『やまとなでしこ』など代表作が多い堤真一さん。
どんな経歴や学歴なのか知りたいですよね。
ドラマ、映画で大活躍のベテラン俳優ですが、
長い下積み時代もありました。
学生時代からデビュー、現在まで調べました。
堤真一の経歴・プロフィール

本名:堤真一
生年月日:1964年7月7日
年齢:58歳(2022年9月現在)
出身地:東京都
身長:178cm
趣味:写真 キャンプ
特技:古武道
家族:妻、長女、次女
事務所:シス・カンパニー
兵庫県西宮市で生まれた

堤真一さんは兵庫県西宮市で生まれました。
家族構成は、ご両親とお姉さんの4人家族でした。
お父様は寡黙な方で、
お母様はおしゃべり好きだったそうです。
人見知りをする静かな子供だったという堤真一さん。
友達と遊ぶよりも一人で遊ぶタイプだったそうです。
小学生から野球をはじめる

そんな堤真一さんは、
小学校の時に少年野球チームに入ります。
野球を始めたことがきっかけで、
元気で積極的な性格になったそうです。
野球だけでなく足も早かった堤真一さん。
小学校連合体育大会のリレーでは、
いつもアンカーだったといいます。
中学校は西宮市立浜甲子園中学校

小学校を卒業後は、
西宮市立浜甲子園中学校に進学します。
甲子園球場から1km圏内にある中学校です。
堤真一さんは子供の頃から阪神タイガースの大ファンだったそうです。
そんな堤真一さんは、
小学校に引き続き中学校でも野球を続けます。
野球部に所属して部活動に励みました。
堤真一さんは後のインタビューで、
「中学校時代の野球部の先生はめちゃめちゃ厳しかった」
と話していました。
高校は西宮市立西宮東高等学校

中学校を卒業した堤真一さんは、
西宮市立西宮東高等学校に入学します。
偏差値62~68ということで、
県内では有名な進学校として知られています。
女優の常盤貴子さんも、
高校2年生まで同校に通っていました。
堤真一さんは高校でも野球部に入部します。
ところが、練習がつまらなくなったため、
退部してしまいます。
夏休みに辞めると練習がきつくて逃げたと思われるということで、
9月になってから辞めたそうです。
不登校の時期があった

野球を辞めても特にやりたい事が見つからなかった堤真一さん。
ほとんど学校に行かなくなったそうです。
やりたいことがなく、
引きこもりがちの生活を送っていたといいます。
授業を受けていないため、
当然全科目赤点となってしまいます。
冬休みには、
赤点補充のために全科目のレポートを提出することになります。
睡眠時間2時間という日々が続き、
レポートを仕上げたといいます。
その時、補充レポートをやり遂げたことが自信になったそうです。
それ以降は卒業まで休まず登校するようになりました。
高校卒業後JACに所属し芸能活動をスタートさせる
アクション俳優を目指すもリハビリばかり

高校を卒業後、特にやりたいことがなかったという堤真一さん。
体を動かすことは好きだったため、
アクション俳優の仕事をやってみよう
と思ったそうです。
JAC(ジャパンアクションクラブ)のオーディションを受けます。
友人の誘いがあったことも、
堤真一さんを後押ししたそうです。
JACとは千葉真一さんが主宰する、
アクション俳優やスタントマンを育成するための養成所です。

オーディションに受かった堤真一さんは、
19歳の時に上京します。
しかしアクションの稽古を始めるも、
怪我が多くリハビリばかりだったそうです。
このお若いころの写真、どことなく俳優の松坂桃李さんに似ていますね。
坂東玉三郎の舞台がきっかけで俳優を目指す

JCAに所属していた堤真一さんは、
俳優の真田広之さんの付き人を努めていました。
俳優になりたいという気持はあまりなかったといいます。
しかしそんな堤真一さんに転機が訪れます。
坂東玉三郎さんの舞台に、
真田広之さんの代役として参加する機会を得たのです。
その世界観に圧倒された堤真一さんは、
「一生舞台に関わっていこう」
と決心したといいます。
その後、21歳の時に舞台『天守物語』(1985年)へ出演。
この舞台以降、本格的に役者を目指すことになります。
堤真一さんは当時を振り返り、

