「マスク」は1990年代を代表するコメディ作品です。
公開から30年近く経った今でも根強い人気がある神映画とされています。
今回は神映画と言われる7つの理由をご紹介したいと思います。
映画「マスク」が神映画と言われる理由7選!
理由1つ目:コメディ俳優ジム・キャリーの怪演

この映画の魅力は何と言っても主演のジム・キャリーです。
チャールズ・ラッセル監督は、無名時代のジム・キャリーのスタンダップコメディを観て、
「マスク」の主役にすることを決めたそうです。
その期待に応えたジム・キャリーは、
キレッキレの体の動きとコミカルな表情で怪演しています。
謎の緑の仮面で暴れまくる怪人マスク。

はじめは不気味さを感じながらも、いつのまにか魅了され、病みつきになってしまう。
ジム・キャリーの魅せ方の上手さなのでしょう。
また、エッジの聞いたセリフやジョークはアドリブが多いそうです。
ジム・キャリーのセンスの良さを堪能できる作品でもあります。

スタンリーのシーンにも注目

どうしても怪人マスクのコメディシーンに目がいってしまいますが、
変身前のスタンリーにも注目です。
思わずクスっとなる笑いが随所に散りばめられているので、
観ていてとても楽しいです。
また、ジム・キャリーの魅力はコメディ演技だけではありません。
怪人マスクとのキャラの違いに葛藤するスタンリーを
丁寧に演じるなど、シリアスな演技も得意。
ジム・キャリーの演技の幅の広さを観れるところが
この映画の大きな見どころと言えるでしょう。
理由2つ目:新人女優キャメロン・ディアスの美しさ

さらに「マスク」が神映画と言われる理由は、
まだ新人女優だったキャメロン・ディアスの美しさを堪能できるからでしょう。
21歳で本作のオーディションに合格し、
見事ヒロイン役に抜擢されたキャメロン・ディアス。
とにかく信じられないほど可愛くて美しい。
そして圧倒的なオーラを放っています。
ダンスや演技も魅力的

さらに、ただ美しいだけでなく、
ジム・キャリーとの息の合った圧巻のダンスシーンや
ギャングを誘惑する悪女ぶりも披露しています。
この映画でブレイクしたキャメロン・ディアスは
ハリウッドを代表する大女優となります。
そんな彼女の実力を再確認できる映画と言えるでしょう。
実は演技力は期待されていなかった

しかし、当時のキャメロン・ディアスは
演技力は期待されていなかったそうです。
16歳からモデルとして活動していたキャメロン・ディアス。
モデル経験はあっても、演技経験はゼロ。

ヒロイン役に求められていたのはブロンド美女という要素だけだったといいます。
演技力はあまり求められていなかったのです。
しかし、実際にはブロンド美女というだけでなく、
ジム・キャリーにひけをとらない存在感を放っていました。
理由3つ目:愛犬マイロが賢さと愛らしさ

「マスク」の見どころの1つは、愛犬マイロの活躍です。
スタンリーの愛犬であり相棒であるマイロ。
持ち前の賢さとパワーでスタンリーの窮地を何度も救います。
その健気さがたまりません。
スタンリーが困っている時に必ずそばにいるマイロ。
僕に任せて、スタンリー!
そんなマイロの声が聞こえてきそうです。

天然さも見せるマイロ

さらに、ちょっと天然なところもマイロの魅力。
スタンリーから看守から鍵を奪うように命じられるも、
鍵ではなく、誘惑に負けてチーズを口にしてしまう。
そんな可愛いシーンもたくさんあり、
マイロに癒されること間違いなしです。
このマイロの賢さを可愛らしさが、
神映画と呼ばれる理由の1つでしょう。
知的で活発な犬種

マイロを演じる俳優犬は、ジャック・ラッセル・テリアという犬種です。
この犬種は頭の良さと活発さが特徴なんだそうです。
その性格が、マイロのキャラクターに活かされてているのですね。
理由4つ目:時代を超えて愛される最高のエンターテイメント性

「マスク」が神映画と言われる理由は、
色褪せない最高のエンターテイメントだからでしょう。
ジム・キャリーとキャメロン・ディアスのダンスシーンは
公開から30年近く経った今観ても圧巻です。
ピッタリ息の合った軽快なステップ。
しだいに大胆なアクションになり、
最後はキャメロン・ディアスを空中に投げてからの見事なキャッチ。
観ているお客さんの盛り上がりぶりも最高に楽しい。
これぞエンターテイメントというシーンです。

おふざけシーンも一流

警官に追い詰められた怪人マスクが突然マラカスを持って踊りだすシーンも必見です。
銃をかまえた警官たちがいつもまにか怪人マスクと踊りまくるという
あり得ない展開。
この時の警官たちのキレがすごいです。
おふざけシーンのようでありながら、
一流のミュージカルシーンに仕上がっているところはさすがです。
理由5つ目:振りきったバカバカしさ

「マスク」が神映画として愛され続けている理由は、
振りきったバカバカしい面白さにあります。
だから何度でも観たくなるのでしょう。
もともとアメコミが原作ということで、
目玉や心臓が飛び出したり、落下してぺちゃんこになります。

マンガ的なハチャメチャシーンの連続。
さらに、絶体絶命のピンチに直面しても
愉快に踊ろう
と踊って、茶化して、逃げてしまう。
そんなツッコミどころ満載のバカバカしい展開を観ていると、
悩みなんてどうでもよくなってしまいます。
理由6つ目:吹き替え版・山寺宏一の素晴らしさ

スタンリーの吹き替えを担当しているのは
声優の山寺宏一さんです。
ジム・キャリーの声も魅力的ではありますが、
吹き替え版のほうがなじみがある方は多いでしょう。
ジム・キャリーの吹き替えは、ほとんど山寺宏一さんが担当されているのですが、
特にこの作品の演技は素晴らしいです。
山寺宏一さんの神映画でもありますね。
ジム・キャリーのやりすぎなくらいのハイテンションぶりを、
そのまま演じているところが最高です。
山寺宏一ならではのセリフが楽しい

吹き替え版では字幕版にはない楽しいセリフが満載です。
絶好調!
など、山寺宏一さんならではのセリフは
一度聴いたら忘れられないでしょう。
ジム・キャリー×山寺宏一の最高のコラボを観れるところも、
神映画と言われる理由の1つです。
理由7つ目:色褪せないCGシーン

「マスク」が公開されたのは1994年です。
1993年公開の「ジュラシックパーク」のCG技術により、
映像革命が起こった頃です。
そんな初期のCG技術にもかかわらず、
今でも色褪せないシーンばかり。
それは、アニメの世界観と実写を上手く融合されているからでしょう。
・目玉や心臓が飛び出る
・体に穴があく
・体がペシャンコになる
・タバコの煙がハートになる
このようなシーンはまさにカートゥーン・アニメ。
トムとジェリーの世界です。
だから、ちょっと粗いCGシーンでも
古臭さはありません。
30年近く経った今見ても、
新鮮に楽しめてしまいます。
これも、「マスク」が神映画として
時代を超えて愛されている理由と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
映画「マスク」は色褪せない神映画です。
その理由は、キャストの素晴らしさであり、
最高のエンターテイメントだからです。
振り切ったバカバカしさや、
吹き替え版の素晴らしさも魅力と言えます。
この先も多くの方を楽しませてくれるでしょう。