ロシアとの関係が悪化している昨今ですが、
日本への影響の1つに輸入・輸出に関わる食品の問題があります。
日本で食べている主にロシアで食べている食品は何でしょうか。
【画像】ロシア産の食品って何がある?
1つ目:タラバ蟹・ズワイガニ

蟹といえば、タラバ蟹・ズワイガニですね。
こちら実はロシア産が多く出回っているのはご存じでしょうか。
平成30年度の財務省 貿易統計によると、日本が輸入している蟹の60%はロシア産です。
\ロシア産の魚が消えたら/
— 築地市場人の海グルメ (@tsukiji_Mom) February 26, 2022
『日本の海鮮の価格、特にウニ、蟹、魚卵類…とんでもなく大きな影響をうけるゾ…』と豊洲市場のオジサンず…平和こそが幸せの原点だよな…と #StopWar #NoWar #StopRussia #nowarinukraine #平和を願う pic.twitter.com/a7JfxxJi8S
日本がロシアに経済制裁をするとカニの輸入が止まる。「かに道楽」が倒産する。タラバガニとズワイガニはほぼほぼロシア産なので「かに道楽」が倒産して道頓堀のシンボルがなくなる。ウクライナ人のために「かに道楽」は犠牲になるしかない。さようなら、かに道楽。ありがとう、かに道楽。 pic.twitter.com/ZqGuJ1iwQV
— むらかみふくゆき Fukuyuki (@fukuyuki) February 25, 2022
2つ目:イカ

ロシア産のスルメイカは日本産に一番近いスルメイカといわれています。
その理由は近年日本付近の海水温が高くなっており、
本来日本近海にいるイカがロシア水域まで北上しているとされています。
2021年には冷凍イカの輸入量が過去最大の漁獲高になっています。
(北海道新聞・京都新聞より)
3つ目:鮭・サーモン

サケマス輸入の国別内訳は、平成初期にはアメリカ(天然ベニザケ)からの
輸入が全盛で総輸入量が10万トン以上ありました。
しかし平成5年以降チリやノルウェーまたロシアが台頭してきました。

新もの国産の自給率は35%で、輸入の65%を大きく下回りました。
食料自給率はさらに低い20%といったところです。
4つ目:うに

ロシア産蝦夷バフンウニが良く流通しています。
濃厚で甘みの強い美味しいバフンウニが獲れる北方四島海域からの輸入が多くあります。
5つ目:ウォッカ

ウォッカ(vodka)といえば、ジン、ラム、テキーラと並ぶ世界四大スピリッツの一つです。
主に寒い地域から作られています。
ロシア三大ウォッカと呼ばれるのが「ストリチナヤ」「モスコフスカヤ」「ストロワヤ」。
「ストリチナヤ」が比較的有名で、日本でも手に入りやすい銘柄です。
若い人に比較的好まれるスミノフレッドもロシア産です。

お酒を飲む人なら誰でも1回はその名前を聞いたことがあるほど有名なお酒。
世界最大の販売量を誇り、日本のコンビニでもよく見かける銘柄です。
一番オーソドックスなウォッカと言えるでしょう。
食事への影響は?

現在、ロシアへの不買運動がSNSで回っており店の方針と合わせて
品質は変わらないのに食品の価格が軒並み値下げ傾向にあります。
今後の輸出入の動向はわかりませんが、
価格帯だけをみると食費をコントロールしやすくなるのではないでしょうか。
食品以外のロシア産は何がある?
燃料(石炭)

石炭は、安定供給や経済性の面で優れたエネルギー源です。
CO2削減といわれる昨今、時代に逆行しているかもと感じますが
エネルギー調達法は分散しなければ安定した電力を供給できないため
風力・原子力・石油・石炭と様々な資源を使わなければなりません。
ロシア産石炭…🤮🤮🤮🤮🤮 pic.twitter.com/D0qqLS8s1V
— 投機的なパチャ⚡めざせ配当金生活⚡電気を大切にね!😉 (@DENGENKAIHATSU) February 25, 2022
LNG

天然ガスを液化してLNG(液化天然ガス)として、巨大なタンカーで運ぶ方法があります。
日本は利用する天然ガスのほとんどを輸入に頼っており
2019年度において、日本は600万トン以上ロシアから輸入しています。

これは輸入国の中で10%以下ですが、量に表すと大きな数字ですね。
2021年のロシア産LNGの揚地です。単位:万トン。 pic.twitter.com/KyT0FJfdUU
— 松尾 豪 (@gomatsuo) February 25, 2022

まとめ
今回、改めて日本が食料や資源を周辺の国に頼っていたことがわかりました。
経済制裁により、食料品や資源がストップする可能性も考えられます。
不買運動をしたからといって、ロシアの第一次産業の労働者と上層部との貧富の差は広がるばかりです。
現地にいる人たちの安全や食料の確保を祈るばかりです。