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君たちはどう生きるかのヒロイン・ヒミの正体は眞人の母!究極のジブリヒロインか?

「君たちはどう生きるか」のヒロイン・ヒミは眞人の母です。

しかし、

どうして母親だと気付いた?

ラストの言葉の意味は?

などわかりにくい部分が多かったですよね。

今回はネット上の意見を参考にしながら、

ヒロイン・ヒミについてまとめたいと思います。

ネタバレを含みますので、本編ご鑑賞後に本記事をご覧ください。

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目次

「君たちはどう生きるか」ヒロイン・ヒミの正体は?

ヒロイン・ヒミは眞人の母親

本作のヒロインの少女ヒミは、

主人公眞人の母親です。

正しくは少女時代の眞人の母親ですね。

現実世界での母:ヒサコ
異世界での母:ヒミ

このように名前が違いますが、

その理由は明らかにされませんでした。

現実世界と異世界は時間軸が違います。

だから少年の眞人少女時代の母親が会うことができたのです。

2つの世界をつなぐのは「扉」なのですが、

その扉はたくさんあり、

それぞれの時間、場所に繋がっているという設定でした。

眞人はヒミ=母だと気付いていた?

ヒミと別れるラストシーンでは、

眞人はヒミを母親であると認識しています。

しかしどの時点でヒミが母親だと気付いたのか

明確な描写はありませんでした。

・アオサギに「母親が待っている」と言われていた
・ヒミはナツコのことを妹と呼ぶ
・ヒミが焼いたパンは、母が焼いたパンと同じ味がした

おそらくこのような手掛かりをもとに、

ヒミは若き日の母親なんだと認識したのでしょう。

もしくは、

何か母親だと確信できる特別な力を感じたのかもしれません。

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ヒロイン・ヒミが火を操れる理由

ヒミの特徴は火を操ることができること。

わらわらがペリカンに襲われた時、

火を使ってペリカンを撃退していましたね。

この不思議な力を持つ理由は、

2つの考え方があるようです。

①大叔父の血縁者だから

異世界は大叔父が作った世界です。

大叔父は、

自分のあとを継ぐのは血縁者だけと言っており、

この世界では血の繋がりが重要なことがわかります。

ヒミは大叔父の血を引いているため、

大叔父のように「力」が備わったのかもしれません。

②火事が怖くないようにするため

眞人がヒミと別れるラストシーンで、

火事で死んでしまうことを心配する眞人に対し、

火は平気だ!

とヒミは言います。

眞人に対してこのセリフを言わせたかったから、

火を操れるという設定にしたという解釈もあるようです。

ヒロイン・ヒミは少女時代に異世界に来ていた

眞人は異世界に行った時点では、

眞人の母親ヒサコは3年前に死亡したことになっています。

どうしてヒミは存在しているのでしょうか。

ヒミは幻想?

ヒミは母親のクローン?

などと思った方もいるようです。

ヒミの過去について説明しているシーンがありました。

眞人の父親がお手伝いのおばあちゃん達から、

塔にまつわる話を聞く場面です。

おばあちゃんの一人が、

大叔父が塔の中に消えてしまった後、
ヒサコ(ヒミ)も塔に迷いこみ行方不明いなってしまった。
しかし1年後に突然、元気な姿で戻ってきた。
その1年間のことは何も覚えていなかった。

という内容を離していました。

つまり少女時代に行方不明になった時に、

異世界に行き眞人と冒険を繰り広げていたのですね。

またラストでアオサギは、

異世界にいた記憶は現実世界に戻ると忘れる

と説明していました。

このような理由から、

ヒミは世界の記憶は一切なく、

現実世界に帰ってきたヒミは、

ヒサコとして元の生活に戻ったのでしょう。

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ヒロイン・ヒミのラストの意味

異世界を維持していた積み木が崩れたことで、

世界が崩れ始めたラストシーン。

眞人はこの世界から脱出し元の世界に戻るために、

「眞人用の扉」から出ようとします。

ヒミもまた「ヒミ用の扉」から出ようとするのですが、

眞人は、

その扉から出たら病院の火事で死んでしまう

と言って「眞人用の扉」から一緒に出ようと言います。

しかしヒミは

お前を生まなきゃ!
火は平気だ!
素敵じゃないか、眞人を生むなんて

というようなセリフを言い、

自分の扉から自分の世界に戻るのでした。

ヒミの無償の愛を感じた

この「扉」のルールで考えると、

もしヒミが「眞人の扉」から出たら、

自分は病院の火事で死ぬという不運を避けることができたはずです。

しかしそうしたら、

眞人を生んだ事実がなくなるので、

眞人は存在しない(消える)ことになってしまうでしょう。

だからヒミは自分が長生きすることよりも、

眞人の命を優先したのです。

しかも一瞬の迷いもなく。

この母ヒミの無償の愛に圧倒されました。

どうして母ヒミを助けなかったのか?

ファンタジー作品である本作は、

どんな展開にすることもできたでしょう。

異世界シーンでヒミが何らかの行動をして、

ヒサコが眞人を生んだ事実はそのままに、
実は(火事の事故で)死ななかった

と歴史を変えることもできたでしょう。

そのようなハッピーエンドにしなかったのは、

眞人とヒミは親子であり恋人ではない

というところにあるような気がします。

母親は自分を産んでくれて、

自分を形作ってくれる究極の存在です。

しかし人生をずっと一緒に歩む存在ではない
眞人が長い人生を生きていくためには、
友人や恋人の存在を大事にしていくべき

というメッセージがこめられているように思います。

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ヒミはジブリヒロインの究極の形?


https://www.ghibli.jp/works/nausicaa/

これまで様々なヒロインを描いてきた宮崎駿監督。

集大成と言える本作で描いたヒロインは「母親」でした。

宮崎駿監督の自伝的な作品とも言われている本作。

大叔父が作り出した異世界は、

宮崎駿監督が作り出したスタジオジブリ

という解釈が有力です。

そしてその異世界(スタジオジブリ)の中心にいたのがヒミ。

・可愛くて美しい
・凛としている
・賢い
・正義感が強く勇敢
・異世界を案内してくれる
・テキパキと家事ができる
・母性が強い

このような往年のジブリヒロインらしい要素を

凝縮したようなヒロインでした。

そしてヒミが「母親」ということは、

これまでのジブリ作品のヒロインは、

宮崎駿監督の母親がモデルだったのかもしれません。

もっと突き詰めれば、

母親を描くためにスタジオジブリという帝国を作り上げた

とも言えるでしょう。

宮崎駿監督の母親は、

彼が幼い頃から病気がちだったそうです。

だから、

活発に動き回るヒロインが多かったのかもしれませんね。

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まとめ

今回は「君たちはどう生きるか」のヒロイン・ヒミについて、

さまざまな角度からまとめてきました。

おそらく宮崎駿監督の母親がモデルであると思われるヒミ。

究極のジブリヒロインの形と言えるでしょう。

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君たちはどう生きるかのヒロイン・ヒミの正体は眞人の母!究極のジブリヒロインか

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