リトルマーメイドはポリコレ配慮で黒人が抜擢?批判されている理由は?

リトルマーメイドはポリコレ配慮で黒人が抜擢批判されている理由は

「リトルマーメイド」は、

なぜ黒人のハリー・ベイリーが

アリエルに抜擢されたのでしょうか。

また、批判の声が多いのはなぜなのでしょうか。

ネット上にある情報を調べてみました。

目次

「リトルマーメイド」アリエル役に黒人抜擢はなぜ?

ハリー・ベイリーが適役だったから

https://people.com/movies/halle-bailey-reveals-first-little-mermaid-poster/

黒人アリエルが誕生したのは、

ハリー・ベイリーが適役だったから

というシンプルな理由だと言われています。

本作の監督を務めたロブ・マーシャル監督は、

EW誌のインタビューで、

アリエルのキャスティングについて答えています。

監督たちはアリエル役の女優に、

・信じられないほど強い
・情熱的
・美しい
・賢く利口
・熱意と喜びにあふれている

このようなことを求めたといいます。

黒人女優にこだわったわけではなく、

あらゆる候補者の中で、

監督たちが求めるアリエル像に合っていたのが、

黒人のハリーだったということなのでしょう。

監督を魅了したハリーの歌唱力

ハリー・ベイリーは若手女優であると同時に、

優れた歌手でもあります。

あの歌姫ビヨンセに認められて、

ツアーに参加してこともある実力者です。

そんなハリーの声をオーディションで聞いた監督は、

一瞬で彼女の美しい歌声に魅了されたといいます。

ハリーの後に何百人もの候補者に会うも、

彼女を超える女優はいなかったそうです。

ロブ・マーシャル監督は、

・「シカゴ」(2002年)
・「NINE」(2009年)
・「メリー・ポピンズ リターンズ」(2018年)

このようなミュージカル映画を手掛けてきました。

そんなロブ・マーシャルを虜にしたということで、

かなりの実力者と言えるでしょう。

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ビジネス的に白人一択ではなくなってきたから

イラスト

黒人アリエルが誕生した2つ目の理由として、

ビジネス上、白人のキャラクターに限定する必要が

なくなったからという考え方もあります。

アメリカにおける白人の人口割合は、

以下のように減少傾向にあります。

・1989年「リトルマーメイド」が公開された当時:8割程度
・2023年「リトルマーメイド」が公開される現在:6割程度

子供の人口で考えると、

もっと白人の割合は下がるそうです。

1989年の頃には、

白人に映画館に足を運んでもらうように、

白人が共感できるヒロインにする傾向があったのでしょう。

しかし現在は、

映画を観てくれるお客さんの人種は、

・黒人
・ラテン系
・アジア系

など多彩になったことで、

白人のヒロイン一択という時代ではなくなったのでしょう。

EW誌のインタビューの中で、

ロブ・マーシャル監督は

僕たちはこの役に最適な女優を探していただけ。
あらゆる俳優、民族性を見た。

と語っていました。

アリエル役を選ぶにあたり、

「白人にしなければいけない」

という意識はなかったのでしょうね。

マーメイドは黒人の子供に人気だから

アリエルを黒人のハリー・ベイリー演じることが決まり、

第一弾予告編が解禁されると、

その予告編を見て喜ぶ黒人の子供たちの姿が

次々にSNSにアップされました。

黒人の人魚姫だ!

私みたい

と無邪気に喜ぶ姿は、

世界中で話題になりました。

実は「リトルマーメイド」は

黒人の子供から絶大な人気を得ている

キャラクターなんだそうです。

ディズニー以外の会社も

黒人の人魚姫の絵本やグッズなどを販売しています。

このような理由から、

ビジネス上の策略として、

「リトルマーメイド」の主人公を黒人にした

という意見もあります。

映画も普通の商品同様に、

売上を上げることを目的で作られているものです。

黒人の子供に喜んでもらえるアリエルにすることで、

興行収入やグッズの売上を上げようという考え方は

間違いはないでしょう。

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ポリコレを考慮したから

最後の理由として挙げられているのはこちらです。

やはり「ポリコレを考慮したから」

と考える方は多いです。

監督は黒人から選んだわけではない

としていますが、

明らかにポリコレを考慮している

という意見がネット上には多く上がっていました。

ポリコレとは
特定のグループに対して差別的な意味や誤解を含まないように、
政治的、社会的に中立な表現をすることを指します。

これまでディズニー映画に登場してきたプリンセスは

ご存じのようにほとんどが白人です。

この流れ改変し、

多様性のあるプリンセスにするために、
黒人をアリエル役に抜擢したのだろう

と考える方は多いようですね。

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「リトルマーメイド」黒人アリエルはなぜ反対されるのか?

