スポンサーリンク

すずめの戸締まりのお返し申すの全文!草太の呪文を物語の背景から解読!

「すずめの戸締まり」の印象的な「お返し申す」というセリフ。

閉じ師である草太が唱える呪文のようなものです。

何と言っているのか、

どんな意味の言葉の意味なのか、

調べてみたいと思います。

スポンサーリンク
目次

「すずめの戸締まり」のお返し申すの意味は?

草太が後ろ戸に鍵をかける時の呪文

映画「すずめの戸締まり」公式サイト 

閉じ師である草太は、

後ろ戸を閉めて鍵をかける時に、

呪文のようなセリフを言います。

いくつか言葉を発し、

最後に「お返し申す」と言って、

ガチャっと鍵をかけます。

映画「すずめの戸締まり」公式サイト 

その呪文は以下のようになります。

かけまくしもかしこき日不見(ひみず)の神よ。

遠つ(とおつ)御祖(みおや)の産土(うぶすな)よ。

久しく拝領つかまつったこの山河(やまかわ)。

かしこみかしこみ、謹んで、お返し申す!

ちょっと聞きなれない言葉が多く含まれていて、

難しい感じがしますね。

セリフを少しずつ分けて見ていきましょう。

映画「すずめの戸締まり」公式サイト 

かけまくしもかしこき

「口に出すのも畏れ多い(おそれおおい)」という意味です。

祓詞(はらえことば)といって、

神社の神主さんが神事を行う前に唱える言葉です。

日不見(ひみず)の神よ。

「ヒミズの神さま」という意味です。

日不見(ひみず)とは、モグラのような哺乳類。

名前の由来は、「日光が当たるところには出てこない」なんだそうです。

昆虫やミミズのような小動物を食べて生きてきます。

後ろ戸から出てくるミミズを鎮めるために、

このヒミズの神に力を借りようということなのでしょう。

遠つ(とおつ)御祖(みおや)の産土(うぶすな)よ

「遠い先祖の土地の神様よ」という意味です。

御祖(みおや)とは先祖を意味します。

産土(うぶすな)とは生まれた土地のことです。

また、その土地の守護神である氏神(うじがみ)さまのことを指すそうです。

久しく拝領つかまつったこの山河

「長い間、お借りしていた山河を」という意味です。

久しくは、長い間という意味で良いでしょう。

拝領は、目上の人からもらうことを意味します。

お借りしていたということでしょう。

かしこみかしこみ、謹んで、お返し申す!

「謹んでお返しいたします。」という意味です。

漢字にすると「畏み畏み」となり、

「とても畏れ多い」ということになります。

神道では頻繁に使われる言葉なので、

神社などで聞いたことがあるかもしれません。

さらに「謹んで」という言葉もあるため、

土地の神様に対する敬意が込められていることがわかります。

スポンサーリンク

「土地の神様に土地を返す」という意味

映画「すずめの戸締まり」公式サイト 

「お返し申す」で終わる呪文の意味は、

土地の神様に対し、

お借りしていた土地をお返しします

という意味であることがわかりました。

閉じ師である草太は、

この呪文を言いながら後ろ戸に鍵をかけます。

廃墟となり人間が使わなくなった土地を、

きちんと弔いながら、

神様にお返しする。

これが閉じ師の仕事なのですね。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「すずめの戸締まり」の印象的なセリフ

「お返し申す」についてリサーチしました。

内容を理解すると、

より重みのあるセリフに感じますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク
すずめの戸締まりのお返し申すの全文!草太の呪文を物語の背景から解読!

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次