日本最大級の野外ロックフェスである「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」(以後、ロッキン)。
8月9日にNHK水戸放送局が報道した内容によると、
2024年にはロッキンが茨城県の国営ひたち海浜公園が開催会場になるということでした。
報道後、ロッキンの総合プロデューサーである渋谷陽一さんはNHKに対し公式サイトで苦言を呈しました。
NHKが発表した内容やクレームをまとめていきます。
【炎上】ロッキンのNHKリークに運営者激怒
ロックインフェスティバルの発表を待たずにNHKが先に報道

8月9日にどこよりも早く、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」(以後、ロッキン)の開催地を発表したNHK水戸放送局。
茨城県ひたちなか市で毎年夏に開催され、去年から千葉市に会場を移した国内最大規模の屋外音楽イベント「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」、通称「ロッキン」が、来年は再びひたちなか市の国営ひたち海浜公園でも開催する方向で最終調整していることが関係者への取材で明らかになりました。
(略)
来年の開催については、現在開かれている今年の「ロッキン」の最終日の今月13日に正式に発表される見込みです。
9日夜、NHKの取材に対して、運営側の広報担当者は、「確定はしていないが、現段階では最終調整しているところだ」とコメントしています。
(NHK水戸放送局ニュースより引用)
2000年の開催から、20年以上も茨城県の国営ひたち海浜公園が開催会場だったロッキン。
2022年から千葉市の蘇我スポーツ公園に会場が移転し、
ロッキンファンからは会場はもう茨城に戻らないのかと心配する声があがっていました。
ファンからすると嬉しい情報だったのですが、
運営側からは不服とばかりに声明が出されることになりました。
報道を受けてロッキン事務局から

とても残念です。たくさんの方の協力をいただきながら積み重ねてたプロジェクトが、とてもぞんざいな扱いを受けて報道されたことに怒りを感じます。 僕にとって周年にひたちなかでロック・イン・ジャパンを開催することは悲願でした。
凄く時間を掛けてすすめて来たプロジェクトです。
NHKへの抗議メールにも書きましたが、いろいろな調整を経て決めた開催発表の日程でした。何度もNHKには開催発表を公式と揃えることをお願いしましたが、全く聞いてもらえませんでした。
公式と同時に発表し、開催を祝ってほしい。僕の望みはそれだけです。そんなに緊急性のあるニュースなんでしょうか?確かに話題にはなるでしょう、でも本当にフェスを盛り上げるなら同時発表の祝祭感を作って欲しかった。
何度もリークはやめて欲しいとお願いしましたが、叶いませんでした。
あの蘇我の終演時にビジョンでひたちなか開催を発表する時の高揚感、それだけを楽しみに頑張ってきました。とても重い気持ちです。NHKからの回答を待って、また書きたいと思います。
こんなことが来年開催の障害にならないように、頑張って対処します。
2023年8月9日
ROCK IN JAPAN FESTIVAL総合プロデューサー
渋谷陽一
ロッキンのプロデューサー渋谷さんが怒っているのは、
次の流れがあったから。
- ロッキン事務局は各所と調整中(ロッキン最終日にファンに周知予定だった)
- NHKは早く報道したいためロッキン事務局に確認をとっていた
- まだ報道は許可されていない状態
- NHKがひたちなかでロッキンを行うことを発表
- ロッキン事務局怒る
NHKは事前に報道許可をとっていなかった

ロッキンの公式サイトからは、NHKへ送った内容や事前のやりとりが発表されました。
ロッキンがひたちなかでの開催を来年行う旨、情報を掴んだのでNHKですぐにでも放送したい
とロッキン広報部に連絡があったそうです。
その中でロッキン側は
各所と調整を行っているためまだ情報を流さないで欲しい
とのニュアンスで回答しロッキン側もまさかNHK側がいち早く報道すると思わなかったそうです。
ロッキンは2022年に茨城県から千葉県へ移動していた
まとめ
2024年開催のロッキンをめぐり、開催地の発表についてNHKがいち早く報道してしまったため
各所との調整を行っていた運営がその対応について遺憾である旨
取り上げたことをまとめました。
茨城で行うロッキンはここ数年歓迎されていない状況であるため、
来年のロッキンは成功を願っています。