「私の知っているアリエルではない」から

https://eiga.com/news/20230505/6/

2019年にアリエルを黒人女優が演じると発表されて以来、

SNSで激しい批判が起きています。

黒人アリエル反対派意見の多くは、

私の知っているアリエルではない

というものです。

・色白な肌
・情熱的な赤い髪

このアリエルの象徴的な要素が、

・小麦色の肌
・ドレッドヘア

に変わっています。

黒人批判ではないけれど、アリエルは色白のイメージだった…

赤い髪のアリエルが好きだった

アリエルのイメージを大事にしてほしかった

このような反対意見が多く見られます。

黒人がダメなのではなく、

元のアリエルのイメージを大事にしてほしかった

という方がとても多いようです。

ポリコレ作品が増えすぎているから

黒人アリエルに批判が集まった要因は、

最近のポリコレ作品も影響しているようです。

特にディズニーなどアニメ作品における、

ポリコレ配慮が目立っています。

中立な立場から描こうとすることは良い反面、

作品の面白さを半減させてしまうことも多く、

酷評されることも少なくありません。

・「トイストーリー4」:女のおもちゃボー・ビープが突然自由に目覚める
・「ミラベルと魔法だらけの家」:主人公はオタクっぽい女の子
・「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」:メインキャラがゲイ、黒人、アジア人などマイノリティばかり

このようなポリコレ作品が続いている流れを受けて、

「リトルマーメイド」も黒人を使ったポリコレ作品か…

と、うんざりしてしまう方も多いようです。

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「リトルマーメイド」黒人アリエルに賛成の意見も

アリエルに求めるは容姿より声

アリエルを演じる上で大事なことは、

容姿よりも「声」であるという意見もあります。

アリエルは「美しい声を持つ」という設定あるため、

美しい声で歌うことがとても大切です。

ハリー・ベイリーは、

美しいアリエルの声にぴったりの声を持っています。

ただ歌が上手なだけでなく、

・美しい
・繊細
・華やか
・パワフル

このような魅力的な歌声を聞かせてくれます。

その声を聞くと
人種に関係なくアリエルを受け入れられる

アリエルはやはり見た目よりも歌声が大事

このような意見も、

ネット上に目立ちました。

そもそも原作「人魚姫」に忠実ではなかった

「リトルマーメイド」は、

アンデルセン童話の「人魚姫」が原作であることは

みなさんご存じだと思います。

しかし映画「リトルマーメイド」は

多くの点で原作に忠実ではありません。

・原作は北欧の寒い海だが、映画は暖かいカリブ海
・原作は姉が活躍するが、映画では姉ではなく父親が活躍する
・原作はバッドエンドだが、映画はハッピーエンド
・原作には映画のような陽気な動物たちは登場しない

ざっと挙げただけでも、

このような違いがあります。

1980年代に「リトルマーメイド」を作る時、

19世紀に作られた「人魚姫」の内容をそのまま使うのではなく、
改変したほうが良いだろう

と判断したのでしょう。

同じように今回も、

1989年のアニメ版「リトルマーメイド」の内容を

2023年の実写版「リトルマーメイド」向けに改変するのは、

自然なことだと言えるでしょう。

その改元の一つが、

「アリエルを白人から黒人に変える」

ということだったと考えれば、

黒人アリエルを受け入れることができる

という意見の方も多いです。

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まとめ

今回は「リトルマーメイド」のアリエル役に

黒人を起用した理由や、

それに対する批判の理由について

調べてみました。

賛否ある映画であることは間違いないですが、

それだけ期待の大きい映画であることも

よくわかりました。

実際に自分の目で見て評価してみたいですね。

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リトルマーメイドはポリコレ配慮で黒人が抜擢批判されている理由は

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