熊本県の秀岳館高校の男子サッカー部でコーチが部員に暴行した問題で、
秀岳館高校では5月4日に保護者への説明会が開かれました。
その際に、サッカー部内の暴行行為の件数報告があり、
問題の生徒謝罪動画は監督指示だったことが明らかになりました。
秀岳館サッカー部の生徒謝罪動画は監督の指示だった!
今回の秀岳館サッカー部問題の経過は次の通りです。
- 問題の動画をアップし20分後に削除される
- すぐに動画が拡散される
この時点で警察の捜査も開始される
- 選手11人がサッカー部公式ツイッターに経緯説明の動画を投稿
- 謝罪動画は再生回数100万回を超えたが削除
- 23、24日のリーグ戦6試合が延期
- 段原監督の「仲間の弁護士と訴えるぞ」音声
- 加害者=生徒だと音声内で主張
- 番組内では生徒の味方と訴える
- 暴力動画を拡散させたとされる部員2人に対して何度も「加害者」として発言
この4番目の生徒の謝罪動画というのが「スッキリ!」に出演した段原監督は
生徒が自主的に謝罪動画をアップした
と話していました。
しかし、その後段原監督の音声が流出・保護者説明会で
生徒がアップした動画への指示は全て監督が行っていたと説明がありました。
問題の秀岳館サッカー部生徒が謝罪した動画

【秀岳館高校サッカー部コーチ暴行事件】
— choose (@0_choose) May 6, 2022
・段原一詞監督のスッキリでの発言の嘘が発覚後、スタッフが何度連絡しても一度も繋がらない
・段原監督「謹慎中だから出れない」
加藤浩次「それってどうなの!?」と再激怒
・外部の人間が調べないと解決出来ない→現在は第三者委員会設置の予定は無し pic.twitter.com/pkk8YAh0EC
こちらは、秀岳館サッカー部の公式アカウントが発信した内容です。
謝罪動画を見てくださいという旨アナウンスされています。
マスクをしていない理由は段原監督の指示によるものです。
その時の発言は
悪いことをしているわけではないからマスクを取った方が良い
と言ったそうです。
【秀岳館高校サッカー部コーチ暴行事件】
— choose (@0_choose) May 6, 2022
段原一詞監督が #スッキリ に出演した経緯を説明 & 加藤浩次激怒
・スッキリスタッフからではなく段原監督から生放送に出演して謝罪したいと希望があった
・加藤は何度も嘘ついたら大変な事になると放送前から忠告していた(生放送中にも確認) pic.twitter.com/oiDlnQVtMH
動画の内容については監督も確認しており、
こういうポイントで撮りなさい
4人ではなくみんなで出た方がいい
悪いことをしているんじゃないからマスクは外して名前も出した方がいい
といった指示があったそうです。
公式アカウントにも生徒の責任にするような文言あり

動画をアップする際にも、Twitterからの流入も
あくまでも生徒が行ったという姿勢を作っているようでずるさも感じます。
秀岳館サッカー部暴力事件の記者会見の内容要約まとめ
サッカー部謝罪動画の経緯説明を要約

5月5日に監督が関与したことを会見をTBSLIVEで配信されました。
学校側が把握している内容が後手後手に回ってしまったこと、
サッカー部が裏で動いていたことを説明されました。
全てネットから情報が来て学校に情報が入るといったことだったようです。
- 警察から暴行行為だということで捜査が入った
- 警察は4名来て
- 警察は生徒3名を呼んだ(該当の生徒の確認は済んでいた)
- 保護者への連絡も警察が行った
- 21日6時7分 生徒の動画が流れ、暴力は日常茶飯事という内容が流れた
- 生徒の釈明動画と暴力の内容と調査が混乱した
- 生徒が名前出し・マスク外しすることに危険性が大きかった
- マスク外しは段原監督の指示「悪いことをしているわけではないから外せ」
- Twitterは生徒が運営しているため把握が難しかった
- 生徒が出した動画を削除した理由は「学校に迷惑がかかるから」という理由にさせた
サッカー部側 - 実は学校側から生徒たちを守るために削除させた
- 学校側は監督の音声存在(それまでは生徒主導だと思っていた為)を知らなかった
- 監督の音声かどうかをコーチ陣4名に確認し、朝のミーティング時での発言であったことを確認
- サッカー連盟に時系列の説明を行った
- 生徒たちがマスク
- ミーティング中に動画を公開したことの世間の反応を生徒たちで確認していた
説明されている教頭先生は嘘偽りなく誠実に回答されていた印象です。
しかし、教頭2名のみ謝罪している一方校長は座っているだけのような印象がありました。
校長先生は90歳を超えているためうまく話せないのでは?という声もありました。
保護者に対して泣きながら土下座した段原監督

総監督である段原監督。
保護者説明会では段原監督が土下座をして謝罪されたそうです。
また会見では「動画を投稿すること」自体が監督、
生徒のどちらから提案されたかも焦点になりましたが、
これについては、段原監督はあくまで
生徒側からの申し出があり、自分も同じ気持ちだったので賛同し一緒に考えた
と説明されました。
そして、あくまでも動画は生徒主導であったことを繰り返しています。
学校アンケートの結果

過去2年間で監督&コーチの暴力が20件以上判明しています。
暴力行為の中身については軽微なものから重要視しなければならないものまであったそうです。
今回の暴力事件以外の案件も多数報告・タレコミがあった

段原監督の暴言でPTSDになり退学に至った部員の親御さんから情報提供がネット上にあがりました。

こちらは、ネットでのタレコミ情報なので真偽のほどはわかりませんが
話の内容がリアルですね。
しかし、読んでいるだけで泣けてきますよね。
遠方で頑張ってる息子の気持ちを思うと、退学出来てよかったなと思いますね。
まとめ
熊本県の秀岳館高校サッカー部。
暴力問題が闇が深く大人に利用されたサッカー部員の動画や
会見の内容でした。
今後、サッカー部員だけでなく他の部員や全国の部活動の生徒も
暴力で支配されない部活動を祈ります。