公庫の延滞金利息が高利(14.5%)となっていることを指摘します。
早急な引き下げを強く要望しました。
3つ目:シリア難民留学生の受け入れ

2015年「難民を留学生として日本に迎え入れよう」と訴えます。
安倍晋三首相(当時)が、内戦の続くシリアの難民や国内避難民について、2017年から5年間で留学生として150人を受け入れる方針を示しました。
4つ目:返済不要の奨学金、無利子枠を増やす
利息返済に苦しむ奨学生の実態を訴え、無利子奨学金の拡大、延滞金利率の引き下げを強く要求します。
5つ目:一律1人10万円の特別定額給付金を実現
経済の専門家として、財源の問題や財政への影響を見極め、財務省と粘り強く交渉しました。
まとめ
国会での言い間違いでフォーカスされた岡本副大臣ですが、
このように立派な経歴を持つエリートだったのですね。
金融畑に20年以上勤めあげて財務省へのステップで経験を活かされていますね。
今後の活躍にも金融のプロ・珍しい元会社員議員として期待しています。