高畑淳子さんはドラマや映画での演技が上手で、
世間からも高く評価されていますよね。
どうして高畑淳子さんの演技は人々の心を打ち、
高い評価を得るのでしょうか?
その理由について考えてみました。

高畑淳子の演技が上手いと評価される理由5つ
1つ目:表情の変化

高畑淳子さんといえば、
表情の変化でうまく演技をする役者さんです。
その役に合わせてたくさんの表情を使い、
楽しい時や悲しい時の顔などふとした時にも、
自然と表情を変化させてリアルに感情を見せてくれます。

どんなに癖のある嫌な役を演じても、
高畑淳子さんが演じれば好きになってしまうから不思議です。
脇役を演じているのに主役を食ってしまうほどの
謎の存在感があるとも言われています。
2つ目:セリフの話し方

高畑さんはセリフの話し方にも特徴があります。
抑揚をつけて話してみたり、
役によっては感情を抑えてボソボソと話すことも。
早口で話すこともあれば、
わざとらしいくらいに大声の時もありますね。
そのすべては役に合わせての話し方であり、
高畑さんにしかできない演技だと思います。

3つ目:役になりきっている

高畑淳子さんが演じている時、
まるでその人が憑依しているような感覚になることがあります。
見ている人が鳥肌が立つと思うくらい、
どんな役柄でも自分のものにして演じていて、
その演技に引きこまれる人も多いのではないでしょうか。
特殊な存在感のある役もいいのですが、
普通のお母さん役の演技もリアルで評価が高いようです。
ナオミとカナコの中国人役は、
「本当にこんな中国人いるよね。」
とその演技力が話題になりました。
4つ目:人生経験が豊富

高畑淳子さんの人生はなかなかの波乱万丈です。
頭の良かった高畑さんは香川県の進学校である、
高松高等学校へ進学しています。
早稲田大学
慶応義塾大学
東京女子大学
津田塾大学
お茶の水女子大学
偏差値の高い有名大学を受けすべて合格をもらっており、
いかに優秀な学生であったかがわかりますね。
しかし高畑さんは上記の大学へは進学をしていません。

私にしかできないこと
を求めて桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻へ進学、
演劇の学校へ通い卒業後に劇団へ入りました。

役者としてはとても実力のある高畑さんですが、
プライベートはなかなか大変だったようで、
過去に2度の離婚を経験しています。
長男の高畑裕太さんは5年半事実婚関係だった、
大谷亮介さんとの子どもになります。
高畑裕太さんは22歳のときに強姦致傷容疑で逮捕され
所属事務所のマネジメント契約も解除されました。
しかし後に不起訴、被害者とは示談成立しています。

最初の夫の間に子どもはおらず、
長女になる高畑こと美さんは、
2人目の夫との子どもということになります。
「離婚したこととか、
引用元:はいから
ひとりでお母さんになったこととか…。
役者っていうのは痛い目に遭えば遭うほど
芝居が上手くなっていくんですよね。
悲しいかな。
でも、そういう経験も含めて、
色んな要素を自分の中に持っておくことが
役者としての財産になる。」
特に長男裕太さんのことでは、
女優人生が危ぶまれるくらいにやつれていました。
このような苦悩の多い人生があったから、
それが演技に生きていると高畑さん自身も語っています。
5つ目:劇団に所属している

演技の勉強を学んだ大学を卒業してから、
青年座に入団をして舞台女優としてデビューを果たしました。
学生時代から演技を学校で学び、
お芝居を舞台でしっかり繰り返してきたことが、
今の演技力に繋がっていると思われます。

劇団出身の役者さんは生の舞台で鍛えられていて、
お芝居が上手で評価が高い方が多いですよね。
- 西田敏行さんは33年にわたり「青年座」の
中心俳優として活躍。
2003年末に退団している。 - 竹中直人さんも一時正式な座員として所属。
- 津嘉山正種さんも長く在籍していた。
- 社内部門だった映画放送部は、
現在は青年座映画放送株式会社と分社化。 - 正規劇団員の他に外部からの移籍者も
積極的に受け入れている。 - 石丸謙二郎さん、窪塚俊介さん、
長谷川稀世さん、藤吉久美子さん、
中村綾さん、渡辺いっけいさん達が在籍。
余談ですが劇団創立当初の付属養成所の建物ですが、
現在はピアニストのフジ子・ヘミングさんの自宅になっているそうです。

高畑淳子さんは1980年代後半から1990年代前半にかけて、
東映特撮作品に多く出演していて、
「仮面ライダーBLACK RX」のマリバロンは
当たり役だと言われました。

1995年からは「3年B組金八先生」シリーズにで、
養護教諭の本田知美役を演じており、
その自然で優しい演技がとても印象的でした。
さらに2003年の唐沢寿明さん主演の「白い巨塔」では、
東教授の妻である東政子役がはまり高い評価を受け、
そこからはバラエティ番組への出演も多くなっていきました。
- 紀伊国屋演劇賞個人賞(1988年)
- 芸術祭賞個人賞(1988年)
- 第9回 読売演劇大賞 選考委員特別賞(2002年)
- 第11回 読売演劇大賞 女優賞 優秀賞(2004年)
- 第29回 菊田一夫演劇賞 演劇賞(2004年)
- 第33回 放送文化基金賞 演技賞(2007年)
- 第17回 橋田賞(2009年)
- 第11回 バッカーズ演劇奨励賞(2011年)
- 第20回 読売演劇大賞 最優秀女優賞(2013年)
- 第38回 菊田一夫演劇賞 大賞(2013年)
- 平成26年秋の叙勲 紫綬褒章(2014年)
このように高畑淳子さんは多くの賞を受賞しており、
業界からの評価もかなり高いことがわかります。
高畑さんの演技は泣けるという声も多いですね。


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まとめ
高畑淳子さんの演技の評価は大変高く、
その理由は表情や話し方、
そして今までの人生経験から来ている
ものではないかと思われます。
これからもたくさんのドラマで、
いろんな役を見せてほしいですね。