挫折ばかりの経験からも、
何か新しいものが見えてくるもんなんだな
と話していました。
30代でトレンディドラマに出演しはじめる

舞台俳優としてキャリアを積む堤真一さん。
30歳を過ぎた頃から、連ドラに出演するようになります。
実は堤真一さんは、
トレンディドラマにあまり興味がなかったそうです。
しかし事務所の社長から、
年齢的にギリギリやで
と言われたといいます。
年齢的にこのタイミングを逃したら、
ドラマの仕事は難しいと悟った堤真一さん。
それまで避けてきたトレンディドラマの世界に飛び込んだのです。
・『ピュア』(1996年)
・『ザ・ドクター』(1999年)
・『ナニワ金融道5』(2000年)
堤真一さんは、このようなドラマに出演。
いずれも注目されました。

『やまとなでしこ』で松嶋菜々子と共演

そして、2000年に『やまとなでしこ』で一気にブレイクします。
玉の輿結婚を夢見る客室乗務員・桜子と、
彼女に振り回される魚屋・中原欧介。
二人が本当の愛を見つけるまでを描くロマンティック・コメディです。
ヒロイン桜子を演じるのは、
当時人気絶頂だった松嶋菜々子さん。
堤真一さんはお相手役の中原欧介を演じました。
超有名女優の松嶋菜々子さんに対し、
緊張して足が震えて大変だったといいます。
当時、ヒット作にめぐまれていなかった「月9枠」でしたが、
このドラマが久しぶりに大ヒット。
平均視聴率26.4%、最高視聴率34.2%という快挙を成し遂げました。
MISIAさんが歌う主題歌「Everything」は
200万枚のミリオンセラーを記録しました。
このドラマの大ヒットにより、
堤真一さんは一気に人気俳優となったのです。
堤真一の現在は?
16歳年下の美人の妻と娘と暮らしている

堤真一さんは2013年3月3日に、
16歳年下の一般女性を結婚しました。
堤真一さんが48歳、奥様は32歳の時になります。
劇場スタッフだったいう奥様。

稽古前に準備運動をしていた堤真一さんは、
そこに通りかかった奥様と初めて言葉を交わしたそうです。
奥様の写真は公表されていないのですが、
深津絵里さん似の美人と言われています。
女優の鶴見ルイさんではないかと言われたこともありましたが、
その情報はデマだったようです。
二人の娘を溺愛している

堤真一さんと奥様の間には
・2013年10月に長女
・2017年の春頃に次女
が誕生しています。
結婚した時には、すでに妊娠していたことになりますね。
独身時代の堤真一さんは、
オフの時間も仕事のことばかり考えていたそうです。
しかし結婚してからは、
家では芝居のことは考えなくなったんだそう。
とてもプライベートが充実していることがわかりますね。
『しゃべくり007』に出演した時には、
「僕からすれば孫みたいなものだから、めっちゃかわいい」
と話していました。
娘たちのために長生きしようと、
健康にも気を遣うようになったといいます。
『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の怪演が高評価

そんな堤真一さん。
本業の俳優業も絶好調です。
2021年公開の『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』では怪演が話題になりました。
岡田准一さん主演、南勝久さんの人気マンガを実写化した映画です。
堤真一さんは残虐性を持つ不気味な悪役を演じています。
そのインパクトは他のキャストを上回るものでした。
堤真一さんはこの作品で、
第45回日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を受賞しています。


まとめ
いかがでしたか?
ベテラン俳優として活躍する堤真一さんですが、
引きこもりの学生時代、
下積み時代などがありました。
さまざまな経験が今の成功に繋がったのでしょう。
これからもどんな演技を見せてくれるのか楽しみです。