1985年8月12日に起きた日航機墜落事故。
520人もの命が奪われた中、
坂本九さんもその犠牲となりました。
そしてその後注目されたのが、
坂本九さんが事故直前にとった不可解な行動です。
今回はその不可解な行動とは何だったのか調べてみました。
坂本九の晩年の不可解な行動4つとは?
1つ目:飛行機を拒否するような発言

https://www.fnn.jp/articles/-/1125
2019年8月8日に放送された
「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)に、
坂本九さんの妻・柏木由紀子さんと、
2人の娘さんが出演。
日航機墜落事故について振り返るという内容が
放送されました。
その中で次女の舞子さんが、
事故当日に父親・坂本九さんが、
不可解な一言を発していたことを明かしました。
「飛行機に乗りたくないんだよね」

日本航空123便は、
8月12日午後6時12分に羽田空港を離陸。
44分後に群馬県の御巣鷹の尾根に墜落しました。
日航機に乗り込む当日の朝9時頃、
坂本九さんは自宅の庭で体操していて、
舞子さんは近くで遊んでいたといいます。
その時、
坂本九さんは空を見上げたそうです。
不思議に思った舞子さんが、
パパどうしたの?
と、聞くと、
今日は雲の流れが速いから飛行機に乗りたくないんだよね
とつぶやいたそうです。
舞子さんは、
この一言を忘れられないといいます。

いつもは日本航空に乗っていなかった?

坂本九さんは国内で飛行機に乗る時には、
全日空 (ANA)を使うというこだわりを持っていた
というのは有名な話です。
しかしこの時は、
たまたま全日空 (ANA)が満席だった為、
仕方なく日本航空 (JAL)を利用することになったといいます。
坂本九さんは、
事故の1週間前にこの件を知らされていたため、
特に嫌な予感があったのかもしれません。
2つ目:目をつぶって娘を抱きしめた

https://hochi.news/articles/20190807-OHT1T50183.html
こちらも2019年8月8日に放送された
「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)に出演した
坂本九さんの妻・柏木由紀子さんが明かしたエピソードです。
坂本九さんはいつも娘を抱っこして、
冗談を言って楽しませていたといいます。
しかし事故の前日の夜は、
少し様子が違ったそうです。
娘を抱っこしていた坂本九さんは、
次女の舞子さんと抱きしめて
目をつぶっていたといいます。
そんな坂本九さんの様子を見た
妻・柏木由紀子さんは、
いつもと何か違うな
と思ったそうです。
3つ目:普段とは違う表情で家を後にした

https://www.kyusakamoto-music.com/profile.html
2019年8月8日に放送された
「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)で、
坂本九さんの妻・柏木由紀子さんは、
坂本九さんの当日の不可解な行動についても
明かしていました。
事故が起きた1985年8月12日。
坂本九さんは10時30分頃に家を出ました。
この時坂本九さんは何とも言えない表情をしていて、
由紀子さんの印象に強く残ったといいます。
そしてこれが、
由紀子さんが目にした生前最後の坂本九さんの姿となったのです。
4つ目:予定にない歌を歌った

事故が起きた1985年8月12日。
10時30分に家を出た坂本九さんは、
飛行機に乗る前に、
ラジオの公開収録を行っています。
そしてこの時にも、
不可解な行動をしています。
「歌謡スペシャル 秋一番!坂本九」という番組の中で、
坂本九さんは、
・上を向いて歩こう
・見上げてごらん夜の星を
などの名曲を歌いました。
そして当初の予定になかった
「心の瞳」という曲を
番組内で急遽披露したのです。
この曲は、
今までメディアで披露したことはありませんでした。
「心の瞳」とは

Amazonより
「心の瞳」(こころのひとみ)という楽曲は、
作詞・作曲を当時のヒットメーカー、
荒木とよひさ・三木たかしコンビが手掛けたもの。
実は坂本九さんにとって、
特別な思い入れのある曲だったと言われています。
荒木さんと三木さんは、
・坂本九が妻に本当の気持ちを伝えるラブソング
・ステージの最後に歌うような曲
・ヒットにはこだわらない
このような思いで作ったのが、
「心の瞳」だったそうです。
妻・柏木由紀子さんの証言によると、
坂本九さんはこの曲が完成した時、
曲の音源を持ち帰り由紀子さんに、
ぼくたちのことを歌ったような曲だよ
聴いたらきっと、泣いちゃうよ
と話したといいます。
坂本九さんが、
このように新曲を持ち帰ったことは
今までなかったそうです。
坂本九の長女・大島花子さんによると、
この曲は愛の歌であり、
愛のテーマは、
・長年連れ添った夫婦の絆
・家族の絆
だといいます。
「心の瞳」は、
坂本九さんがようやく手にした
等身大のラブソングだったのでしょう。
「心の扉」が家族の支えになった

事故により坂本九さんを失った
妻・柏木由紀子さんと、
娘の花子さん、舞子さんは、
悲しみのどん底の中で、
この曲に救われたといいます。
最期に残した曲が、
このような家族への愛の歌であり、
しかも死の直前に
急遽披露したというところに、
不思議なものを感じますね。



まとめ
今回は、
日航機墜落事故で亡くなった坂本九さんが、
事故の前にとっていた
不可解な行動について調べてみました。
何かを感じ取っていたと思えるような
不思議な行動をされていたことがわかりました。
いずれにしても、
家族への強い愛情を感じられるエピソードですね。